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円形脱毛症のパルス療法とは?どのような場合にする治療なのか?

パルス療法」とは円形脱毛症治療のひとつで、

ステロイドを点滴で投与する治療方法です。

 

このパルス療法を行うためには、

いくつかの条件が揃っている必要があり、

円形脱毛症患者であれば誰にでも適用されるわけではありません。

 

今回は、円形脱毛症のパルス療法とは何か、

どのような状況のときにパルス療法を採用するのかなど、

円形脱毛症のさまざまな治療方法と合わせて

ご紹介したいと思います。

 

円形脱毛症にはさまざまな治療方法が存在する

円形脱毛症にはさまざまな治療方法があり、

それぞれの円形脱毛症のタイプや病状などに応じて

適切な治療が行われています。

 

円形脱毛症の主な治療方法には、次のような種類があります。

 

■「ステロイド局所注射」ステロイドを頭皮に直接注入する

■「局所免疫療法」頭皮に人工的にかぶれを起こして発毛を促す

■「ステロイド外用療法」頭皮に薬を塗布する

■「ステロイド内服療法」

■「ステロイドパルス療法」ステロイドを点滴によって大量投与する

■「抗ヒスタミン薬・セファランチン・グリチロン内服療法」

■「カルプロニウム塩化物外用療法」

■「ミノキシジル外用療法」

■「冷却療法」液体窒素で刺激を与えて発毛を促す

■「紫外線療法」頭皮に紫外線を照射して発毛を促す

 

参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/chiryou/

 

パルス療法も円形脱毛症治療のひとつ

円形脱毛症治療に使われている薬に、

ステロイド」があります。

 

ステロイドには免疫反応や炎症を抑える作用があり、

次の4種類の治療方法で用いられています。

 

・局所注射法

・外用療法

・内服療法

・パルス療法

 

これらの治療方法は、

「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版」の中で、

それぞれの推奨度や採用の際に必要な条件などが記載されています。

 

それによると、

パルス療法は推奨度がB(行ってもよい)となっていますが、

年齢や円形脱毛症のタイプ、脱毛面積などによっては

選択できない場合もあります。

 

参考:

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

 

パルス療法とはどのような治療方法なのか?

パルス療法とは、ステロイドを点滴で投与する治療方法で、

急速に脱毛が進行しているときに、

脱毛を抑えるために行われます。

 

内服薬の10~20倍ほどの大量のステロイドを3日間にわたって

投与するため、短期間の入院が必要となります。

 

パルス療法は短期的には効果があらわれても、

時間の経過とともに再発するケースも多いようです。

 

また、肥満・ムーンフェイス・緑内障・月経不順・糖尿病・

消化器系の不調・ニキビ・骨粗しょう症などの副作用が出る

可能性もあるため、長期間続けることはできません。

 

一時的に脱毛を抑えることを目的とした治療と

考えるとよいでしょう。

 

参考:https://www.ebm.jp/disease/skin/03datsumo/guide2.html

 

どのような状況でパルス療法は採用されるのか?

パルス療法を採用するためには、

いくつかの条件に該当する必要があります。

 

どのような状況のときにパルス療法が採用されるのか、

以下で解説いたします。

 

「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、

パルス療法について次のように記載されています。

 

『静注ステロイドパルス療法は、発症後6ヵ月以内で、

急速に進行しているS2以上の成人症例に行ってもよい。』

 

引用:

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

 

1.発症後6ヵ月以内である

円形脱毛症を発症してから6ヵ月以内を「急性期

としていますが、パルス療法を行うには

この急性期でなければなりません。

 

2.急速に進行している

脱毛が急速に進行・拡大している「進行期」であること。

 

進行期かどうかは、

ダーモスコピー検査やプルテストで確認します。

 

髪を引っ張ると痛みもなく簡単に抜けたり、

感嘆符毛」や「黒点」が認められたりすると

進行期と考えられます。

 

3.S2以上である

脱毛面積が頭部全体の25%未満をS1、25%~49%の場合を

S2と分類しています。

 

パルス療法はS2以上の場合に適用されます。

 

4.成人である

円形脱毛症の治療では、15歳以下を小児とし、

16歳以上を成人としています。

 

パルス療法を受けるには、16歳以上の必要があります。

 

参考:

http://cocoro-hihuka.com/alopechia.html

参考:

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3343

 

円形脱毛症や薄毛症状が気になる方は生活習慣を見直して睡眠時間の確保などをしっかりと

円形脱毛症や薄毛症状が気になるときに、

最初に実践したいのが「生活習慣の見直し」です。

 

なぜなら、食事や睡眠、運動、喫煙などの生活習慣は、

髪や頭皮の健康と密接に関係しているからです。

 

たとえば、髪の毛は私たちが食べたものの栄養から作られています。

 

そのため、コンビニ食やインスタント食品の多い偏った

食事を摂っていると栄養不足になり、

髪の生育に支障をきたしてしまうのです。

 

また、睡眠中に分泌が盛んになる「成長ホルモン」には、

髪の毛の生成や傷んだ頭皮の修復などの働きがあります。

 

しかし、睡眠不足や睡眠の質の低下によって成長ホルモンが

十分に分泌されないと、髪や頭皮にもその影響が及ぶのです。

 

では、具体的にどのような点を見直せばよいのでしょうか?

 

・「たんぱく質」・「亜鉛」・「ビタミンB6」を意識して摂る

・不足しがちなビタミン類やミネラルをできるだけ取り入れる

・6~7時間続けて熟睡できるように睡眠環境を整え、

 寝る前のスマホの使用を控える

・ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの

 有酸素運動を継続する

・禁煙する

 

まとめ:円形脱毛症のパルス療法とは?どのような場合にする治療なのか?

パルス療法とは円形脱毛症治療のひとつで、

ステロイドを点滴によって大量投与する治療方法です。

 

パルス療法を行うには、次の条件が揃っている必要があります。

 

・発症から6ヵ月以内

・急速に脱毛が進行している

・脱毛面積が頭部の25%以上

・16歳以上

 

また、円形脱毛症や薄毛症状が気になるときは、

食事や睡眠、運動といった生活習慣の見直しが大切です。

 

栄養バランスを考えた食事や質の良い睡眠、適度な運動、

禁煙などを心がけ、髪に良い環境を整えていきましょう。

この記事を監修した人

前田 雄基

いいねヘアケアラボ
名古屋本院総院長

前田 雄基

公益社団法人 毛髪科学協会認定
毛髪診断士・毛髪診断士認定講師

名古屋・東京・大阪に3院を構える薄毛専門院「いいねヘアケアラボ」の総院長。
自身が薄毛に悩んだ過去を持ち、改善のため始めた「オリジナル薄毛回復メソッド」で、今では名古屋院の女性来院者だけでも1,100症例以上に上る。
薬に頼らず、副作用なしで体質から薄毛を改善することに着目した施術を行う。

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