びまん性脱毛症の原因はストレス?ホルモンバランスの乱れ?

「髪が細くなりボリュームが減った…」 

「以前より分け目が目立ってきた気がする…」 

 

こんなふうに感じているとしたら、

もしかしてびまん性脱毛症かもしれません。 

 

びまん性脱毛症とは女性にもっとも多く見られる薄毛の症状で、

髪の毛全体が徐々に薄くなっていくのが特徴です。 

 

早い人では20代で発症することもあるので、

若いからといって油断は禁物です。 

 

今回は、びまん性脱毛症の原因と仕組み、

おすすめのケアをご紹介します。 

 

なぜびまん性脱毛症になるのかを知り、

早めに対策をスタートしましょう! 

 

びまん性脱毛症の原因はひとつではない?どんな事が考えられる? 

びまん性脱毛症にはさまざまな原因があり、

複数の原因が重なって発症するケースも多く見られます。 

 

まずは、びまん性脱毛症にはどのような原因が

あるのか見ていきましょう。 

 

■ホルモンバランスの乱れ 

女性ホルモンにはエストロゲン」「プロゲステロン」があり、

このうちエストロゲン健やか頭皮と艶やかで美しい髪を

生み出し、維持しています。 

 

加齢により女性ホルモンが減少するホルモンバランスが乱れ、

髪質の変化や抜け毛の増加、薄毛などさまざまな髪のトラブルが

生じるようになるのです。 

 

ホルモンバランスの乱れはダイエットや生活リズムの乱れ、

睡眠不足、ストレスなどによっても引き起こされます。 

 

■ストレス 

ストレスが溜まると自律神経が乱れて血管が収縮するため

頭皮血行不良に…。 

 

血液は栄養素と酸素を体の隅々まで運んでいますが、

血流が悪くなると毛根に十分に行きわたらなくなります。 

 

原料がなければ髪を作ることも、成長させることもできないので

髪は痩せて細くなり、抜け毛が増えて

次第に髪が薄くなってしまうのです。 

 

■生活習慣の乱れ 

インスタント食品やコンビニ弁当ばかりで栄養が偏っていたり、

無理なダイエットで栄養が不足していたりすると、

健康な髪を作り出せなくなります。 

 

また、睡眠不足や夜更かしによる生活リズムの乱れは、

髪の生育と関係の深い「成長ホルモン」の分泌を

妨げる恐れがあります 

 

他にも、運動不足や喫煙、過度の飲酒なども

びまん性脱毛症の原因になり得るので注意しましょう。 

 

■間違ったヘアケア 

石油系界面活性剤を使用している「合成シャンプー」は、

頭皮の乾燥や炎症、かゆみなど頭皮環境の悪化をまねきます。 

 

シャンプーのすすぎ残しや、髪を乾かさずに寝てしまうことも、

髪や頭皮によくないので気を付けてくださいね。 

 

様々な原因により毛周期が乱れることでびまん性脱毛症をはじめとした薄毛になる

びまん性脱毛症の仕組みを知る上で重要なのが、

毛周期(ヘアサイクル)の乱れ」です。 

 

毛周期というのは、髪が生えてから抜けるまでの周期のことで、

女性の場合は4~6年で1周期となっています。 

 

毛周期には3つのステージがあります。 

 

【成長期】髪が生え、盛んに成長していく時期で、

     毛周期で最も長く続きます。 

【退行期】成長が止まり、毛根から髪が離れ始める時期。 

【休止期】新しい髪の準備と同時に髪が抜け落ちる時期。 

 

この毛周期は、ホルモンバランスの乱れやストレスなどが

原因で乱れることがあります。 

 

毛周期が乱れると成長期が短くなり、

髪がしっかりと成長できなくなります。 

 

すると、細い髪が増えて髪のボリュームが減り、

次第に地肌が透けてるなど、薄毛へと進行していくのです。 

 

毛周期が乱れていると、次のような髪が増えます。 

 

・髪が細くて柔らかい 

・髪の根元にある毛根が細く、丸みを帯びていない 

・抜け毛や切れ毛が多い 

 

びまん性脱毛症も同様に、様々な原因で毛周期が乱れ、

「髪が細くなる」、「抜け毛が増える」などの症状が出始めます。

 

抜け毛が多いと感じたら、一度抜け毛を観察してみましょう。 

 

毛髪自体や抜け毛の毛根が細くなっていたら、

毛周期の乱れが考えられるので、早めに対策を始めましょう。 

 

びまん性脱毛症の原因を知った上で早めにケアしよう

びまん性脱毛症の原因は、

「ホルモンバランスの乱れ」、

「生活習慣の乱れ」、

「ストレス」、

「誤ったヘアケア」などがあげられます。 

 

びまん性脱毛症を予防・改善するためは、

これらの原因を取り除くことが基本。 

 

そこで、どのようなところに気を付けてケアをすればよいのか、

びまん性脱毛症対策のポイントをご紹介します。 

 

1.栄養バランスのよい食事をとる 

髪の原料となる「たんぱく質」、ケラチンの合成に

必要な「ビタミンB6」・「亜鉛」を意識して摂りましょう。 

 

できるだけ多くの食品を使った食事を摂るように心がけると、

自然と栄養バランスも整いやすくなります。 

 

また、女性ホルモンの減少が気になる方は、

エストロゲンと似た働きをする「イソフラボン」もおすすめ。 

 

大豆や納豆、豆腐などの大豆製品に含まれています。 

 

2.良質な睡眠をとる 

入眠してから最初の3時間が、成長ホルモンの分泌のピークだと

言われています。 

 

ぐっすり熟睡するためには、入浴はベッドに入る90分前には済ませ、

寝る前のスマホやパソコンの使用は避けるように

心がけるといいですよ。 

 

3.適度な運動をする 

血行改善には有酸素運動が最適です。 

 

ウォーキングやジョギング、ストレッチなど、

無理なく続けられる運動を取り入れましょう。 

 

4.ストレスフリーな生活を! 

ストレスを感じないようにしようと思っても難しいでしょうから、

ストレスを感じたら早めに解消してため込まないように

することが大切です。 

 

運動やスポーツなら血行促進も期待できて一石二鳥ですが、

苦手な方は趣味や好きなことに没頭するのもストレス解消に

効果的ですよ。 

 

5.髪に良いシャンプーに変えよう 

髪や肌と同じ成分を使っている「アミノ酸系シャンプー」

がおすすめです。 

 

皮脂をとりすぎることなく、髪や頭皮に負担をかけずに洗えます。 

 

6.頭皮マッサージを習慣に! 

シャンプー前の頭皮マッサージで、頭皮の血行を促進しましょう。 

 

指の腹を使い、頭皮を動かすように下から上へとマッサージします。 

 

週に1回、マッサージ用のオイルを使用すると

クレンジングや乾燥対策に効果的ですよ。 

 

まとめ:びまん性脱毛症の原因はストレス?ホルモンバランスの乱れ?

びまん性脱毛症の原因には、ホルモンバランスの乱れやストレス

生活習慣の乱れ、誤ったヘアケアなどがあります。 

 

これらの原因によって毛周期が乱れると、

髪が十分に成長できずにやせ細り、抜け毛増えて、

次第に髪全体が薄くなっていくというのが、

びまん性脱毛症の仕組みです。 

 

びまん性脱毛症を改善するには、

原因を取り除く必要があります。 

 

毎日の食事や睡眠、運動、ストレス対策、ヘアケアなどを

見直してみるだけでも、薄毛の改善につながるはず。 

 

焦らず、じっくりと頭皮によいケアを継続していきましょう。 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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