女性に多いびまん性脱毛症とは?特徴と原因を詳しく解説!

女性に多い薄毛といえば、「びまん性脱毛症」です。 

 

びまん性脱毛症とは脱毛症を表す正式な病名ではなく

女性によく見られる脱毛の症状のことを表しています。 

 

女性薄毛について知る上でひんぱんに登場する名称なので

正確な意味や原因をしっかり把握しておきたいもの。 

 

そこで今回は、びまん性脱毛症とは何でどのような症状なのか、

びまん性脱毛症の原因、薄毛になる仕組みなどについて

詳しく解説いたします。 

 

びまん性脱毛症は女性の薄毛で多い症状

びまん性脱毛症」というのは、女性の薄毛に多く見られる

特徴的な症状のことを言います。 

 

女性特有の症状で、男性の薄毛に現れる症状とは異なります。 

 

男性の代表的な薄毛として男性薄毛の9割を占めると

言われているAGA(男性型脱毛症)があります。 

 

AGAでは、額の生え際がM字型または全体的に後退していくか、

頭頂部が薄くなっていくかのどちらか、もしくは両方同時に

進行するパターンが見られます。 

 

薄毛が進行していくと、最終的にサザエさんのお父さんのような

頭になります。 

 

これに対して女性は、男性のように局所的に薄くなるのではなく

頭頂部全体薄くなっていくのが特徴。 

 

このように男性とは異なる、女性特有の薄毛の症状が

「びまん性脱毛症」なのです。 

 

びまん性=全体的という意味

「びまん性」という言葉は、「全体的」という意味です。 

 

これは、「髪が全体的に薄くなる」というびまん性脱毛症の

特徴から来ています。 

 

薄毛に悩む女性の多くは、分け目やつむじなどの頭頂部を中心に、

頭髪全体の密度が減り少しずつ薄くなっていきます 

 

最初は髪がやせ細ってハリやコシがなくな

髪のボリュームが減ってきてトップがペタンとしたり、

髪がうねってスタイリングしにくくなったりします。 

 

抜け毛が増えていくつれて分け目やつむじが広がって目立つ、

地肌が透けて見えるなどと感じるようになります 

 

びまん性脱毛症になった女性は髪の生育をサポートする

「エストロゲン」の分泌が多いため、男性のようにツルツルに

禿げてしまうことはほとんどありません。 

 

また、時間をかけて徐々に髪全体が薄くなっていくため、

初期のうちは薄毛に気づきにくいのですよね。 

 

ふと鏡に映った髪を見たときに、

「あら?もしかして薄くなっている?」と気づく方も多いようです。 

 

女性のびまん性脱毛症の原因は加齢によるところが大きい

では、女性に多いびまん性脱毛症

が原因になっているのでしょうか? 

 

もっとも大きな原因は、「加齢」です。 

 

女性には「エストロゲン」「プロゲステロン」という2種類の

女性ホルモンが分泌していますが、このうちエストロゲンは

髪と深いかかわりを持っています。 

 

エストロゲンには健やかな頭皮を作り、髪ハリ・コシ・ツヤを

もたらし、髪が美しく健康に成長できるようにサポートする働き

があります。 

 

ところが、女性ホルモンの分泌量は20代後半から30代前半

ピークで、その後は少しずつ減少していくのです。 

 

さらに、40歳前後から急激に減少し、やがて更年期や閉経を

迎えるようになります。 

 

女性にとって30代後半は「髪の曲がり角」と言われており、

それまでの髪質と一変し、さまざまな髪のトラブルに

悩まされることが増えてきます。 

 

そういった髪のトラブルのひとつがびまん性脱毛症などの薄毛で、

加齢によるエストロゲンの減少が原因になっているのです。 

 

FAGAもびまん性脱毛症のひとつ

「FAGA」とは女性男性型脱毛症のことで、

40~50代になると発症数が増える女性の脱毛症です。 

 

男性薄毛のAGAの女性バージョンとも言えます。 

 

FAGAもびまん性脱毛症のひとつで、

髪が全体的に薄くなっていくのが特徴です。 

 

主な原因は、女性ホルモンの乱れ。 

加齢によるエストロゲンの減少と、それに伴って男性ホルモンの影響

が強くなることで、びまん性脱毛症の特徴的な症状が現れるのです。 

 

FAGAの発症年齢は40~50代が最も多いのですが、

これも更年期や閉経が大きく影響しているからです。 

 

しかし、中には20代でFAGAを発症する女性がいるのも

見逃せません。 

 

若い年代のFAGAでは、無理なダイエットやストレス、

生活リズムの乱れ、誤ったヘアケなどが原因となっているケースが

多いようです。 

 

これは、びまん性脱毛症にも同じことが言えます。

 

びまん性脱毛症は「加齢による女性ホルモンの乱れ」

が主な原因となっていますが、生活習慣の乱れやダイエット、

ストレス、誤ったヘアケアなど、

その他の要因による影響も大きいのです。 

 

外部刺激によって乱れた毛周期が戻らないことも

毛髪は、髪が生えて成長し、成長が終わると抜け落ち、

また新たな髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。

 

このサイクルを「毛周期(ヘアサイクル)」と呼んでおり、

女性の場合4~6年かかって1周しています。 

 

毛周期には「成長期」・「退行期」・「休止期」があり、

このうち成長期はサイクル全体の9割を占める重要な時期です。 

 

生えたばかりの細くて柔らかい産毛が、太く長く丈夫に

成長していくのが「成長期」。 

 

ところが、この毛周期が何らかの外部刺激によって

乱れてしまうことがあります。 

 

すると、成長期が短縮して十分に成長できなくなるため、

髪は次第にやせ細ってきます。 

 

髪のボリュームが減ってペタンとしたり、抜け毛が増えたり

するのも、毛周期の乱れが大きく影響しているのです 

 

毛周期が乱れる主な原因は、次の5つ 

・加齢による女性ホルモンの乱れ 

・無理なダイエットや食生活の乱れによる栄養不足 

・夜更かしや睡眠不足など生活リズムの乱れ 

・過度のストレス 

・シャンプーなどの誤ったヘアケア 

 

びまん性脱毛症になっても何も対策をせずにいると、

乱れた毛周期がそのまま戻らなくなる可能性もあります。 

 

そうなると、ますます薄毛が進行していくことに…。 

 

薄毛を放っておいて自然に治るということは、

まずないと言っていいでしょう。 

 

何歳になってもおしゃれなヘアスタイルを楽しむためには、

抜け毛の増加や髪が細くなっていることに気づいた時点で、

早めに対策を始めることが大切です。 

 

まとめ:女性に多いびまん性脱毛症とは?特徴と原因を詳しく解説!

びまん性脱毛症とは女性に多薄毛の症状で

髪が全体的に薄くなっていくのが特徴です。 

 

加齢による女性ホルモンの乱れが主な原因となっており

FAGAもその一例としてあげられます 

 

また、生活習慣の乱れやストレスなどによって、

毛周期が乱れることもびまん性脱毛症の一因となっています。 

 

びまん性脱毛症は何もしなければ進行してしまうため、

早めに対策することが大切です。 

 

女性らしい美しい髪を保つためにも、普段から食事や

睡眠などに配慮してびまん性脱毛症を予防しましょう。 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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