円形脱毛症は頭部・ひげ・眉・まつ毛などさまざまな部位に起こり得る

円形脱毛症とは、毛髪が突然円形に脱毛してしまう病気です。

 

しかし実は、円形脱毛症による脱毛部位は

頭部だけではありません。

 

ひげや眉、まつ毛、わき毛など、身体の

さまざまな部位で起こることもあるのです。

 

今回は、円形脱毛症の原因や種類、脱毛が起こる部位など、

円形脱毛症について詳しく解説いたします。

 

円形脱毛症とは?

円形脱毛症は、

頭部に円形もしくは楕円形の脱毛斑ができる病気です。

 

年齢や性別に関係なく発症する可能性があり、

急激に抜け毛が増加し、地肌が露出した

脱毛箇所が生じるのが特徴です。

 

脱毛が1か所のみの軽度の円形脱毛症であれば、

8割が発症後1年以内に回復しており、

とくに何もしなくても自然治癒するケースもあります。

 

しかし、円形脱毛症は再発率が高く、

進行して脱毛部位が増えたり、面積が大きくなったりすると、

治療も難しくなるので注意しなければなりません。

 

参考:https://hidorigamo.com/about/

参考:https://www.qlife.jp/dictionary/item/i_242052000/

 

円形脱毛症の種類について

円形脱毛症には、脱毛する箇所や脱毛部位の数などの

症状によって5つのタイプがあります。

 

■「単発型」

脱毛部位が1か所のみの軽度な円形脱毛症です。

 

半年から1年の間に回復するケースが多く、

発症に気付かないままいつの間にか治っている場合もあります。

 

■「多発型」

脱毛部位が複数できるタイプで、

回復まで1年以上かかることもあります。

 

多発型が進行し、脱毛部位がくっついて大きくなったり、

個数が増えたりすることもあるので注意しましょう。

 

■「全頭型」

頭髪がすべて抜けてしまう重度の円形脱毛症です。

 

このタイプは難治性と言われており、

治療に時間がかかるだけでなく再発率も高い傾向にあります。

 

■「汎発型」

頭髪に加えて眉毛やまつ毛、ひげ、わき毛、すね毛など

体毛まで抜けてしまう、重度の円形脱毛症です。

 

全頭型と同様に難治性と言われています。

 

■「蛇行型」

耳のまわりから後頭部にかけての髪の生え際が、

細長く脱毛する円形脱毛症です。

 

脱毛範囲が広がってしまうと治療が難しくなるので、

早めに対処しましょう。

 

参考:http://www.jap.leemoonwon.com/jap/type/s06.html

参考:https://www.enkeidatsumou.net/howto/about/

 

円形脱毛症の原因は?

円形脱毛症の原因ははっきり解明されていませんが、

自己免疫疾患」のひとつとされています。

 

自己免疫疾患とは、

免疫機能が正常な組織や細胞を誤って攻撃してしまうこと。

 

円形脱毛症の場合は、Tリンパ球が毛根を攻撃して

破壊することによって、髪が抜け落ちてしまうと

考えられています。

 

アトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎などの

アトピー素因」を持っている人や、家族に発症者がいる場合は、

円形脱毛症の発症率も高くなる傾向があります。

 

参考:https://doctorsfile.jp/medication/31/

 

円形脱毛症が起こる部位について

前頭部や頭頂部に薄毛症状があらわれるAGA(男性型脱毛症)と違い、

円形脱毛症が起こる部位はとくに決まっていません。

 

頭部のどの部位でも起こる可能性があります。

 

円形脱毛症というと、頭頂部に丸い脱毛部位ができるという

イメージが強いかもしれませんが、側頭部や後頭部の生え際

などにできることもあるのです。

 

「耳の後ろの髪が抜けているから円形脱毛症ではないかも…?」

などと放置してしまうのは危険です。

 

円形脱毛症が疑われるときは、

できるだけ早い段階で専門家に相談することが大切!

 

そのためには、脱毛が起こっている部位だけではなく、

次のような症状がないかチェックしてみましょう。

 

(1)シャンプーのときや起床時の枕に落ちた抜け毛の量が、

 急激に増えた。

(2)地肌がくっきり見える脱毛部位がある。

(3)爪の表面がデコボコしている。

(4)抜け毛の毛根がなく、根元に向かって先細りしている。

(5)軽く髪を引っ張っただけで痛みもなく髪が抜ける。

 

とくに抜け毛の増加とともに(4)や(5)の症状があるときは、

円形脱毛症が進行している可能性もあるので、

早めに専門家に相談することをおすすめします。

 

円形脱毛症が起こる部位が増えることもある

円形脱毛症が起こる部位は、進行して増えることがあります。

 

「全頭型」や「汎発型」などの重度の円形脱毛症も、

頭髪がいきなり全部抜けてしまうわけではありません。

 

最初は少数の脱毛部位から始まって、徐々に脱毛部位が増え、

いくつかが融合することで脱毛部位が大きくなっていくのです。

 

もちろん脱毛部位が1か所のみの「単発型」のまま、

進行することもなく自然に治る場合もあります。

 

しかし、自分の円形脱毛症がどんなタイプで、

現在どのような状態にあるのか、

治療の必要性などを自分で判断することは難しいもの。

 

自己判断をせずに、専門家の判断を仰ぎ正しい治療や対策を

行うようにしましょう。

 

円形脱毛症の部位が増えないうちに専門院へ

円形脱毛症についての相談をするなら、

円形脱毛症にも対応している薄毛の専門院がおすすめ!

 

髪のプロである「毛髪診断士」が在籍しており、

豊富な症例実績を持つ専門院なら安心して

相談することができます。

 

円形脱毛症は発症から時間が経つほど、また、

脱毛部位の面積が大きくなるほど、

回復が難しくなる傾向があるので、

初期のうちに適切な対策を始めることが重要です。

 

一人で悩みを抱え込まずに、早めに専門院でみてもらいましょう。

 

まとめ:円形脱毛症は頭部・ひげ・眉・まつ毛などさまざまな部位に起こり得る

円形脱毛症が起こる部位はとくに決まっておらず、

頭部のさまざまな部位で発症する可能性があります。

 

「円形脱毛症かも?」と思ったときは、

脱毛が生じた部位だけではなく、

「急激に抜け毛が増える」、

「脱毛部位の地肌が露出している」、

「爪がでこぼこしている」などの症状がないかも

チェックしてみましょう。

 

また、円形脱毛症が進行すると脱毛部位が増えたり、

融合して大きくなったりする場合もあるので

注意する必要があります。

 

円形脱毛症が重症化すると難治性になってしまうため、

できるだけ早く専門院に相談してくださいね。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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