ピルは円形脱毛症などの薄毛症状と関係する?

避妊だけでなく、生理痛や生理不順など

女性特有の症状をやわらげてくれるピル。

 

ピルを服用する人は年々増えているといわれています。

 

ピルを服用しはじめて、薄毛になったと感じる人もいるようですが、

ピルは円形脱毛症などの薄毛症状と関係があるのでしょうか?

 

今回は、ピルと薄毛症状について解説していきたいと思います。

 

そもそも円形脱毛症とは?

女性を悩ます脱毛症のひとつである、円形脱毛症

 

頭にひとつ丸い形のハゲ(脱毛斑)ができるというものですが、

脱毛時に痛みがなく、前ぶれもほぼ無いため、

美容院で指摘され初めて気がついたというケースも。

 

円形脱毛症にはいろんなタイプがあり、

ひとつだけ脱毛斑ができるタイプを単発型

脱毛班がいくつもできる多発型

側頭部やうなじの髪が抜ける蛇行型

全ての頭髪が抜けてしまう全頭型

頭髪だけではなく全身の毛が抜けてしまう汎用型

などがあります。

 

単発型はほとんど自然治癒するとされていますが、

他のタイプになると自然治癒が難しくなり、

中には完治が厳しくなる場合も。

 

円形脱毛症の原因はまだ未確定ですが、

自己免疫疾患のひとつであることがわかってきました。

 

体を守ってくれるはずの免疫が何らかのエラーを起こし、

自分の細胞を攻撃してしまうというもので、

円形脱毛症の場合は毛根などが攻撃され、

脱毛を引き起こしてしまうのです。

 

現在では円形脱毛症の有効な治療法がたくさん確立されており、

健康保険が使える治療も増えてきました。

 

円形脱毛症は、再発や他のタイプに移行するケースもあるので、

自己判断で放置するのは危険。脱毛斑を見つけたら、

早い段階で専門家に相談することをおすすめいたします。

 

そもそもピルとは?

女性特有のつらい症状をやわらげてくれるピルですが、

そもそもピルとはどんな薬なのでしょうか。

 

ピルには、

エストロゲン(卵胞ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)という

女性ホルモンが入っており、

服用することで女性ホルモンの量を

コントロールできるようにするのです。

 

ピルは大きく分けるとふたつの服用目的があり、

ひとつが望まない妊娠を避けること。

 

継続的にピルを服用することで「排卵後と同じ状態」にして

排卵の抑制を促し、妊娠回避につなげます。

 

もうひとつが、

女性特有の症状(生理痛や生理不順、更年期症状)の緩和です。

 

ピルで体内のホルモンバランスを整え、

症状緩和や解消につなげていくのです。

 

このように、ピルはうれしい効果をもたらしてくれる分、

慎重に扱う必要がある薬でもあります。

 

大切なのは、正しい容量や用法を守り、正しく服用すること。

 

かならず医療機関を受診し、

医師が処方したピルを服用するようにしましょう。

 

参考:https://www.aga-clinic.com/column/pill-usuge/

 

ピルと円形脱毛症などの薄毛症状には関係がある?

ピルを服用しはじめたら

円形脱毛症になったという声もあるようですが、

ピルと円形脱毛症などの薄毛症状には関係があるのでしょうか。

 

ピルを服用すると、体内の女性ホルモンの量は増加します。

 

女性ホルモンには髪の発達をサポートする働きがありますので、

ピルの服用で髪が成長し、抜け毛が減って、

薄毛状態の改善が期待できます。

 

しかし服用をやめると、女性ホルモンも減少するため、

髪の発達をサポートする働きも減少し、

一気に脱毛が増えやすくなることから、

ピルによって薄毛になったと感じるのかもしれません。

 

ピルの服用をやめてからの脱毛は一時的なもので、

ホルモンバランスが戻れば回復しますので、

ピル自体が脱毛症を引き起こすわけではないと考えられています。

 

円形脱毛症については、

ピルを服用することでホルモンバランスが変わり、

それがきっかけで円形脱毛症になるのではないかと

考える専門家もいます。

 

しかし、根拠やメカニズムはわかっていないことが多く、

円形脱毛症とピルの因果関係もはっきりしていません。

 

参考:

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10211253200

参考:

https://www.tokyoaoyama-aga.com/column/column18/

 

ピルを飲んでいたとしても円形脱毛症などの薄毛原因はさまざま

ピルを飲んでいたとしても薄毛になることはあり、

円形脱毛症など薄毛の原因はさまざまです。

 

中でも多いのが、びまん性脱毛症です。

 

女性の脱毛症の代表がびまん性脱毛症といわれ、

円形脱毛症とはちがい、頭部全体に脱毛の症状がでます。

 

びまんとは「一面に広がる」という意味で、

髪が成長を休んでしまい抜け毛が増え、

頭皮全体の地肌が透けて見えたり、

細くコシのない髪が明らかに増えるのが特徴。

 

特に頭頂部の薄毛化が多いとされています。

 

びまん性脱毛症の原因としては老化やストレス、

過剰なダイエットなどが挙げられますが、

ピルの服用や中止も関係していると考えられています。

 

ピルにより一時的に女性ホルモンが増加して抜け毛は減りますが、

中止すると反動により脱毛が進んでしまい、

一時的にびまん性脱毛症を発症するのです。

 

しかし、ピルの影響によるびまん性脱毛症は改善もしやすく、

時間が経てば回復するケースもあるとされています。

 

参考:https://www.malibuwig-web.com/column/…/

 

食事の工夫や生活習慣の工夫で薄毛対策をしよう

食事や生活習慣を工夫することは、

薄毛対策にもなると考えられています。

 

抜け毛の原因になりやすい女性ホルモンは、

正しい食事正しい生活習慣によって

そのバランスが整うこともめずらしくありません。

 

食事に関しては、お肉・たまご・大豆は

意識的に食べるようにしてみましょう。

 

これらは、髪の成長をサポートするたんぱく質を

多く含んでいるのです。

 

ただ、お肉ばかり食べていると血中コレステロールが上昇し、

血行不良につながりやすいので、

食べ過ぎないよう注意してくださいね。

 

その他、ビタミンB2を含むレバー(皮脂の抑制作用がある)、

ビタミンEを含むナッツ類(頭皮の血行促進作用がある)、

植物オイルなども意識して摂取するとよいでしょう。

 

髪を健康に成長させてくれる成長ホルモンは、

ぐっすり眠ることで分泌するとされていますので、

睡眠時間の確保も重要です。

 

照明や寝具を見直したり、好きな香りやファブリックを

用意するなどして、眠る環境を整えるのもいいですね。

 

快眠には、適度な疲れも必要です。適度な運動は

快眠を促してくれますので、生活にウォーキングや

ストレッチを取り入れるのもいいでしょう。

 

正しくシャンプーをすることや、適切なヘアケアは

髪にプラスの効果を与えてくれ、

薄毛対策になるといわれていますが、

過度になると刺激になり脱毛促進につながることも。

 

頭皮マッサージは頭皮の血行改善効果がありますので、

指を使って頭皮を揺り動かす、

頭皮を軽くポンポンと叩くなどし、

頭皮に程よい刺激を与えましょう。

 

育毛剤の使用も効果があるとされていますが、

症状や体質に合っていないと逆効果。

 

薄毛対策で育毛剤を使う場合は、

専門家に相談することをおすすめいたします。

 

参考:http://gillia.jp/?p=1287&page=2

 

まとめ:ピルは円形脱毛症などの薄毛症状と関係する?

今やたくさんの女性が服用しているピル。

 

ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)と

プロゲステロン(黄体ホルモン)という

女性ホルモンで出来ており、

望まない妊娠を回避するだけでなく、

生理不順や生理痛、更年期症状という女性特有の症状を

やわらげてくれる作用があります。

 

女性ホルモンは髪に大きな影響をおよぼすため、

ピルの服用や中止がきっかけで、薄毛状態になることも。

 

びまん性脱毛症は脱毛症のひとつで、改善しやすく、

しばらくすると回復するケースもあります。

 

ピルがきっかけで円形脱毛症になったという声もあり、

ホルモンバランスの変化が円形脱毛症を引き起こしたと

考える専門家もいますが、

はっきりしたことはまだわかっていません。

 

薄毛や脱毛の改善には、生活習慣の見直しも有効とされており、

特に食事の改善や適度な睡眠、適切な運動や

頭皮マッサージは効果があるとされています。

 

脱毛症の改善で大切なのは、はっきりした原因を突き止めること。

 

勝手な自己判断は危険です。

 

薄毛が気になりはじめたら、まずは専門家に相談し、

適切な治療や対策をするようにしましょう。

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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