女性ホルモンが減少すると薄毛になってしまう?

加齢と共に女性ホルモンは減少していきますが、不規則な生活睡眠不足ストレスなどによって女性ホルモンのバランスが崩れ、それが要因となり薄毛に悩む女性が増えています。

今回は、生活習慣が乱れることで女性ホルモンのバランスが崩れ、薄毛につながることについてご紹介いたします。

 

女性ホルモンと薄毛の関係について

女性ホルモンは卵巣から分泌され、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、髪の毛の成長と密接な関係があります。

エストロゲンは髪の毛の成長を促し、髪にハリやツヤを与え、プロゲステロンは髪の寿命を延ばす働きをしているので、この2つの女性ホルモンが減少するにつれて薄毛につながります。

女性ホルモンの分泌量は、20代後半から30代半ばぐらいまでがピークとされており、その後は、加齢によって卵巣の機能が低下していき、徐々に女性ホルモンの分泌が少なくなると言われています。

特に45歳~55歳くらいの時期に迎える更年期からエストロゲンが急激に減少し、ハリやツヤがなくなり、髪の毛が細くなって薄毛が目立ち始めてしまうのです。

参考:https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/jyosei_h.html

 

女性と男性の薄毛は何が違うの?

不規則な生活習慣やストレス、睡眠不足、偏った食生活などは男性、女性問わず薄毛の原因になることがありますが、男女の薄毛の違いはどんなところにあるのでしょうか? 

男性型脱毛症(AGA)の原因は8割が遺伝と言われており、男性ホルモンが影響しています。

男性ホルモンのテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素と結びついて「ジヒドロテストステロン」をつくり、髪の毛が成長することを抑制することで薄毛になってしまうのです。

全体的に髪が薄くなる女性と違い、男性ホルモンが影響しやすい男性の薄毛は、「頭頂部」から薄くなる場合と「額やこめかみ部分」から薄くなる場合、二つの混合型に分けられます。

女性の薄毛は、生活習慣女性ホルモンなどが原因と考えられていますがはっきり分からないことも多く、エストロゲンが不足すると髪のハリ・ツヤがなくなり髪の毛が細くなっていき、頭頂部を中心に全体的に髪が薄くなります。

男性ホルモンの過剰分泌を抑制しているエストロゲンが減ると男性ホルモンが抑えきれなくなってしまい、女性も男性ホルモンの影響で抜け毛が進んでしまうこともあります

 

女性ホルモンはなぜ減少していくの?

加齢によって減少していく女性ホルモンですが、減少する原因はその他にもあります。

卵巣は脳によってコントロールされており、ストレス睡眠不足食生活過度なダイエット喫煙などの生活習慣の乱れで影響されやすくとてもデリケートです

脳は自律神経系の機能もコントロールしています。精神的なストレス、睡眠不足、無理なダイエットなどの影響を受けて脳や自律神経が乱れると、女性ホルモンの分泌も乱れてしまうことがあります。

また、タバコを吸い過ぎるとニコチンによって血管が収縮して卵巣の血行が悪くなり、一酸化炭素がヘモグロビンと結び付いて酸素が卵巣へ届きにくくなると、女性ホルモンの分泌も低下してしまいます

 

女性ホルモンを増やすには?

質の良い睡眠やストレスの少ない生活などを減らして脳を正常に働かせることが、女性ホルモンを増やすことにつながります。

寝る前のスマホやパソコンは避けるなどして睡眠の質を上げるようにしてみましょう。 

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000002943.html

 

ウォーキングストレッチなどの適度な運動は、卵巣がある骨盤周りの血行を促進させ、自律神経も整える効果もあり、質の良い睡眠にもつながります。

女性ホルモンは卵巣で作られるため、卵巣に栄養を供給する必要があります。

大豆に含まれる大豆イソフラボンには、女性ホルモンに似た働きがあるので、豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品を食事に取り入れてみましょう

女性ホルモンの分泌を調整してくれるビタミンE が豊富に含まれるナッツ類アボカドカボチャなどもおすすめの食材です。

アロマは植物の精油を使い、香りによるリラックス効果から自律神経系を整えてくれる効果があります。

女性ホルモンの分泌を整える作用もあるゼラニウムローズオットーなどがおすすめです。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000005249.html

 

女性ホルモンが急激に減少する瞬間もある

女性ホルモンが大きく変動するのが、妊娠出産の時です。

参考: https://medical.jiji.com/topics/550

抜け毛を抑制する働きがある女性ホルモンの分泌が活発な妊娠中は、髪の毛が抜ける「退行期」や発毛をお休みする「休止期」に移行せず、「成長期」状態が続き脱毛しにくくなります

出産後は女性ホルモンが急激に減少し、妊娠中に成長期で維持されていた髪が退行期・休止期に入るため、一気に髪の毛が抜け落ちるのです。

夜泣きや授乳などによる寝不足、慣れない育児のストレスも重なり、ホルモンバランスがさらに乱れやすくなります。

数か月間から1年くらいで戻りますが、より早く元の髪の毛の状態に戻すためには、疲れているなと感じたら頑張りすぎずに睡眠をとって体を休め、バランスの良い食事をしましょう。

 

まとめ:女性ホルモンが減少すると薄毛になってしまう?

 

女性は生理があるため、ひと月の間に女性ホルモンの分泌量が大きく変わり、バランスを崩しやすくとてもデリケートです。

抜け毛が増えてきた分け目が目立ちはじめたと感じたら、それは女性ホルモンが乱れているサインかもしれません。

女性ホルモンのバランスを保ち減らさないためには、過度なダイエットは避け、バランスの良い食生活や十分な睡眠を心がけ、ストレスを溜め込まないようにして、脳の休息をしっかりとりましょう。

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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