なぜ円形脱毛症になるの?ストレスと遺伝どっちが関係ある?

「なぜ、円形脱毛症になってしまったのだろう」

「私の何がいけなかったのだろう」

そんな風に思い悩んでいませんか。

 

円形脱毛症は、

1000人に3、4人は発症する病気と言われています。

男女差や年齢差などもないので、

どんな人でも円形脱毛症になる可能性があります。

ストレスや遺伝が原因とも言われていますが、

本当にそうでしょうか。

 

今回は、なぜ、円形脱毛症を発症するのかについて、

詳しく解説いたします。

 

なぜ急に円形脱毛症を発症してしまうの?

円形脱毛症は、ある日突然、髪の毛が円形に抜ける病気です。

何の前触れもなく、

また、痛みやかゆみなどの自覚症状もほとんどないので、

気が付かないうちにできていた、ということもあります。

 

それだけに、脱毛箇所を発見した時には、

相当なショックを受けると思います。

ただ、初期の場合は、

約8割の人が1年以内に治癒すると言われているので、

まずは、皮膚科や専門院に相談することをおすすめします。

 

円形脱毛症のメカニズム

円形脱毛症の原因は、諸説ありますが、

一番有力と言われているのが、

「自己免疫疾患」が原因であるという説です。

 

これは、髪の毛の毛根組織に対して、

免疫機能の異常が発生する状態で、具体的には

「Tリンパ球」が毛根を異物と間違えて攻撃してしまうため、

元気な髪の毛でも突然、抜け落ちてしまうのです。

 

毛包の大元の細胞(幹細胞)は、残っているので、

治療がうまく効けば、毛が戻ってくると言われています。

つまりリンパ球の炎症が抑えられさえすれば、

成長期の毛包は回復します。

 

日本皮膚科学会では、

円形脱毛症診療ガイドラインを作成しており、

病気がはじまってからの期間と脱毛範囲に応じて、

治療法を決めていきます。

 

最初は、外用薬や内服薬を使用することがほとんどですが、

長引くようであれば、ステロイド局所注射や

局所免疫療法なども行われます。

治療法によっては、副作用などもあるので、

担当医とよく相談して行うことが大切です。

 

円形脱毛症の発症原因は未解明の部分も多い

円形脱毛症のメカニズムは、

おおよそ解明されてきましたが、

なぜ、それが起きるのかについては、

未解明な部分が多いのが現状です。

 

よくストレスが原因と言われていますが、

たしかに精神的なストレスが原因で

円形脱毛症を発症する人もいますが、

多くの人はそうでない場合でも発症しています。

 

また、アトピー性皮膚炎や甲状腺の病気を伴う人

円形脱毛症を発症していますが、

その因果関係は解明されていません。

 

また、遺伝については、

円形脱毛症を発症している人の2割程度は、

家族に円形脱毛症がある人がおり、

なりやすい素質が遺伝すると考えられています。

 

ストレスや遺伝が影響するともされている

精神的なストレスは、円形脱毛症の原因というよりは、

誘因と考えるのが適切かもしれません。

もし、思い当たる点があれば、

ストレスの原因を取り除くことによって、

自然治癒する場合もあります。

 

ただ、現代社会で

ストレスのない人はほとんどいないのが

現状ではないでしょうか。

ストレスを完全になくすことが難しいのであれば、

ストレスに負けない身体づくりを心がけましょう。

良質な睡眠、適度な運動、バランスのよい食事など、

生活習慣を整えることは、とても大事です。

 

また、遺伝については、円形脱毛症の人の約2割の人は、

家族の中に円形脱毛症になる人がいると言われています。

なりやすい素質は遺伝すると考えられていますが、

これも100%ではありません。

 

原因にとらわれて、思い悩んでいるよりは、

改善への行動を起こしましょう。

もし、円形脱毛症かなと思ったら、素人判断で放っておかずに、

皮膚科や専門院に相談することが大切です。

 

なぜ円形脱毛症になってしまったのか分からない場合は病院や専門院に行こう

円形脱毛症は、ある日突然、コイン大のハゲができる病気です。

自然に治る場合もありますが、症状が悪化すると、

治療も長期にわたることがあるので、

早めに皮膚科の受診をおすすめします。

まとめ:なぜ円形脱毛症になるの?ストレスと遺伝どっちが関係ある?

円形脱毛症は、命に関わる病気ではありませんが、

容姿に関わることなので、悩みも深刻ですね。

「なぜ、円形脱毛症になってしまったのだろう」

「私の何がいけないのだろう」と原因を探して、

思い悩んでしまう気持ちもわかります。

 

円形脱毛症の原因は、諸説ありますが

「自己免疫疾患」という説が有力とされています。

これは、髪の毛の毛根組織に対して、

免疫機能の異常が発生する状態で、

具体的には「Tリンパ球」が

毛根を異物と間違えて攻撃してしまうため、

元気な髪の毛でも突然、抜け落ちてしまうのです。

 

ストレスや遺伝などを原因とする説もありますが、

明確な因果関係は解明されていません。

まずは、原因を突き止めることよりも、

改善への行動を起こしましょう。

 

初期の場合は、

約8割の人が一年以内に治癒するとも言われていますが、

症状が進行する場合もあります。

もし、円形脱毛症かなと思ったら、

まずは皮膚科や専門院に相談することが大切です。

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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