皮脂が多いと薄毛になる?逆に皮脂の取りすぎも良くないってホント?
皮脂で頭が脂っぽくなると、ベタついて気持ち悪いですよね。
見た目やニオイで他人に不快感を与えてはいないか、
髪の健康を損ねて薄毛にならないかという心配もあるでしょう。
どちらかと言えば脂性の体質で皮脂分泌が多いと、
とくに気になるのではないでしょうか?
皮脂は薄毛と深い関係にあると、よく言われます。
真偽や、薄毛にならないために
皮脂で気をつけなければならないことをご説明します。
本来の皮脂の役目をおさらいしよう
薄毛の関係の前に、皮脂の役目について考えてみましょう。
病気や旅行などで長時間シャンプーできないと、
汚れと一緒に頭に皮脂が溜まって嫌ですよね。
自分が気持ち悪く感じるだけでなく、ニオイや見た目で他人に
不潔な印象を与えないかとも不安にもなります。
とくに汗をかく夏場は不快度や心配も増しますよね。
シャンプーの回数を増やしたり汚れを拭き取るシートなどを
利用したりして、清潔を保つよう気をつけている女性も
多いのではないでしょうか?
しかし皮脂は悪者や邪魔者というわけではありません。
皮脂は頭皮を守る役割で分泌されています。
顔には乳液やクリームで、油分を補いますよね。
油分には肌をコーティングして、水分が蒸発して失われるのを
防ぐ働きがあります。
頭も顔と一緒。
頭皮の皮脂は乾燥を防ぐ目的で分泌される、
必要不可欠なものなのです。
皮脂分泌が多いと薄毛に繋がる?
皮脂は水分蒸発による乾燥を防ぐ、大切な働きをしています。
しかし皮脂が多くてもダメージに繋がるので、注意が必要です。
過剰な皮脂分泌は頭皮や髪の健康を損ない、
薄毛の原因になります。
では皮脂が多いと、どうして薄毛に繋がるのでしょうか?
その理由は皮脂のベタつきにあります。
ベタついているところには、汚れがつきやすいですよね。
頭皮の皮脂には、舞っているホコリなどが吸い寄せられて、
くっつきます。
くっついったホコリが溜まる場所と言えば、毛穴。
毛穴がホコリで塞がれると、老廃物の排出や新たな皮脂分泌が
スムーズにできなくなります。
頭皮の健康が損なわれ、薄毛が引き起こされるわけですね。
乾燥していてもバリア機能が低下する
頭皮の皮脂が少ない、どちらかと言えば乾燥肌の女性に
薄毛の心配はないのでしょうか?
頭皮は乾燥していても、ベタつき気味の場合と同じように
薄毛になることがあるので注意が必要です。
頭皮と言っても、肌の構造は顔と同じです。
乾燥すると肌細胞同士のつながりが弱まり、
間から菌が入りやすくなります。
バリア機能が弱まり、
肌の内側が十分に保護できなくなるのですね。
頭皮の内側には発毛や育毛に関わる細胞があります。
乾燥でバリア機能が弱まると紫外線など、
外からの悪影響をそのままダイレクトに伝えることに。
乾燥も頭皮のバリア機能の低下を招いて薄毛の原因となるので、
油断は禁物ですよ。
洗髪での皮脂の取りすぎも薄毛に影響する?
皮脂の量は肌質・体質だけでなく、ヘアケアでも変わります。
シャンプーで、しっかり皮脂を落とそうとしていませんか?
その努力がかえって皮脂を増やしている場合もあります。
シャンプーで皮脂を取りすぎると、
かえって皮脂分泌を盛んにしてしまうことがあります。
これは自律神経がバランスの乱れを感じて、
元に戻そうとする働きによるもの。
シャンプーのしすぎには注意しましょう。
また爪を立ててこすったり力を入れすぎたりしても
頭皮のダメージにつながります。
刺激が強すぎたり自分に合っていなかったりするシャンプー剤の
使用も、もちろん良くありません。
薄毛の改善・予防のために皮脂の取りすぎに気をつけながら、
正しいシャンプーを心掛けましょう。
薄毛のことなら毛髪診断士に相談しよう
皮脂は薄毛と密接に関係していて、分泌過剰でも
乾燥していていても発毛や育毛に悪影響を及ぼします。
またシャンプーで皮脂を取りすぎても薄毛の原因になるので、
十分に注意しなければなりません。
しかし自分の皮脂分泌が正常かどうか、
シャンプー方法が正しいかどうかは、
わかりにくいですよね。
薄毛にならないか心配な方は、
毛髪診断士に相談してみましょう。
毛髪診断士は頭皮や髪の毛を詳しく調べ、
状態を判断する髪の毛のプロ。
皮脂についても過剰分泌になっていないかどうか、
反対に不足して頭皮が乾燥してしまっていないかどうか
診断します。
シャンプー方法や自分に合ったシャンプー剤についての
アドバイスも受けられ、正しく髪が洗えるように。
薄毛の相談先には薄毛クリニックや薄毛専門院がありますが、
毛髪診断士が在籍しているところを選びましょう。
心強い味方となってくれますよ。
まとめ:皮脂が多いと薄毛になる?逆に皮脂の取りすぎも良くないってホント?
皮脂が多いとベタつきから頭皮は汚れやすくなります。
毛穴に溜まることから新しく分泌される皮脂や老廃物が詰まり、
頭皮環境の悪化が招かれます。
育毛や発毛にも悪影響が及び、薄毛の原因となるので
気をつけなければなりません。
また薄毛の改善や予防のためには乾燥や、
シャンプーでの皮脂の取りすぎにも注意する必要があります。
強い刺激とならないよう、洗い方やシャンプー剤選びに
十分な配慮をしましょう。
皮脂量やシャンプー方法について不安や疑問に思う点が
ある場合は、毛髪診断士に相談することをおすすめします。
皮脂の過剰分泌や乾燥を改善して、
薄毛の改善・予防を図りましょう。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔