円形脱毛症にかかると経過はどうなるの?

ある日突然髪が抜けてしまい、

外見が大きく変わってしまうとショックも大きいですね。

お薬や育毛剤を使って円形脱毛症の対策をしているけれども、

鏡で脱毛したところを見るたびに、

「このまますべての髪の毛が全部抜けてしまうかも」

と不安な日を過ごしていませんか。

円形脱毛症になってからの経過は人によってさまざまです。

 

今回は、円形脱毛症になったときの経過につい

「初期」「進行期」「回復期」の過程で解説いたします。

 

円形脱毛症の経過について

円形脱毛症は

脱毛の様子や症状の進行度合いによって次のように分類することができます。

脱毛斑が1つできる単発型、脱毛斑が複数できる多発型

髪の毛がすべて抜け落ちる全頭型

体の体毛も抜けてしまうような汎発型

帯状に生えぎわなどが抜けてしまう蛇行状脱毛症

といったタイプに分類されます。

 

経過は様々で、全頭脱毛症から汎発型脱毛症と進行することもあります。

 

円形脱毛症の初期の症状としては、次のようなものがあります。

円形脱毛症を発症するとなんの前触れもなく抜け毛が増えて、

ブラシや手ぐしで髪をととのえただけでまとまって抜けてしまい、

頭部の地肌が部分的に見える場所も出てきます。

人によっては爪に小さなデコボコができる、

頭皮の違和感やかゆみ赤みといった症状を感じる場合もあります。

 

円形脱毛症は自覚症状が少なく、

発症していることに気づかないまま放置してしまうことが多いのです。

 

円形脱毛症の経過:進行期を経て、回復期へ

症状が軽い円形脱毛症は自然に治ることが多いのですが、

初期症状を放っておくと、症状が進行して次のような変化が現れることがあります。

 

脱毛が進む時期である進行期には、

朝起きた時、枕に抜け毛の数が増えて、脱毛斑の範囲が広がってきます。

痛みはほとんどないのですが、

脱毛斑の周囲の毛を軽く引っ張ると髪の毛が抜けてしまい、

健康な抜け毛は毛根が丸くふくらんでいますが、

円形脱毛症の抜け毛の毛根を見ると、先端が細くとがっています。

 

ダーモスコピーといわれるような拡大鏡を使って、

「黒点」と言われる毛穴に詰まった萎縮した毛の塊や、

短く切れた毛で根元が細い「感嘆符毛」が多数あれば、

切れやすい病的な毛しか作れない活動性がある進行期で、

さらに毛を作れなくなり脱毛します。

 

男性型脱毛症(AGA)の場合は、

徐々に薄毛が進行して薄毛が進行した部分にも

わずかながら髪が残っていることが多いですが、

円形脱毛症では脱毛班が生じた部位の髪はきれいに抜け落ちて産毛も残りません。

 

脱毛が進行しているときには、まず脱毛自体を止める対策が行われます。

年齢や脱毛範囲、脱毛が進んでいる「進行期」なのか、

症状が落ち着いた「固定期」かで、対策法が決まります。

 

脱毛が収まって脱毛斑のみ認められる回復期に入った円形脱毛症では、

脱毛班に毛穴が見えたり、産毛のように細めの毛が生えてきます。

毛根が回復してくると、徐々に元のような太く硬い毛となっていきます。

回復期の髪の毛は進行期のように簡単には抜けず、

毛を生やす対策が行われます。

 

円形脱毛症の経過は人それぞれ

円形脱毛症は、脱毛が止まって回復しても再発しやすい病気です。

対策から約1年が経過すると、

かなり症状が落ち着いてくる人が多いのですが、

早い人は対策をし始めてから数ヶ月で再び毛が抜け始めます。

 

最初の発症時は一つだけの単発型だったのが、

再発後は範囲が広がってしまう人もいれば、逆に範囲が狭くなる人もいます。

「この対策法でいいのだろうか」、

「抜け毛が止まらないけど大丈夫だろうか」

など不安な気持ちが強いのであれば、

主治医に診療情報提供書を書いてもらい、

セカンドオピニオンに相談するという方法もあります。

自分にとって最善と思える対策を主治医との間で判断するために、

別の医師の意見を聞くことがセカンドオピニオンで、

医師を変えたい場合は、転院となります。

 

自分が選ぶ対策にどのようなメリット・デメリットがあるのかを

多角的に知ることができれば、主治医との信頼関係も築け、

納得いく対策が続けられますね。

 

一進一退繰り返しながら向き合っていこう

円形脱毛症であるということを受け入れるのは、心理的に辛いものです。

対策が長期になればなるほど、発毛しても脱毛を繰り返したり、

脱毛は止まったけれど発毛がみられないなど、

「脱毛により、自分自身が変わってしまのではないか」

という不安になりますね。

 

良くなったり悪くなったりを繰り返していると、

どん底気分を味わうけれど、病気にのまれず、

病気や自分自身と向き合って、自分らしく過ごしながら対策を続けていきましょう。

ストレスをためすぎないためにも、

運動マッサージ食事音楽映画などの趣味など

自分に合ったストレス発散法を工夫するようにしましょう。

 

 

まとめ:円形脱毛症にかかると経過はどうなるの?

円形脱毛症の初期症状、進行期、回復期と説明してきましたが、

円形脱毛症がどれくらいの期間続くのか、

抜けるペース、治る治らない、再発するしない、

再発の時期や脱毛の範囲などの経過は人によってさまざまです。

 

円形脱毛症になると、治るのかという不安、

他人の目が気になって外出や会社、学校に行きたくなくなったりと

仕事や生活等に消極的になりがちですが、

対策のマイナスになってしまっては本末転倒です。

とにかく気にしないことが一番のケアですが、

お風呂で髪を洗うたびに髪の毛がたくさん抜けると気になってしまいますよね。

 

脱毛が止まらない、

発症から3か月たっても発毛がないといった場合は、

放っておかずに専門医を受診しましょう。

 

 

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・円形脱毛症の初期から回復期の注意点

 

 

 

この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

 

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