髪の老化を防ぐ!ハリコシを保つための頭皮エイジングケア

ふと鏡を見た時、分け目の地肌が以前より目立つようになったり、ポニーテールにした時の毛束が細くなったと感じたりすることはありませんか?「年齢のせいだから仕方がない」と諦めてしまうのは、まだ早すぎます。

髪のハリやコシが失われ、うねりやパサつきが出てくる現象、これらはすべて「髪の老化」のサインですが、その原因の多くは、実は髪そのものではなく、土台である「頭皮の老化」にあります。顔の肌と同じように、頭皮も加齢とともにコラーゲンが減少し、弾力を失い、血流が悪くなっていきます。

私自身、長年ヘアケアのアドバイスを行う中で、高級なシャンプーを使っているのに結果が出ないと嘆く方を数多く見てきました。その原因のほとんどは、頭皮へのアプローチ不足です。

この記事では、表面的なケアだけでは解決できない「髪の老化」の根本原因に迫り、加齢による軟毛化のメカニズムから、コラーゲンを守る栄養摂取、そして明日から実践できる具体的な頭皮マッサージまで、10年後も若々しい髪を保つためのエイジングケア戦略を徹底的に解説します。

1. 加齢による髪の軟毛化と薄毛の関係性

「昔は髪が太くて硬いのが悩みだったのに、最近は猫っ毛になってペタンとしてしまう」。これは、30代後半から40代にかけての女性から最も多く寄せられる相談の一つです。この現象を専門用語で「軟毛化(なんもうか)」と呼びます。

髪の毛一本一本が細くなり、ハリやコシ(弾力)が失われることで、本数は変わっていなくても全体のボリュームが減って見え、地肌が透けて見えるようになります。これが、いわゆる「加齢による薄毛」の正体です。

では、なぜ髪は軟毛化してしまうのでしょうか。最大の原因は、ヘアサイクル(毛周期)の乱れにあります。

通常、髪は「成長期(2〜6年)」→「退行期(2週間)」→「休止期(3〜4ヶ月)」というサイクルを繰り返しています。健康な髪は、成長期の間に太く長く育ちます。しかし、加齢や頭皮環境の悪化によってこのサイクルが乱れると、成長期が極端に短くなってしまいます。

成長期が短縮されると、髪は十分に太く育つ前に成長が止まり、抜けてしまいます。その結果、産毛のような細く短い髪(軟毛)ばかりが増え、全体としてのボリュームダウンを引き起こすのです。

この軟毛化と薄毛の関係、そして進行レベルについて、以下の表にまとめました。

進行レベル 自覚症状 髪の状態(ミクロ視点) 対策の緊急度
レベル1(初期) スタイリングが決まりにくい、雨の日にうねる。 毛髪内部のタンパク質密度が低下し、空洞化(ダメージホール)が始まりかけている。 要注意。ケアを見直せば改善しやすい。
レベル2(中期) 分け目が目立つ、ゴムで結んだ毛束が細くなった。 ヘアサイクルが短縮し、成長しきらない細い髪が混在している。 警告。頭皮ケアを本格的に開始すべき段階。
レベル3(後期) 地肌が透けて見える、頭頂部が平坦になる。 毛包(毛根を包む組織)が萎縮し、太い髪を作れなくなっている。 危険。専門的な治療も視野に入れる必要あり。

私がカウンセリングをしていて痛感するのは、多くの方がレベル2や3になってから慌てて育毛剤を使い始めるということです。しかし、軟毛化のサインは、実はもっと早い段階、「髪のツヤが減った」「手触りが変わった」という時点で始まっています。

この変化に早期に気づき、頭皮という土壌を改良することこそが、髪の老化を食い止める唯一の方法なのです。

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2.頭皮のコラーゲンと弾力を維持する栄養素

頭皮も顔の皮膚と一枚でつながっています。顔の肌にハリが必要なように、頭皮にも「厚み」と「弾力」が必要です。頭皮が薄く硬くなると、毛細血管が圧迫されて血流が悪くなり、髪に必要な栄養が届かなくなります。

この頭皮の弾力を支えているのが、真皮層にあるコラーゲンエラスチン、そしてヒアルロン酸です。

しかし、これらは加齢や紫外線ダメージによって年々減少していきます。頭皮がたるむと、毛穴が楕円形に広がり、そこから生えてくる髪もうねりやすくなる、という悪循環に陥ります。

外からのケア(育毛剤など)も大切ですが、それ以上に重要なのが「内側からの栄養補給」です。頭皮のコラーゲン生成を促し、弾力を維持するために、私が積極的に摂取をおすすめしている栄養素をご紹介します。

  • タンパク質(アミノ酸)
    髪も頭皮も、主成分はタンパク質(ケラチンなど)です。材料が不足していては、丈夫な組織は作れません。肉、魚、卵、大豆製品をバランスよく摂ることが基本です。
  • ビタミンC
    コラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。また、強力な抗酸化作用を持ち、頭皮の老化原因となる活性酸素を除去します。ストレスを感じると大量に消費されるため、こまめな補給が必要です。
  • 鉄分
    コラーゲンの合成には鉄分も必要です。また、鉄分不足は貧血を招き、頭皮への酸素供給を阻害します。特に女性は不足しがちなので注意が必要です。
  • ケイ素(シリカ)
    近年注目されているミネラルで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を結びつける「接着剤」のような役割を果たします。頭皮の強度や弾力を保つのに役立ちます。

これらの栄養素を効率よく摂取するための食材リストを作成しました。日々の食事選びの参考にしてください。

栄養素 頭皮への効果 おすすめの食材 摂取のコツ
タンパク質 頭皮と髪の材料となる。 鶏むね肉、サバ、納豆、ゆで卵 動物性と植物性を1:1で摂ると吸収が良い。
ビタミンC コラーゲン生成促進、抗酸化。 パプリカ、ブロッコリー、キウイ、レモン 水溶性で排出されやすいため、数回に分けて摂る。
鉄分 血流改善、コラーゲン合成補助。 レバー、赤身肉、カツオ、ひじき ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップする。
亜鉛 細胞分裂(新陳代謝)を促進。 牡蠣、牛肉、アーモンド、ごま クエン酸やビタミンCと共に摂取する。

サプリメントで補うのも一つの手ですが、基本は食事です。「噛む」こと自体が頭部の血流を良くする効果もありますので、歯ごたえのある食材を選ぶのも隠れたポイントです。

3. 白髪と薄毛予防を同時に行うケア方法

エイジングケアを考える際、「白髪」と「薄毛」はセットで悩まれることが多いテーマです。「白髪染めを頻繁にすると薄毛になるのではないか」「薄毛ケアをすると白髪が増えるのではないか」といった不安の声もよく耳にします。

実は、白髪と薄毛には共通の原因が多く存在します。それは「血行不良」と「活性酸素による酸化ストレス」です。

髪の色を作るメラノサイト(色素細胞)も、髪を生み出す毛母細胞も、どちらも血液から運ばれてくる栄養をエネルギー源として活動しています。また、紫外線やストレスによって発生する活性酸素は、これらの細胞を攻撃し、機能を低下させます。

つまり、「血流を良くし、抗酸化ケアを行う」ことは、白髪と薄毛の両方を同時に予防する最強の手段となるのです。

【具体的な同時ケアのアプローチ】

  1. 抗酸化成分配合の頭皮用美容液を使う

    フラーレン、アスタキサンチン、ビタミンC誘導体など、高い抗酸化力を持つ成分が配合されたスカルプエッセンスを選びましょう。これは白髪の原因となるメラノサイトの老化を防ぎつつ、毛母細胞の活力を守ります。

  2. 頭皮の「糖化」を防ぐ

    酸化だけでなく、「糖化(余分な糖がタンパク質と結びつく現象)」も頭皮を老化させます。頭皮が硬く黄色っぽくなっている場合は糖化のサインです。抗糖化成分(ウメ果実エキス、セイヨウオオバコ種子エキスなど)配合のケア用品も有効です。

  3. 白髪染めの頻度と種類を見直す

    一般的な白髪染め(アルカリカラー)に含まれる過酸化水素は、頭皮に活性酸素を発生させ、老化を加速させる要因になり得ます。「頭皮につけない塗布技術(ゼロテク)」を行ってくれるサロンを選んだり、頭皮への負担が少ないヘアマニキュアやヘナなどを併用して、アルカリカラーの頻度を減らす工夫も、長期的な薄毛予防につながります。

白髪を見つけるとつい抜いてしまいたくなりますが、これは絶対にNGです。毛根を傷つけ、そこから新しい髪が生えてこなくなる(薄毛になる)リスクがあります。見つけたら根元から切るか、リタッチで対応しましょう。

4. 紫外線や酸化による頭皮の老化を防ぐ

顔の紫外線対策は万全でも、頭皮のUVケアは無防備…という方は意外と多いのではないでしょうか。しかし、頭皮は体の中で最も太陽に近い場所にあり、顔の約2倍以上の紫外線量を浴びていると言われています。

紫外線(特にUV-A波)は、頭皮の奥にある真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊します。これを「光老化(ひかりろうか)」と呼びます。光老化が進んだ頭皮は、乾燥し、弾力を失い、硬くなります。これが前述の「軟毛化」や「抜け毛」の直接的なトリガーとなるのです。

さらに、紫外線は髪の毛そのもののタンパク質も変性させ、キューティクルを剥がれやすくします。夏が終わる頃に抜け毛が増えたり、髪がパサパサになったりするのは、この夏の間の紫外線ダメージの蓄積が原因であることが多いのです。

頭皮の老化を防ぐための、具体的な紫外線対策をレベル別に紹介します。

対策レベル 具体的なアクション ポイント・注意点
レベル1(日常) 分け目を定期的に変える。 同じ場所ばかり紫外線を浴びると、そこだけ薄くなる危険性がある。1cmずらすだけでも効果的。
レベル2(外出時) 帽子や日傘を使用する。 UVカット加工されたものを選ぶ。帽子は蒸れないように通気性の良いものを。
レベル3(積極的ケア) 髪・頭皮用のUVスプレーを使う。 顔用ではなく、専用のスプレーを選ぶとベタつきにくい。外出の20分前に塗布するのが理想。
レベル4(アフターケア) 抗酸化成分入りのローションで保湿。 紫外線を浴びた日は、その日のうちに保湿と鎮静を行うことが老化防止の鍵。

「曇りの日だから大丈夫」という油断は禁物です。紫外線は雲を通過します。3月から9月にかけての紫外線が強い時期はもちろん、年間を通して頭皮を守る意識を持つことが、10年後の髪のボリュームを守ります。

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5. 薄毛予防に繋がる頭皮の保湿とバリア機能強化

「頭皮がベタつくから保湿はしたくない」と考えていませんか? 実は、そのベタつきこそが「隠れ乾燥(インナードライ)」のサインかもしれません。

頭皮は乾燥すると、バリア機能を守ろうとして過剰に皮脂を分泌します。この過剰な皮脂が酸化して「過酸化脂質」になると、毛穴を詰まらせるだけでなく、頭皮に炎症を引き起こし、脱毛の原因となります。

つまり、適切な保湿こそが、過剰な皮脂を抑え、薄毛を予防する鍵なのです。

加齢とともに頭皮の水分保持能力(セラミドなど)は低下します。乾燥した頭皮はバリア機能が弱まり、少しの刺激(カラー剤、紫外線、摩擦など)でも炎症を起こしやすくなります。この微弱炎症(マイクロインフラメーション)が続くと、毛根周辺の組織が破壊され、抜け毛が増えてしまうのです。

◆正しい頭皮保湿のステップ◆

顔には化粧水を塗るのに、頭皮には何も塗らないのは非常にもったいないことです。洗髪後の清潔な頭皮に、以下の手順で保湿を行いましょう。

  1. タオルドライをしっかり行う
    余分な水分が残っていると、保湿剤が浸透しにくく、垂れてきてしまいます。優しく押さえるように水分を拭き取ります。
  2. 頭皮用ローション(エッセンス)を塗布
    育毛剤を使う前の段階で、頭皮専用の保湿ローションを使用します。成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウムなど)が配合されたものがおすすめです。アルコール分が多いものは、乾燥肌の方には刺激になる場合があるので注意してください。
  3. 指の腹でなじませる
    スプレーやノズルで塗布した後、指の腹で優しくトントンと叩き込むようにして、頭皮全体になじませます。擦る必要はありません。
  4. すぐにドライヤーで乾かす
    保湿したからといって自然乾燥はNGです。湿った状態が長く続くと雑菌が繁殖しやすくなります。

「フケが出る」「かゆみがある」といった症状は、バリア機能崩壊の危険信号です。シャンプーの洗浄力が強すぎる可能性もあるため、アミノ酸系などのマイルドな洗浄剤に変えつつ、徹底した保湿ケアを行うことで、頭皮環境は劇的に改善します。

6. ドライヤーやカラーリングによるダメージ対策

日常のケアやおしゃれのための行為が、皮肉にも髪と頭皮の老化を早めている場合があります。特に影響が大きいのが「ドライヤーの熱」と「カラーリング剤の化学的刺激」です。

①ドライヤーの「熱老化」を防ぐ

髪はタンパク質でできているため、熱に非常に弱いです。高温の風を至近距離で当て続けると、髪が「タンパク変性」を起こして硬くなるだけでなく、頭皮も乾燥し、火傷に近いダメージを受けます。これを繰り返すと、頭皮が硬くなり、健康な髪が生えにくくなります。

  • 温度設定を見直す: 最近のドライヤーには「スカルプモード(約60℃)」などの低温設定があります。頭皮を乾かす際はこのモードを積極的に活用しましょう。
  • 距離を保つ: 温風を使う場合は、頭皮から20cm以上離し、一箇所に集中させないように常にドライヤーを振りながら乾かします。
  • 冷風で仕上げる: 8割方乾いたら冷風に切り替えます。これによりキューティクルが引き締まりツヤが出るだけでなく、頭皮の余熱を取り除き、乾燥を防ぐ効果があります。

②カラーリング剤の刺激も要注意

含まれる薬剤(ジアミン染料やアルカリ剤)は、頭皮にとって大きな負担です長年繰り返すことで蓄積したダメージが、ある日突然のアレルギー反応やかぶれ、そして薄毛として現れることがあります。

ダメージ要因 頭皮への影響 おすすめの対策
アルカリ剤 頭皮を乾燥させ、バリア機能を低下させる。 施術後に「炭酸スパ」や「アルカリ除去処理」を行い、頭皮を弱酸性に戻す。
過酸化水素 活性酸素を発生させ、白髪や薄毛を促進する。 カタラーゼなどの酵素配合シャンプーで残留成分を除去する。
塗布方法 薬剤が直接触れることで炎症リスクが高まる。 根元数ミリを空けて塗る「ゼロテク」や、保護オイルを事前に塗布してもらう。

「染めない」という選択が難しい場合は、これらの対策を取り入れている美容室を選んだり、次回までの間隔を少しでも延ばすためにリタッチ(根元染め)を活用したりするなど、頭皮への負担を最小限に抑える工夫が必要です。

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7. 頭皮の血行を促進する温冷マッサージ

栄養豊富な食事を摂り、どんなに良い育毛剤を使っても、それを運ぶ「血液」が巡っていなければ効果は半減します。頭皮は筋肉が少なく自力で動けないため、意識的に血流を促す必要があります。そこでおすすめなのが、血行促進効果が高い「温冷マッサージ」です。

これは、温めることと冷やすことを交互に行い、血管の拡張と収縮を繰り返すことで、ポンプのように血流を強力に押し出す手法です。自律神経を整える効果も期待できます。

自宅でできる温冷マッサージの手順

入浴中の時間を活用して、以下のステップで行ってみてください。

ステップ1:温める(湯船でリラックス)
まずは38〜40℃の湯船に浸かり、全身を温めます。この時、ホットタオルを首の後ろや頭に乗せると、頭皮の毛穴が開き、血管が拡張します。

ステップ2:マッサージ(シャンプー中またはトリートメント中)
体が温まった状態で、指の腹を使って頭皮をマッサージします。ポイントは「擦る」のではなく「頭皮を動かす」ことです。

・側頭部(耳の上): 目の疲れや食いしばりで硬くなりやすい場所です。掌の付け根を当て、円を描くようにゆっくり引き上げます。
・頭頂部: 重力で下に引っ張られ、突っ張りやすい場所です。両手を組み、頭皮を挟むようにして頭頂部へ向かって寄せ上げます。
・後頭部(首の付け根): 血流の入り口です。親指でツボ(風池・天柱)を刺激しながら、首筋をほぐします。

ステップ3:冷やす(仕上げの冷水シャワー)
お風呂から上がる直前に、足元や手先に少し冷たいシャワー(20〜25℃程度)をかけます。慣れてきたら、頭皮にサッと数秒間、ぬるま湯より少し冷たい水をかけます。これにより、開いた血管がキュッと収縮し、入浴後の保温効果も高まります。

この「温める→ほぐす→冷やす」というサイクルを取り入れるだけで、翌朝の顔色が良くなったり、頭がスッキリしたりするのを実感できるはずです。血流が改善されると、毛根への栄養供給がスムーズになり、太く丈夫な髪が育つ土台が整います。

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8. 薄毛予防を意識したアンチエイジングの食事

第2章で「材料」となる栄養素について触れましたが、ここではさらに踏み込んで、「老化そのものに対抗する」ための食事戦略をお伝えします。キーワードは「抗酸化(こうさんか)」「抗糖化(こうとうか)」です。

私たちの体は、呼吸をするだけで酸化(サビつき)し、糖質を摂るだけで糖化(焦げつき)します。これらが進行すると、頭皮の細胞が劣化し、薄毛リスクが急上昇します。日々の食事でこれらを食い止めることが、最強のエイジングケアです。

積極的に摂りたい「抗酸化食材」

色の濃い野菜やフルーツには、強力な抗酸化作用を持つ「ファイトケミカル」が豊富に含まれています。

  • アスタキサンチン: 鮭、エビ、カニなどの赤い色素。ビタミンEの約1000倍の抗酸化力を持ち、紫外線ダメージから頭皮を守ります。
  • リコピン: トマト、スイカ。油と一緒に摂ると吸収率が上がります。
  • ポリフェノール: ブルーベリー、黒豆、ダークチョコレート(カカオ高配合)。血流改善効果も期待できます。
  • ビタミンE: アーモンド、アボカド、オリーブオイル。「若返りのビタミン」と呼ばれ、血行促進と細胞の酸化防止に役立ちます。

避けるべき「糖化リスク」の高い食事

いくら良いものを食べても、体を老化させる食べ物を大量に摂っていては意味がありません。以下の習慣は、頭皮の糖化を招き、黄ぐすみや硬化の原因となります。

  • 清涼飲料水や甘いお菓子の過剰摂取: 血糖値を急上昇させる食品は、糖化の元凶です。
  • 揚げ物の食べ過ぎ: 揚げ物は調理過程ですでに酸化・糖化が進んでいる場合があります。頻度を減らすか、酸化しにくい油(オリーブオイルやココナッツオイル)で調理されたものを選びましょう。
  • 夜遅い時間の炭水化物: 寝ている間は代謝が落ちるため、余った糖質がタンパク質と結びつきやすくなります。
食事のポイント アンチエイジング効果 実践例
ベジファースト 血糖値の急上昇を抑え、糖化を防ぐ。 食事の最初に食物繊維(野菜、海藻)を食べる。
色の濃い食材を選ぶ 高い抗酸化力で頭皮のサビつきを防ぐ。 白米より玄米、緑黄色野菜を毎食取り入れる。
温かいものを摂る 内臓を温め、全身の血流と代謝を上げる。 冷たい水ではなく白湯、スープや味噌汁を飲む。

9. 40代から特に注力すべき薄毛予防

40代に入ると、女性の体には大きな変化が訪れます。卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少していくのです。エストロゲンには「髪の成長期を持続させる」「コラーゲンの生成を助ける」という働きがあるため、この減少は髪のハリコシ低下や薄毛にダイレクトに影響します。

この時期からは、これまでのケアに加えて、ホルモンバランスへの配慮植物の力を借りたケアを取り入れることが重要です。

【更年期世代のヘアケア戦略】

  1. 大豆イソフラボンの摂取
    大豆に含まれるイソフラボンは、体内でエストロゲンに似た働きをすると言われています(エクオール)。納豆、豆腐、豆乳などを意識的に摂取することで、減少するホルモンの働きを緩やかにサポートできる可能性があります。
  2. スカルプケア成分の見直し
    育毛剤を選ぶ際は、単に血行を良くするだけでなく、女性ホルモン様作用のある成分(ヒオウギエキス、エチニルエストラジオールなど)が配合されているかチェックしてみましょう。男性用ではなく、女性専用の育毛剤を選ぶことが大切です。
  3. 自律神経のケア
    更年期特有のイライラや不眠は、自律神経を乱し、血管を収縮させてしまいます。アロマテラピーや深呼吸、適度な運動を取り入れ、副交感神経を優位にする時間を作ることが、結果的に髪を守ることにつながります。

また、この年代は「びまん性脱毛症(全体的に薄くなる脱毛症)」のリスクが高まる時期でもあります。「年齢のせい」と自己判断せず、抜け毛の量が急激に増えた場合は、皮膚科や薄毛治療専門のクリニックでホルモン値や甲状腺機能の検査を受けることも、賢い選択肢の一つです。

10. 若々しい髪を維持するための長期的な計画

ここまで、様々なケア方法をお伝えしてきましたが、髪のアンチエイジングにおいて最も大切なこと、それは継続することです。

肌のターンオーバーは約28日ですが、髪のサイクルは数年単位です。今日始めたケアの結果が目に見えて現れるのは、早くても3ヶ月後、長ければ半年〜1年後になります。「1ヶ月試したけど効果がないからやめる」というのが、一番もったいないパターンです。

若々しい髪を一生維持するために、無理なく続けられる長期的な計画を立てましょう。

期間 目標とアクション 心構え
今すぐ〜1ヶ月 頭皮環境の正常化
シャンプーの見直し、正しいドライヤー、頭皮保湿の習慣化。
まずは抜け毛を減らすのではなく、「頭皮のかゆみや乾燥をなくす」ことを目指す。
3ヶ月〜半年 髪の立ち上がり改善
マッサージと食事改善の継続。育毛剤の使用開始。
根元の立ち上がりに変化を感じ始める時期。あきらめずに続けることが重要。
1年〜数年 質の高い髪の維持
定期的なヘッドスパ、紫外線対策の徹底、ストレス管理。
エイジングケアを「特別なこと」から「当たり前の習慣(ライフスタイル)」にする。

また、質の良い睡眠も欠かせません。髪の成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。日付が変わる前にベッドに入り、最低でも6時間は眠る。これだけでも、高価なトリートメント以上の修復効果が期待できます。

未来の自分への投資!今日から始める頭皮ケア

髪の老化を防ぎ、ハリコシのある美しい髪を取り戻すための頭皮エイジングケアについて、多角的に解説してきました。髪の悩みは、ある日突然訪れるものではなく、日々の小さなダメージや生活習慣の積み重ねの結果です。だからこそ、逆転の発想で言えば、日々の小さな良い習慣の積み重ねで、髪は必ず応えてくれるのです。

この記事でお伝えしたかったポイントは以下の3点です。

  1. 髪の老化=頭皮の老化 土台である頭皮の「血流」「弾力」「保湿」ケアが最優先事項である。
  2. 内側(食事・栄養)」と「外側(UVケア・マッサージ)の両輪でアプローチすることで、白髪と薄毛を同時に予防できる。
  3. 継続こそ力なり 髪のサイクルは長いので、即効性を求めず、半年後の自分を楽しみにケアを続けること。

「もう年だから」と諦める必要はありません。今日が一番若い日です。まずは、以下の簡単なアクションから始めてみてください。

  • 今夜のシャンプー後、頭皮をしっかり乾かしてから、指の腹で1分間だけマッサージをしてみる
  • 明日の朝、外出する時に帽子をかぶるか、日傘をさして頭皮を紫外線から守る

この小さな一歩が、数年後のあなたの髪を、そしてあなたの自信を大きく変えるはずです。健やかな頭皮と美しい髪で、いつまでも若々しく、おしゃれを楽しめる毎日を手に入れてください。

参考文献 :女性ホルモンが減少すると薄毛になる?エストロゲンを増やす食材

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