アトピーと円形脱毛症の関係について!免疫力が関係していることも

突然10円玉大の脱毛斑ができて驚く

円形脱毛症

 

ご存知ない方も多いですが、

円形脱毛症はアトピー免疫

関係しているといわれています。

 

今回は、円形脱毛症とアトピーの関係について

また免疫力との関係についてみていきましょう。

 

アトピー性皮膚炎と円形脱毛症には関係性があるのか?

アトピー性皮膚炎と円形脱毛症には関係があるのでしょうか?

 

円形脱毛症の方々を調べてみたら、

アトピー素因を持つ人が40%以上

さらに家族でアトピー素因を持つ人の数を合わせると

54%になるというデータがあります。

 

アトピー素因とは、

アトピー性皮膚炎アレルギー性鼻炎、

気管支喘息アレルギー性結膜炎など、

アレルギー性疾患を起こしやすい要素のことをいいます。

 

アトピー素因を持つ体質は遺伝することが多いですが、

アレルゲンなどの環境的要素やストレスなどが加わると、

発症する確率が高くなると考えられています。

 

アトピー性皮膚炎もアトピー素因のひとつなので、

円形脱毛症になりやすい体質と捉えるのが自然です。

 

アトピー性皮膚炎だけではなく、

アレルギー性の疾患を持つ人は、

円形脱毛症の発症リスクが高いと思っておく方が良いですね。

 

参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

 

円形脱毛症は自己免疫疾患が原因?

円形脱毛症は自己免疫疾患が原因といわれていますが、

本当なのでしょうか?

 

私達の体には自分で自分の体を守る仕組みが備わっています。

 

これを「免疫機能」と呼び、

ウイルスなどが侵入してくると、

免疫細胞であるリンパ球が攻撃して体を守っています。

 

しかし、免疫細胞に何らかの異常が発生してしまうと

自分自身の正常な細胞を異物と認識し、

攻撃してしまいます。

 

この間違った攻撃によって起こるさまざまな疾患が、

自己免疫疾患です。

 

免疫機能の異常がなぜ起こるのか、

その原因は解明されていませんが、

髪の毛を作る毛母細胞が攻撃されて毛が抜けてしまうのが

「円形脱毛症」です。

 

また、円形脱毛症は自己免疫疾患との関係性が深く、

脱毛症とは関係ないように思われる自己免疫疾患を合併すること

多いという報告があります。

 

併発することが多いといわれている自己免疫疾患は、

橋本病などの甲状腺疾患尋常性白斑、関節リウマチ、

全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、1型糖尿病

などです。

 

どの病気も免疫機能の異常が原因で起こります。

 

円形脱毛症もこれらの自己免疫疾患同様に、

免疫系の機能に異常が起こることで発症する自己免疫疾患の一つ

考えられているのです。

 

参考:https://port-medical.jp/media/articles/40

 

アトピー性円形脱毛症とは?

アトピー性円形脱毛症とは、

どのようなものなのでしょうか?

 

円形脱毛症に悩まれている方やご家族に、

アトピー素因を持つ人が多いという話をしました。

 

アトピー素因とは関係がないタイプと区別しやすくするためか、

アトピー素因が関係している円形脱毛症を

「アトピー性円形脱毛症」と呼ぶようです。

 

アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患を持つ人は、

円形脱毛症が重症化する傾向や、

治りにくい傾向があります。

 

また、アトピー素因を持つ円形脱毛症の方は、

一度治っても再発しやすいともいわれています。

 

そのため、円形脱毛症の対策を行う際には、

血液検査などを行い、

アレルギー疾患有無を調べることも多いようです。

 

アトピー素因を持つ場合は、

アトピーに対する対策が

円形脱毛症の対策につながるケースもあることから、

抗アレルギー剤抗ヒスタミン薬などを使用し、

アトピーの対策を行いながら、

円形脱毛症の対策を行います。

 

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/300706/

 

アトピーと円形脱毛症の関係が疑わしい時は専門院に相談しよう

アトピーと円形脱毛症の関係が疑われる時は、

専門院に相談するようにしましょう。

 

円形脱毛症は、

症状により

単発型」「多発型」「蛇行型」「全頭型」「汎発型」

の各タイプに分かれます。

 

最も多いタイプは「単発型」で、

脱毛斑は1つだけできるのが一般的です。

 

このタイプの場合は、

約80%は半年から1年くらいの間に、

自然に緩和するといわれています。

 

しかし、脱毛斑がいくつもできてしまう「多発型」や、

脱毛斑が細長くつながってしまう「蛇行型」は、

単発型よりも施術期間が長くなります。

 

さらに脱毛が進行して頭全体の髪が抜けてしまう「全頭型」や、

髪の毛以外の体毛なども抜けてしまう「汎発型」は、

対策を行ってもおさまりにくく、

長期間の対策や円形脱毛症と

上手く付き合っていくことが大切になります。

 

アトピー性皮膚炎やその他のアレルギー疾患を持っている人は、

症状が重くなる傾向や、治りにくい傾向、

また再発する可能性が高くなる傾向があります。

 

ご本人だけでなく、

家族にアトピー素因を持つ人がいるような場合も要注意です。

 

アトピーと円形脱毛症の関係が疑わしいと感じる場合は、

早めに専門院に相談するようにしましょう。

 

参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/syurui/

 

まとめ:アトピーと円形脱毛症の関係について!免疫力が関係していることも

円形脱毛症は、

アトピー素因を持つ人や自己免疫疾患がある人に

多く発症するようですね。

 

また、円形脱毛症を発症した人は

アトピーなどのアレルギー疾患や自己免疫疾患を併発したり、

重症化したり、

再発のリスクが高まる傾向があることもわかりました。

 

円形脱毛症も自己免疫疾患も、

原因については詳しく解明されていませんが、

免疫系の異常が引き起こす自己免疫疾患の一つという説が

最も有です。

 

10円玉大の脱毛斑に気付いたら、

アトピーとの関係が疑わしい場合はもちろんのこと、

そうじゃない場合も、

できるだけ早く専門院に相談するようにしましょう。

 

 

~この記事を読んだあなたにはこちらの記事もオススメです~

 

・ストレスはたまってないのになぜ円形脱毛症は起こってしまうのか?

 

 

 

この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

  • ご利用者様の喜びの声
  • ユーザー様の回復実績 効果には個人差があり、回復を保証するものではありません
  • ブログで分からなかったこともLINEで先生に相談できます。

    ※23歳以下の方は保護者の方からのお問い合わせをお願いいたします。

  • あなたに今一番お伝えしたいことはこちらに書かれています。

ブログを読んでいただきましたか?

ブログでは書けない私たちが伝えたいことが
たくさんこちらには詰まってます。

私たちについて

ぜひこちらをご覧いただいて、
私たちの思いを知ってください。