円形脱毛症の対策にはどのくらいの期間が必要なの?放置せずに対策しよう

突然、10円玉くらいの丸型の脱毛が生じる

「円形脱毛症」

 

円形脱毛症は早めに対策を始めることが望ましいのですが、

対策にどの程度の期間が必要なのかご存じでしょうか?

 

円形脱毛症の対策にかかる期間は、

病気のタイプや進行度によって大きく異なります。

 

軽度のものであれば自然に緩和することもありますし

重症なら期間が長引くこともあるでしょう。

 

今回は、円形脱毛症のタイプと対策にかかる期間、

円形脱毛症を見つけたときの対処法

についてご紹介します。

 

 

円形脱毛症が改善する期間はまちまち

円形脱毛症には5つのタイプがあります。

 

·【単発型】丸や楕円形の脱毛斑が1箇所だけのタイプ

·【多発型】丸や楕円形の脱毛斑が複数あるタイプ

·【全頭型】脱毛が頭全体に及ぶタイプ

·【汎発型】脱毛が頭だけでなく、眉やまつげ、体毛など全身の毛に及ぶタイプ

·【蛇行型】側頭部や後頭部の生え際が帯状に脱毛するタイプ

 

円形脱毛症の改善にかかる期間は、

それぞれのタイプによって異なります。

 

単発型はこの中では軽度な方で、

改善まで半年から1年ほどと言われています。

 

多発型でも脱毛斑が多い場合や蛇行型は、

それより長引き、数年かかることもあります。

 

全頭型や汎発型は重度のため、

ケアも難しくなっていき長期化する傾向があります。

 

しかし、これらの期間はあくまでもおおよその目安。

 

同じタイプの円形脱毛症であっても、

脱毛面積の大きさや進行度によっても

かかる期間は変わってきます。

 

一般的に脱毛面積が大きいほど、

また、円形脱毛症になってから経過した時間が長いほど、

対策にかかる期間は長くなります。

 

また、脱毛箇所が増えたり、

脱毛面積が大きくなったりすることもあり、

その場合は期間もさらにかかります。

参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

 

軽度なら数ヶ月で自然に改善することも

円形脱毛症の中でも軽度なのが、

脱毛斑が1箇所の「単発型」

脱毛斑が少数の「多発型」の2種類。

 

これらのタイプの場合、

病院で処置・処方を受けずに放置しておいても、

自然緩和するケースも多く見られます。

 

『日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版』でも、

次のような記載があります。

 

「アトピー性疾患や内分泌疾患の既往がなく、

個々の脱毛巣の最長存続時間が1年以内である少数の脱毛斑の場合、

80%程度の方において1年以内に毛髪が回復することが

本邦で報告されている。」

 

脱毛している箇所が少ない場合は、

しばらく様子を見てみるのも一つの手です。

 

ただしその場合は、脱毛している箇所をよく観察して、

悪化していないかチェックしておく必要があります。

 

もしも脱毛斑の数が増える、

脱毛斑が大きくなる、

脱毛斑がくっついて広がる

 

といった症状があらわれたときは、

すぐに専門医に相談しましょう。

 

重度の円形脱毛症の場合の期間は年単位で考えよう

円形脱毛症では、

頭部の脱毛面積が全体の25%以上重症としています。

 

脱毛斑の多い多発型全頭型、汎発型

回復と再発を繰り返すことが多く

回復率も8~10%ほどで低いと言われています。

 

そのため、重度の円形脱毛症の場合、

期間を年単位で考える必要があるのです。

 

対策が長期にわたると、

どうしても落ち込んだりふさぎこんだりしてしまい、

対策に対する意欲も薄れがち。

 

今の方法でよいのか、病院を変えた方がよいのか、

いつまでこの対策を続けるのかなど、

迷い悩みを抱える方も多いでしょう。

 

また、社会生活を送る上で精神的な負担を減らすためには、

カツラの使用を検討することも必要です。

 

とくに女性の場合は、

男性のように丸坊主にしてしまうわけにもいかないので、

問題は切実ですよね

 

円形脱毛症の対策に長期間かかるときは、

カツラを上手に利用しながら、

病気とうまく付き合っていけるように

意識を切り替えていくことも大切です。

 

円形脱毛症を放置してしまうとどうなる?

円形脱毛症を発見しても、

対策せずに放置してしまうとどうなるのでしょうか?

 

円形脱毛症では、

脱毛を自覚してからおよそ半年の期間を「急性期」と言います。

 

急性期は、脱毛が急速に進み拡大する時期です。

 

単発型など軽度の円形脱毛症であれば、

このような急性期の症状はあまり見られませんが、

重度の場合はこの時期に急激に髪が抜け落ち、

脱毛斑が広がっていきます。

 

急性期には、ステロイドの内服や点滴などによって

脱毛の進行を抑える対策を行いますが、

何もせずに放置していると

どんどん進行してしまう恐れがあり危険です。

 

円形脱毛症は脱毛が始まってから時間が経つほど、

また、脱毛面積が大きくなるほど対策に時間がかかり、

回復率も低くなります。

 

少しでも進行のリスクを減らすためには、

早期発見·早期対策を心がけることが重要です。

 

円形脱毛症に気づいたときは

脱毛斑の数や大きさをチェックして、

早めに専門家に相談することをおすすめします。

 

円形脱毛症かも?と思ったら専門家に早めにアドバイスをもらおう

急激に髪が抜けたり、

境目のくっきりした脱毛斑ができたりしたときは、

円形脱毛症を疑ってみる必要があります。

 

では、

円形脱毛症かも?

と思ったときは、

どのように対応すればよいのでしょうか?

 

おすすめは、早い段階で専門家に相談すること。

 

その理由の1つ目は、

急激に髪が抜ける原因は円形脱毛症だけではなく、

他の皮膚疾患内科系疾患の可能性もあるからです。

 

もしも病気による脱毛なら、

病気の対策をしないと脱毛が進行してしまう恐れがあるため、

早めの対応が重要です。

 

2つ目の理由は、

早い段階で専門家に相談することで、

適切な対策を講じやすくなるからです。

 

「もう少し早く対策を始めていれば…」

という事態に陥らないためにも、

早期に専門家のアドバイスを求めることをおすすめします。

 

まとめ:円形脱毛症の対策にはどのくらいの期間が必要なの?放置せずに対策しよう

円形脱毛症は軽度のタイプなら半年~1年くらいで改善が期待できますが

重度の場合は長期化する傾向があり、

期間を年単位で考える必要があります。

 

円形脱毛症を見つけても何もせず放置しておくと、

急速に症状が進行したり悪化したりする恐れがあるため、

注意しなければなりません。

 

円形脱毛症は脱毛面積が大きくなるほど、

また、脱毛が始まってから時間が経つほど対策期間が長くなり、

改善も難しくなると言われています。

 

そのため、

「円形脱毛症かな?」

と思ったら、

できるだけ早めに専門家に相談することをおすすめします。

 

もし円形脱毛症を体質から整えていきたいとお考えの場合は一度、

名古屋・東京・大阪にある、いいねヘアケアラボにご相談ください。

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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