円形脱毛症になりやすい年齢はあるの?円形脱毛症の割合について解説!
円形脱毛症は、髪の毛が部分的に抜け落ちてしまう
症状ですが、性別や年齢に関係なく誰でも発症する可能性が
ある疾患です。
最近では、若い年代でも円形脱毛症に悩んでいる方が
増加しているといいます。
では、円形脱毛症になりやすい年齢はあるのでしょうか?
今回は、円形脱毛症の割合について解説していきます。
円形脱毛症は一定割合で発症してしまう方がいる
抜け毛に悩む成人男性は、抜け毛の大きな要因である
AGA(男性型脱毛症)で、年齢関係なく7割の人が
占めると言われています。
これは遺伝を要因とする男性ホルモンの影響で、
髪の成長サイクルが短い間隔になるために起こる
ということが知られています。
一方、女性の場合は、加齢やホルモンバランスの変化
によって起こると言われている、びまん性脱毛症や
FAGA(女性男性型脱毛症)などがあげられ、
円形脱毛症とは見た目の上でも区別することができます。
円形脱毛症の頻度は人口の1~2%と推測され、
この頻度は増減することもなく変わりません。
また、患者さんの2割程度に家族内で円形脱毛症を
発症する場合があります。
円形脱毛症は一定割合で発症してしまう方がいて、
また、なりやすい体質が遺伝しているようです。
このことから、家族が発症したからといって、円形脱毛症
を必ず発症するというわけではないということが分かります。
円形脱毛症は自己免疫疾患によるものという説が有力で、
精神的ストレスや薬剤によって起こるアレルギー、頭皮環境などを
要因として、自己免疫反応が誘発されると考えられています。
また、アトピー体質を持っている人に起こりやすいこともあり、
アトピー性皮膚炎と円形脱毛症には深い関係があると考えられています。
円形脱毛症はどの年代でも発症し得る
円形脱毛症は、遺伝やストレスなどにより発症する可能性が
あることをお伝えしました。
では、発症しやすい年代というものはあるのでしょうか?
脱毛症というと、ある程度年齢を重ねた人が多くなるイメージを
お持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし円形脱毛症に限って言えば、年齢や男女差などは関係なく
どの年代でも発症し得る疾患です。
次からは、円形脱毛症が発症する割合について年齢別で見ていきましょう。
30歳以下で円形脱毛症に発症する割合が高い
前述したように円形脱毛症はどの年代でも発症し得る疾患です。
特に、30歳以下で円形脱毛症の発症する割合が高く、
その割合が81.8%と言われています。
20代などの若い世代の男性の場合、薄毛の要因として頭皮環境や
生活習慣によるものが考えられます。
それは、社会人になって間もない時期に、
仕事などの精神的なストレスや食生活など生活習慣の乱れなどが
関係していると言えるでしょう。
FAGAの特徴(遺伝性や特定の箇所から進行する)に当てはまらず
脱毛を発症している場合は、まず生活習慣を見直しつつ、
専門院や専門家に相談することをおすすめします。
またはご自身で取り組み、効果が期待できるものとして、
育毛剤の使用もひとつの方法として試してみるのも
いいかもしれませんね。
一方、30代は若いころに比べて、身体の新陳代謝や内臓器官が
衰え始めることから、薄毛の要因となることが考えられます。
さらに、飲酒や暴飲暴食、あるいはストレスが身体に
蓄積されていくと、加齢が進むと同時にその解消にも
時間がかかると言われています。
その結果、血液循環が悪くなって十分な栄養が毛髪に行き渡らず、
毛根や頭皮がダメージを受けることで大きな影響を受け、
薄毛や円形脱毛症の要因になってしまうのかもしれません。
このことから、食生活や睡眠などの生活習慣を見直し、
頭皮は常に清潔にし頭皮環境を整えるなど、
しっかりそれぞれできる対策を行えるよう気をつけてみることが
大切ではないでしょうか。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/円形脱毛症
15歳以下の円形脱毛症発症割合も高く、幼児でも発症することがある
円形脱毛症は年齢が関係なく誰でもなりますが、
患者さんの1/4は15歳以下で始まり、
全頭型や汎発型などの完治が難しいひどい脱毛も
小児に多くみられ、その男女差はありません。
また成長期だけではなく、生まれてから数年の幼児でも
発症が見られると言われています。
このことから、15歳以下の若い世代での円形脱毛症を
発症する割合も高く、幼児でも発症することがあることがわかります。
参考:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q07.html
まとめ:円形脱毛症になりやすい年齢はあるの?円形脱毛症の割合について解説!
今回は円形脱毛症になりやすい年齢はあるのかについて、
また、円形脱毛症の割合についてこれまで解説してきました。
誰がいつ発症してもおかしくない円形脱毛症ですが、
その明確な原因は不明です。
円形脱毛症は、一人ひとりその症状も治療法も違ってきますので
、個人に合わせた治療が重要となってきます。
万が一ご自身が円形脱毛症を発症した場合は、
一人で悩まず早期に専門院に相談するようにしましょう。
~この記事を読んだあなたにはこちらの記事もオススメです~
この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔