薄毛に種類がある!?自分の薄毛のタイプの見極め方について解説
もしかして薄毛かも、髪の毛のボリューム感がなくなってきて
見た目年齢が老けて見えると悩みながら、
恋愛や仕事などで自信が持てなくなったりしていませんか。
薄毛は男性の悩みと思われがちですが、
女性にとっても薄毛で切実に悩んでいる人が多いのです。
女性の薄毛の種類は様々で種類によって原因も違うので、
適切なケアを行うためにも自分の薄毛のタイプを
見極めることが大切です。
こちらでは、自分の薄毛のタイプの見極め方について
解説いたします。
一口に薄毛といっても種類はそれぞれ
薄毛とは、髪の毛が抜け落ちて減ってしまい地肌が見えて
しまったり、本数は変わらなくても髪の毛が細く短くなって
薄く見えてしまうこともあります。
薄毛になる原因もストレスや過度のダイエット、
ホルモンバランスの乱れなど様々で、女性の薄毛と一口に
言っても種類がたくさんあり、それぞれ薄毛の原因も違います。
適切なケアをして薄毛を改善させるためには、
自分がどんなタイプの薄毛なのかをまずは見極めましょう。
薄毛の種類1:男性型脱毛症による薄毛
薄毛というと、まずあげられるのが「男性型脱毛症」(AGA)です。
AGAはテストステロンという男性ホルモンが、
5αリダクターゼという酵素によって発毛阻害物質である
ジヒドロテストステロンに変化して、成長期が短くなることで、
薄毛へとつながります。
女性の男性型脱毛症の場合は、老化によって女性ホルモンが
減ることで相対的に男性ホルモンの分泌量が多くなってしまい、
発毛阻害物質へと変化して薄毛となってしまいます。
薄くなった場所が生え際やつむじ部分、40代後半で
更年期症状の時期に薄毛になったかなどが
女性の男性型脱毛症を見極めるポイントです。
参考:https://gentosha-go.com/articles/-/7292
薄毛の種類2:びまん性脱毛症による薄毛
男性の薄毛になる部位は生え際から頭頂部にかけてと
部分的に脱毛するのですが、女性の薄毛は頭髪全体の量が
徐々に減って気づきにくく、髪が細くやせて全体に薄く見える
「びまん性脱毛症」が特徴です。
「びまん性」とは「全体に広範囲に広がる」という意味で、
女性の薄毛のなかで一番多いのがびまん性脱毛症で、
中年期以降に多く発症します。
髪の毛が細くコシがなくなってきた、
髪の毛のボリュームが減ってきた、
地肌が目立つようになってきたなどの髪の毛の悩みがあれば、
びまん性脱毛症かもしれません。
女性ホルモンには、髪の毛をつくるコラーゲンの生成を
活性化させる働きがあるので、加齢など女性ホルモンの
バランスが崩れて減少すれば、分け目から頭頂部の髪の薄さが
気になる薄毛の原因の一つとなります。
睡眠不足や過度なダイエットなど食生活の乱れ、ストレスなどでも
女性ホルモンのバランスが崩れることも知られています。
参考:https://www.skincare-univ.com/article/005412/
薄毛の種類3:円形脱毛症による薄毛
円形脱毛症は髪の毛が円形状に抜ける脱毛症で、
境目がはっきりとした円形や楕円形に脱毛するだけでなく、
まつ毛や眉毛、全身すべての毛が抜け落ちるなど様々な症状
があります。
原因やメカニズムがはっきりしないため根本的な治療法は
確立されていませんが、現在は自己免疫疾患が原因で
発症するという考え方で治療が進められています。
自己免疫疾患とは、細菌やウイルス、ほこりや汚染物質などの
体に有害なものから体を守ってくれる免疫という防御システムの
リンパ球が、なんらかの原因でエラーを起こし、
毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために
健康な髪の毛が抜けてしまうのです。
女性の場合は産後のホルモンバランスの崩れに加えて、
仕事や家事、育児などによるストレスや睡眠不足、
育児の忙しさによる疲労の蓄積や栄養バランスの乱れなどに
よって、自律神経のバランスが崩れることがきっかけと
なって円形脱毛症が起きやすくなります。
薄毛の種類4:ホルモン異常による薄毛
喉ぼとけの下にある甲状腺が分泌している甲状腺ホルモンは、
新陳代謝を促進してエネルギーをつくる作用があり、
皮膚や髪の毛をつくる細胞にも働きかけています。
甲状腺ホルモンの分泌量が不足する「甲状腺機能低下症」
「橋本病」などの病気になると、全身の様々な機能が
低下して疲労感が出たり、皮膚が乾燥したり、髪の毛も
抜けてしまうのです。
甲状腺機能低下症などで甲状腺ホルモンの分泌が減ると、
髪の毛の30~70%が休止期状態となり、
髪が細くツヤがなくなり、頭全体にびまん性脱毛が起こります。
逆に、バセドウ病などにより甲状腺ホルモンの分泌が
多くなりすぎたことでも髪の毛は細く柔らかになって、
40~50%の方にびまん性の脱毛が起こると言われています。
甲状腺ホルモンの異常による薄毛の場合、
治療でホルモン値を正常にすれば脱毛症は改善します。
甲状腺の病気は女性に多く、軽度では見過ごされることも
あるので、髪の毛だけではなく健康であるためにも
甲状腺の病気の特徴をチェックしておきましょう。
参考:https://doctorsfile.jp/special/083/
出産後女性ホルモン(エストロゲン)が急激に低下することでも、
一時的に抜け毛が増えますが、短くて2、3ヵ月、長いと1年以上、
期間がたてば自然に回復します。
まとめ:薄毛に種類がある!?自分の薄毛のタイプの見極め方について解説
一口に薄毛と言っても、びまん性脱毛症や円形脱毛症、
甲状腺機能低下症などの病気が原因で起こるものなどの
種類があります。
最適な治療ケアを選ぶためにも、まずは自分の種類のタイプを
しっかりと見極めましょう。
自分ではどの種類のタイプの薄毛なのか分からないという場合は、
早めに専門家に相談することをおすすめします。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔