蛇行型円形脱毛症は治りにくい?悪化する前に対策しよう
円形脱毛症と聞くと多くの方が思い浮かべるのは、
頭に10円硬貨のような丸い脱毛部分ができた状態
ではないでしょうか?
しかし、円形脱毛症の脱毛部分の形状は円形・楕円形とは限らず、
不規則な形をしている「蛇行型」のようなタイプもあるのです。
蛇行型は円形脱毛症の中でも重症の部類に入るため、
できるだけ早く適切な処置を受ける必要があります。
そこで今回は、蛇行型円形脱毛症の特徴や対策法、
悪化するとどうなるのかという点について解説いたします。
こんな円形脱毛症の症状はありませんか?
円形脱毛症は丸くハゲるものだと思っていると、
不規則な形の脱毛部分を見つけたときに、
それが円形脱毛症の一種だと気づかない可能性もあります。
あとになって「もっと早く気づいていれば…」と思わずに
済むように、蛇行型の症状を把握しておきましょう。
そこで、蛇行型円形脱毛症が疑われる症状をご紹介します。
■耳の上あたりの髪が抜けた
■うなじ周辺に脱毛している部分がある
■もみあげがなくなった
■側頭部から後頭部の生え際が広範囲に脱毛している
■生え際の脱毛が拡大した
■脱毛している部分がくっついて横に広がってきた
このような症状が現れたときは、早めに専門家に相談しましょう。
蛇行型円形脱毛症とは?
「蛇行型円形脱毛症」とは、側頭部や後頭部の髪の生え際が
細長い帯のような形状に脱毛するタイプの円形脱毛症です。
「蛇行」という言葉の通り、蛇のようにくねくね曲がった形に
脱毛していきます。
脱毛が始まったばかりの初期は、生え際のあたりに脱毛している部分
がいくつか現れ、次第に脱毛部分がくっついて拡大していきます。
進行すると脱毛が前頭部に及んでもみあげがなくなったり、
額の生え際の毛が抜けたりすることもあります。
蛇行型は子供に多く見られる円形脱毛症ですが、
大人も発症する可能性があります。
蛇行型円形脱毛症は重度の部類に入るため、
対策に何年かかかることも少なくありません。
早期発見、早期のケアが重要です。
蛇行型円形脱毛症の対策
円形脱毛症の対策では、脱毛面積と重症度によって
有効な対策方法も変わってきます。
「日本皮膚科学会円形脱毛症ガイドライン2017年版」では、
対策法ごとに推奨度が掲載されています。
参考:
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf
この中で「行うように勧める」とされている推奨度Bの対策は、
次の3つです。
■ステロイド局所注射療法
ステロイドを脱毛している部分に直接注射する方法で、
単発型や多発型に対して行います。
副作用があり、注射時の痛みもあるため子供には行われません。
■局所免疫療法
人工的にかぶれを起こすことで、発毛を促す方法です。
脱毛面積が25%以上の症状に行われ、
子供にも適用することができます。
■ステロイド外用療法
頭に直接塗るタイプのステロイドを使用した方法です。
単発型や軽度の多発型に用いられます。
次に「行ってもよい」とされている、推奨度Cの方法を
いくつかご紹介しましょう。
■ステロイド内服療法
ステロイドの内服薬を用いる方法で、発症後6ヵ月以内で
脱毛面積が25%の成人の方に対して行います。
処置をやめた後の再発率が高いのが難点です。
■ステロイドパルス療法
ステロイドを短期間点滴により大量投与する方法です。
発症後6か月以内の重症かつ、進行性の方に対して行われ、
子供は対象外です。
■紫外線療法
紫外線を照射する方法で、PUVA療法・エキシマライト・UVB療法の
3種類あり、PUVA療法は全頭型や汎発型に、
他の2つはすべてのタイプに行うことができます。
円形脱毛症の対策は発症からの時間が経つほど、
また、脱毛面積が拡大するほ難しくなります。
また、対策の開始が遅くなればそれだけ選択肢も
狭まってしまうので、円形脱毛症に気づいたらなるべく
早い段階で医療機関に行っていただく必要があるのです。
とくに蛇行型は難治性と言われているため、早めの対処が重要。
「もしかして蛇行型かも…?」と思ったときは、
どのタイプの円形脱毛症かを知り、
適切な対策を始めるためにも、
初期のうちに専門家に相談しましょう。
蛇行型円形脱毛症が悪化するとどうなる?
蛇行型円形脱毛症が悪化するとどうなるのでしょうか?
最初はいくつかの脱毛部位から始まり、次第にくっついて範囲が
拡大していきます。
蛇行型の脱毛症状によく例えられるのが、「ハチマキ」です。
ちょうど頭にハチマキを巻いた時のように、
グルッと一周生え際の髪が抜けていくのです。
蛇行型が進行すると、脱毛部分が側頭部や後頭部だけでなく
前頭部にも及ぶようになり、
もみあげがなくなったり、
前髪も抜けたりするようになることもあります。
また、さらに悪化すると残っていた頭頂部の髪も抜け、
全頭型や汎発型に移行するケースも見られます。
処置が遅くなるとそれだけ悪化のリスクも高まるので、
生え際付近に脱毛している箇所を見つけたときは、
放置せずに専門家に相談しましょう。
女性・男性問わず薄毛にお悩みの場合は薄毛専門いいねヘアケアラボ(東京・大阪・名古屋)まで!
円形脱毛症やそのほかの薄毛を改善したいとき、
病院やクリニックの他に「専門院」という選択肢があります。
「いいねヘアケアラボ」は、円形脱毛症やFAGA、AGAなど
薄毛全般を扱っている薄毛の専門院です。
【いいねヘアケアラボの7つの魅力】
・薬や育毛剤を一切使用しない
・薄毛の根本原因を突き止める!
・体質改善によって薄毛を根本から改善
・卒業した後も続けられるセルフケアが習得できる
・スタッフ全員が毛髪診断士の有資格者だから安心
・1100症例以上の豊富な実績
・他県から来院される方のための県外割あり
「薬を使いたくない」、「薬の副作用が怖い」、
「根本からしっかり薄毛を改善したい」という方は、
ぜひ一度いいねヘアケアラボにご相談くださいね。
まとめ:蛇行型円形脱毛症は治りにくい?悪化する前に対策しよう
蛇行型円形脱毛症とは、側頭部から後頭部にかけて生え際が
細長く脱毛するタイプの円形脱毛症です。
最初は生え際にいくつかの脱毛部分ができ、
次第にくっついて拡大していきます。
蛇行型は難治性と言われており、対策に時間がかかります。
また、蛇行型が悪化すると前頭部も脱毛したり、頭部全体まで
脱毛が及んだりすることもあるので注意が必要です。
蛇行型円形脱毛症の疑いがあるときは、
できるだけ早く専門家に相談しましょう。
薬を使わずに円形脱毛症を改善したい方は、
いいねヘアケアラボまでお問い合わせくださいね。
~この記事を読んだあなたにはこちらの記事もオススメです~
・円形脱毛症になったらどんな対策をとればいい?日々のケアについて解説!
この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔