円形脱毛症とは?発症の原因や特徴を解説

誰もが一度は耳にしたことがある円形脱毛症

しかし、実際はどういうものなのかよくわかっていない…

という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、円形脱毛症とはどのような病気なのか

また発症の原因や特徴などについて解説します。

 

円形脱毛症とはどんな病気?

円形脱毛症とはどんな病気なのでしょうか?

円形脱毛症は、何の前触れもなく突発的に起こる脱毛症です。

10円玉くらいの丸い形に脱毛することから、「10円ハゲ」とも呼ばれています。

円形脱毛症は一般的な脱毛症とは異なり、

免疫機能に異常が生じておこる「自己免疫疾患」という病気の一つです。

 

私たちの体には、免疫機能が備わっています。

免疫機能とは、

外から異物が侵入してきたらそれを攻撃し、体を守る働きのことです。

しかし、その免疫機能に何らかの異常が起こると、

誤って正常な自分の細胞を異物とみなして攻撃してしまいます。

これが「自己免疫疾患」と呼ばれる病気の主な原因です。

円形脱毛症もこの免疫機能の異常によって起こる

「自己免疫疾患」の一つといわれているのです。

参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/genin/

 

円形脱毛症の特徴

円形脱毛症の特徴は、子供から高齢者まで年齢に関係なく発症すること。

発症率の男女差もありません。

また、円形脱毛症にはいくつかの種類があり、

1年以内に自然治癒するタイプもあれば、

数年に渡って治療を必要とするタイプもあります。

 

【単発型】

最も多くみられるのは「単発型」と呼ばれるタイプで、

1ヵ所のみに脱毛斑ができるものです。

脱毛する部分は頭髪だけではなく、

眉毛やひげ、体毛などに生じる場合もあります。

「単発型」の場合、ほとんどが自然治癒しますが、

まれに進行してしまうこともあるようです。

 

【多発型】

円形脱毛症が2ヵ所以上で発症するタイプを「多発型」といいます。

単発型と比べると、治るまでには少し時間がかかります。

また、さらに脱毛斑が拡大してしまうケースもあるようです。

 

【蛇行型】

脱毛斑が結合して蛇のように広がるタイプを「蛇行型」といいます。

このタイプは、後頭部から側頭部の生え際に沿って脱毛するのが特徴です。

完治するまでには更に時間がかかり、数年かかる場合もあるようです。

 

【全頭型】

頭部全体に脱毛斑が広がってしまい、

完全に髪が抜けてしまうタイプを「全頭型」といいます。

全頭型の場合は治療期間も更に長くなり、治りにくいケースが多いようです。

 

【汎発型】

円形脱毛症の中で最も重症なのが、この「汎発型」です。

このタイプになると、頭髪だけでなく、

眉毛やまつ毛、体毛に至るまで全身の毛が抜けてしまいます。

全頭型同様、治療期間は長期に渡ります。

 

円形脱毛症の原因は?

円形脱毛症の原因は、

私たちの体にある自己免疫システムに異常が生じるからと考えられています。

「円形脱毛症の原因はストレスにある」といわれているのは、

過度のストレスが自己免疫システムに異常をきたすキッカケとなるからなのでしょう。

 

また、円形脱毛症の患者には、

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などの

アトピー素因を持っている人が多いことから、

アトピー素因とも関係があると考えられています。

 

そして、ご存知ない方も多いですが、

実は遺伝的要素も大きく関係しているといわれています。

円形脱毛症の患者さんの約2割は、

家族にも円形脱毛症を発症している人がいるというデータがあるのです。

円形脱毛症を発症する頻度は、世界中どの国でも人口の1~2%です。

これは、円形脱毛症になりやすい人が、1~2%は存在していることを意味しています。

家族内で発症する割合が2割程度あるということは、

「円形脱毛症になりやすい素質は遺伝する」と考えるのが自然でしょう。

参考:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q07.html

 

男性型脱毛症(AGA)との違いは

男性型脱毛症(AGA)との違いについても、みていきましょう。

 

【発症について】

男性型脱毛症(AGA)を発症するのは、主に成人男性です。

最近は20代や30代でも発症するケースが増えているようですが、

多くは40代以降。

50代になると約40%以上の方が発症し、

年齢とともに発症率も高くなる傾向があります。

一方、円形脱毛症の発症には、年齢や男女の差はありません。

参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

 

【脱毛の特徴】

男性型脱毛症(AGA)は、頭頂部や額の生え際の毛が薄くなり、

徐々に進行していくのが特徴です。

円形脱毛症が発症する部位は特に決まっておらず、

眉毛やひげ、体毛などの頭髪以外の場所に脱毛斑ができることもあります。

 

【原因について】

男性型脱毛症は、主に男性ホルモンや遺伝が原因で起こるものですが、

ストレスや生活習慣の乱れなども影響するといわれています。

円形脱毛症は自己免疫疾患の一つなので、

自己免疫システムの異常が主な原因です。

それに加え、遺伝的要因もあると考えられています。

 

 

まとめ:円形脱毛症とは?発症の原因や特徴を解説

あなたは、円形脱毛症が自己免疫疾患の一つだということをご存知でしたか?

多くの男性を悩ます男性型脱毛症(AGA)円形脱毛症は、

発症や原因、特徴などに大きな違いがあります。

 

それぞれ治療法も異なりますから、正しく診断することがとても重要です。

もし自分で判断できない場合は、専門医などに正しく診断してもらうようにしましょう。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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