円形脱毛症は毛根がダメージを受けている状態!抜け毛から異変を確認しよう

円形脱毛症の抜け毛をチェックすると、

いくつかの特徴的な毛根の症状が見られます。

これは、免疫細胞により毛根がダメージを

受けたことによって起こる症状です。

 

急激な抜け毛の増加が見られる、脱毛箇所が丸い形をしている

というときに、それが円形脱毛症かどうかを判断するためには、

抜け毛に現れる異変を把握しておく必要があります。

 

そこで今回は、円形脱毛症の抜け毛は毛根がどのように

なっているのか、その特徴について詳しく

薄毛専門いいねヘアケアラボ解説いたします。

 

そもそも正常な毛根の状態とは?

円形脱毛症で生じる異常な毛根と比較するために、

最初に正常な毛根とはどのような状態なのかを解説いたします。

 

■毛根が膨らんでいる

正常な抜け毛の毛根はふっくらと丸みを帯びて膨らんでいます。

毛根が丸くなるのは栄養が行きわたり、十分に成長した証拠です。

根元がこんもり丸くなっている形から、よくマッチ棒に例えられます。

 

■根元が白い

毛髪はもともと白いのが正常で、髪が生えるときにメラニン色素が

供給されることで黒くなるのです。

そのため成長し終わり抜けた髪の毛根は、メラニン色素が毛先の方

まで行きわたり、それ以上供給されなくなっているため

白くなるのが普通です。

 

円形脱毛症は毛根のダメージによる脱毛症?

円形脱毛症の原因は、はっきり解明されていません。

しかし、現在は自己免疫疾患の1つであると考えられています。

 

自己免疫疾患とは、本来なら体内に侵入した病原菌やウィルスなどの

異物を攻撃、破壊、排除するはずの免疫機能が、正常な細胞や組織を

誤認し攻撃してしまうことによって発症する疾患のことです。

 

円形脱毛症では、Tリンパ球という免疫細胞が何の問題もない

正常な毛根を、誤って攻撃してしまうことによって生じます。

 

これにより毛根が破壊されるため、髪が育毛できなくなり

脱毛してしまうのです。

なぜこのような現象が起こるのかは、

現時点では明らかになっていません。

 

円形脱毛症の場合は毛根がどんな状態になっている?

それでは円形脱毛症では、抜け毛の毛根にどのような症状

があらわれるのでしょうか?

 

円形脱毛症ではTリンパ球の攻撃によって毛根が

大きなダメージを受けるため、病的な髪が増えます。

病的な髪とはどのようなものなのか、

その特徴を解説いたします。

 

1.根元が細くなっている

円形脱毛症でよく見られるのが、

毛根がなく根元が細くとがっている症状です。

 

先ほど触れたように、正常な抜け毛の毛根はふっくらと丸みを

帯びていますが、

円形脱毛症では毛根に近づくにつれて先細りしているという特徴が

見られます。

 

このような毛髪を「!」という感嘆符に似ているとして、

「感嘆符毛」という名称で呼ばれています。

感嘆符毛は非常に脆くて弱く、軽く引っ張っただけでスルッと

簡単に抜けてしまう性質があります。

 

2.切れ毛や折れ毛が多い

円形脱毛症では毛根付近が細くなる感嘆符毛が増えますが、

感嘆符毛はとても脆く簡単に切れたり折れたりするため

「切れ毛」「折れ毛」が増加します。

 

折れ毛は軽く引っ張っただけで簡単に抜けるか、切れてしまい、

進行期になるとこれらの残った髪もやがて抜けていきます。

 

3.黒点が見られる

また、円形脱毛症では毛根に黒点と言われる症状も見られます。

 

黒点とは萎縮した髪の毛が毛根に詰まった状態のことで、

黒い点のように見えることからこの名称で呼ばれているのです。

 

この中でも感嘆符毛と黒点は円形脱毛症の特徴的な症状と

言われており、これらが認められると

円形脱毛症である可能性がかなり高くなります。

 

毛根のない抜け毛は危険?

抜け毛の根元をチェックしてみて、毛根がないときは要注意!

 

先ほど触れたように、毛根がふっくら丸くふくらんでいるのが

正常な抜け毛の状態です。

しかし、抜け毛に毛根がなく先細りしているなら、

髪に何らかの異常があると考えた方がよいでしょう。

 

抜け毛の毛根がなく根元がとがっている他に、急に抜け毛が

増えたり、丸く脱毛したりといった症状もあらわれている場合は

円形脱毛症を疑ってみる必要があります。

なるべく早めに薄毛の専門家に相談することをおすすめします。

 

また、円形脱毛症らしい症状が他になくても、毛根がなく、

さらに根元が黒いときは薄毛のリスクが高くなります。

 

考えられる原因としては、栄養不足血行不良があります。

栄養が行きわたっていないため毛根が成長しておらず、

また、ヘアサイクルの途中で抜けているために

根元が黒くなってしまうのです。

 

栄養不足・血行不良・ヘアサイクルの乱れはどれも、

薄毛の原因になります。

このような毛根のない抜け毛を見つけたときは、生活習慣

血流アップに努めて早めに対処するようにしましょう。

 

まとめ:円形脱毛症は毛根がダメージを受けている状態!抜け毛から異変を確認しよう

円形脱毛症は自己免疫疾患の一種と考えられており、

Tリンパ球が毛根を誤って攻撃し、

毛根がダメージを受けてしまうために発症するとされています。

 

円形脱毛症の抜け毛には、毛根の部分に特徴のある症状が見られます。

1つ目は毛根付近が細くなり感嘆符に似ていることから名づけられた、

「感嘆符毛」

 

2つ目は、萎縮した髪の毛が毛根に詰まった「黒点」

この2つ以外にも、切れ毛や折れ毛も多くなります。

 

また、毛根がなくとがった抜け毛も

円形脱毛症によく見られる症状です。

 

このような特徴が見られる抜け毛を発見し、

他にも急な抜け毛の増加や丸い脱毛があるときは

円形脱毛症の可能性が高いため、

できるだけ早めに薄毛の専門家に相談しましょう。

https://名古屋薄毛治療.com/stcat/円形脱毛症-2/

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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