意外と知らない複数箇所にできる円形脱毛症について

円形脱毛症というと「10円ハゲ」をイメージする方も多いですが、
円形脱毛症でできる脱毛斑は1箇所とは限らず、

何箇所にもできることがあります。

 

そこで今回は、

意外と知られていない複数箇所にできる円形脱毛症

について解説します。

 

複数箇所から円形脱毛症が起こっていませんか?

複数箇所から円形脱毛症が起こっていませんか?

 

円形脱毛症にはいくつかのタイプがあり

最も多くみられるのは1箇所だけできる

「単発型」と呼ばれるタイプです。

 

単発型の患者さんの約80%は、

1年以内に自然に治るというデータがあります。

 

円形脱毛症は突然脱毛斑ができて驚く方も多いですが、

自然治癒する確率の方が高いので、

必要以上に心配することはありません。

 

しかし、最初は1箇所だけだったのに、

気付いたら複数箇所に脱毛斑ができていた

ということもまれに起こります。

 

複数の脱毛斑を発見したときは、

さらに進行してしまう可能性があるので、

できるだけ早く専門院で相談することをおすすめします。

 

参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/syurui/

 

単独箇所に限らない複数にできる円形脱毛症(多発性)について

単独箇所に限らず、

複数の場所にできる多発性の円形脱毛症についても

知っておきましょう。

 

脱毛斑が2箇所以上できるタイプを「多発型」

または「多発性」の円形脱毛症と呼びます。

 

はじめは単発型だったのに、

しばらくしてから多発型に移行することもあります。

 

さらに重症化すると、

脱毛斑が結合して蛇のようにつながってしまう「蛇行型」や、

頭全体に脱毛が広がってしまう「全頭型」

頭だけでなく体毛や眉毛なども抜けてしまう「汎発型」

と呼ばれるタイプに進行してしまうこともあります。

 

円形脱毛症は自然に治ることもありますが、

どんどん進行して重症化してしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

複数に円形脱毛症が広がる前に専門院へ

もし円形脱毛症を見つけた場合は、

複数に広がる前に専門院へ行くことをおすすめします。

 

円形脱毛症は自己免疫疾患の一つと考えられており、

誰にでも発症する可能性がある病気です。

 

免疫細胞に何らかの異常が起こると、

正常な毛根を誤って攻撃してしまいます。

 

すると、ダメージを受けた髪の毛が抜け、

新しい髪の毛も生えなくなってしまうのです。

 

また、脱毛面積と回復率には関係があり、

脱毛面積が広いほど回復率が下がるというデータがあります。

 

いくら免疫細胞が正常な細胞を攻撃するとはいえ、

いきなり髪の毛が全部抜けてしまうようなことはありません。

 

そのため、症状の変化を注意深く観察することがとても重要です。

 

脱毛斑が大きくなってきたり、

数が増えてきたりしたら要注意です。

 

円形脱毛症は進行し始めると、

症状の悪化するスピードが早いという特徴があります。

 

少しでも進行しているように感じたら、

脱毛斑が複数に広がる前に早めに専門院に行くようにしましょう。

 

参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

 

なかなか円形脱毛症の改善が見られない場合は複数のアドバイスを聞くことも検討

なかなか円形脱毛症の改善が見られない場合は、

複数のアドバイスを聞くことも検討してみましょう。

 

円形脱毛症の発症には、

アトピー素因遺伝的要素自己免疫疾患の有無が

関係しているといわれています。

 

そのため、アトピー素因自己免疫疾患を持たず

なおかつ単発型だった場合は、約8割の方が

1年以内に完治するものの、再発する可能性はあるといいます。

 

再発することが多いのも円形脱毛症の特徴です。

 

円形脱毛症の回復には個人差があるため、

比較的早く改善がみられる方もいれば、

長期間治療しても改善がみられない方もいます。

 

なかなか治らず治療が長引く場合は、

治療法が合っていないことも考えられます。

 

そのようなときは、セカンドオピニオン

検討してみると良いでしょう。

 

円形脱毛症には複数·様々な改善方法があります

円形脱毛症には、複数の様々な改善方法があります。

 

単発型の場合は自然治癒するケースも多いですが、

複数の脱毛斑ができてしまう多発型の場合は、

放置しておくとさらに悪化する可能性があります。

 

早めに治療を行うことが大切です。

 

円形脱毛症の治療で推奨されているのは、

ステロイド局所注射局所免疫療法です。

 

他にも、ステロイド内服抗アレルギー薬の内服

ステロイドの外用ミノキシジルの外用

冷却治療紫外線療法などがあります。

 

症状に合わせた治療を行うことが大切ですが、

治療が長くなるとどうしてもストレスが増えてしまうもの。

 

重症化して治療が長引く場合は、

ウィッグを使うなど

円形脱毛症と上手に付き合う工夫も必要です。

 

 

また、健康のために良くないことは、

頭皮や髪の毛のためにも良くありません。

 

生活習慣を改善したり、

食生活を見直したりすること、

そしてストレスをためないように心がけることも、

円形脱毛症の改善につながるでしょう。

 

参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/chiryou/

 

 

まとめ:意外と知らない複数箇所にできる円形脱毛症について

複数箇所に脱毛斑ができる円形脱毛症は

意外と知られていません。

 

このような多発性の円形脱毛症は、

単独箇所にできる単発型よりも治りにくく、

さらに広がって重症化する可能性があります。

 

症状が進行してしまう前に、

専門院に相談することが重要です。

 

また、円形脱毛症の発症にはアトピー素因遺伝

自己免疫疾患などが関係しているといわれています。

 

なかなか改善がみられないときは

治療法が合っていない可能性もあるので、

セカンドオピニオンを検討してみましょう。

 

そして、生活習慣や食生活を見直し、

ストレスをためないように心がけることも大切です。

 

発症の原因となる要素を少しでも減らすことが、

円形脱毛症の改善につながるのです。

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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