びまん性脱毛症は全体的に髪の毛が薄くなることを特徴とする、

女性がなりやすい薄毛です。 

 

円形脱毛症のようなハッキリとした脱毛部分が現れないため、

気づかなかったり対処が後手にまわったりしやすい薄毛でもあります。 

 

しかし、びまん性脱毛症はきちんと対策することで

改善を図ることが可能な薄毛です。 

 

びまん性脱毛症の症状や対策法、薬以外の改善方法を

ご紹介します。 

 

女性のびまん性脱毛症は3つの症状に分けられる

抜け毛が増えたり髪の毛が薄く感じられたりすることで

気づく場合が多い、びまん性脱毛症。 

 

びまん性脱毛症の症状は一般的に、それぞれに異なる原因で

引き起こされる3つに分類されます。 

 

加齢を原因とするびまん性脱毛症は、緩やかな進行を特徴とする症状です。

 

人によっては10年以上という長い年月にわたって、

ゆっくりとした症状の進行が見られる場合があります。 

 

年齢が高くなってから発症することが多く、

閉経を迎える年齢頃が発症のピークになっています。 

※若い世代で起こることも考えられます。

 

びまん性脱毛症は気づかないうちに進行させてしまうケースが多いことも、

この症状の特徴です。 

 

男性ホルモンの変性によって引き起こされる

女性男性型脱毛症（FAGA）も、びまん性脱毛症の症状の1つです。 

 

女性男性型脱毛症の特徴には、

髪の毛1本1本が細くなる点があげられます。 

 

男性のように多くはありませんが、

生え際や頭頂部がとくに薄くなる場合もあります。 

 

休止期脱毛症という症状は、

ヘアサイクルの乱れによって引き起こされます。 

 

産後に女性ホルモンの分泌が正常に戻るために一時的に乱れてしまったり、

ストレスで自律神経に不調が生じたりすることが原因となるほか、

病気の影響や薬の副作用、ダイエットなどで引き起こされる場合

もあります。 

 

一度に大量の抜け毛が発生するなど、

毛量に急激な変化が起こりやすいことが特徴です。 

 

女性の薄毛対策にはミノキシジルが用いられる

女性の薄毛だけでなく男性の代表的な薄毛である男性型脱毛症（AGA）の処方には、

ミノキシジルがよく用いられます。 

 

ミノキシジルは発毛効果を持つ成分で、薄毛の対策の指針となる

ガイドラインでも使用が推奨されている薬になります。 

 

内服薬としても外用薬としても使われ、

多くの薄毛に悩む男性が処方を受けています。 

 

もともとは高血圧症のために開発された薬ですが治験中に

発毛効果が認められたことにより、

薄毛の薬として用いられるようになりました。 

 

実は、このミノキシジルは

女性の薄毛にも効果があり、びまん性脱毛症対策にも使われています。 

 

また市販の発毛剤や育毛剤にもミノキシジル配合のものがありますが、

女性が使用する場合は必ず女性用のものを選びましょう。 

 

男性用には、女性用よりも高濃度でミノキシジルが配合されています。 

 

女性には作用が強すぎて健康被害などを引き起こす恐れがあり、

とても危険です。 

 

早く効果を得たいからと言うような安易な考えで、

ミノキシジルの濃度が高い男性用を使用するのは止めてくださいね。 

 

女性に多いびまん性脱毛症の対策を受ける前に知っておきたいこととは？

びまん性脱毛症の中には特別に薬を使用しなくても自然に緩和するもの

もあります。 

 

とくに産後の薄毛は何も対処しなくても、

軽度の場合でしたら半年から1年程度で元に戻ります。 

 

またストレスや病気、薬、ダイエットなどから引き起こされた

びまん性脱毛症も、原因を取り除けば自然に症状が緩和されるもでてきます。 

 

ストレスに対しては上手に発散して溜め込まないようにしたり、

免疫力を高めてストレスに強い体づくりをしたりすることで、

薄毛も改善を図ることができます。 

 

病気や薬、ダイエットについても、無理をせずに

健康を取り戻すことが薄毛の悩み解消につながりますね。 

 

加齢によるびまん性脱毛症は、一定値起こってしまいますが、しっかりと健康的な生活を送り

体に良い生活をすることで

悪化防止が期待できます。 

 

不規則な生活や好ましくない生活習慣は、

加齢による薄毛の進行スピードを早めてしまいます。 

 

体内時計の乱したり、暴飲暴食をしたりせず、

きちんとしたリズムで健康的な生活をすれば、

改善も期待できますよ。 

 

びまん性脱毛症には薬以外にも進行を遅らせたり止めたり、

改善を図ったりする方法があることを知っておきましょう。 

 

びまん性脱毛症以外の影響も考えられるのでまずは専門院へ

びまん性脱毛症は髪の毛全体が薄くなる症状ですが、

このような薄毛だからと言ってすべてがびまん性脱毛症だと

判断するのはやめましょう。 

 

同じような薄毛には、他の病気によって引き起こされるものがあります。 

 

悪性腫瘍、膠原病などの甲状腺機能の低下や異常をともなう疾患は、

びまん性脱毛症と同じような薄毛がよく引き起こされる病気です。 

 

重症になると命に関わるような重篤な病気である場合も考えられるため、

早期に専門家によるアドバイスを受けることが必要です。 

 

ただの薄毛と侮らずに、まずは専門院へ相談に行きましょう。 

 

まとめ：女性に多い？びまん性脱毛症はどう対策する？

びまん性脱毛症はミノキシジルで改善が

期待できる薄毛です。 

しかし、副作用の問題などもあるため注意点も認識した上で使用していく必要があります。

 

また根本的な体質を整えたり、生活の見直しで改善が図れる症状もあります。 

 

しかし同じような薄毛でも、重篤な病気にともなって

発症している場合があるので注意しましょう。 

 

まずは専門院に相談へ行かれることをおすすめします。

 

お薬などにご不安な場合は、

いいねヘアケアラボで体質からの対策やアドバイスをしていきますので

薄毛のことでお悩みの場合はお気軽にご相談してください。

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長　成田峻輔