円形脱毛症の形は円形や楕円形にできるもの!他の脱毛症との違いについて
いつもと同じようにスタイリングしているはずなのに
違和感がある、シャンプー時の抜け毛が目に付く、
と言ったことは、薄毛のサインです。
急激な変化を感じているのであれば、円形脱毛症かも知れません。
円形脱毛症はできる脱毛斑の形や進行スピードに特徴があります。
そこで今回は、
円形脱毛症と他の脱毛症との違いについて、ご説明します。
円形脱毛症の形は円形や楕円形で髪の毛が抜ける
円形脱毛症は名前の通り、
円形に髪の毛の抜け落ちが生じる脱毛症です。
頭部のある一部分、狭い範囲で脱毛が起きます。
脱毛後は円形に頭皮が露わになり、
直径2~3㎝程度の脱毛斑ができます。
大きさ・形が硬貨のようであることから、
10円ハゲや100円ハゲとも呼ばれます。
ほとんどの円形脱毛症は丸い脱毛斑ができますが、
楕円形に髪の毛が抜け落ちる場合もあります。
脱毛斑が楕円形だからと言って、大きな問題があると
すぐに心配する必要はあまりありません。
しかし円形脱毛症が進行して多発型に移行し、
2つ以上できた脱毛斑がくっついて楕円形に
見えている可能性もあります。
円形脱毛症は脱毛斑が1つだけの単発型であれば、
容易に治るケースが多い脱毛症です。
しかし重症化すると脱毛斑が2つ以上に増えたり
脱毛している面積が増えたりして、
なかなか治らない難治性のものへと移行します。
楕円形の脱毛斑は大きさや形のいびつさに注意し、
2つ以上の脱毛斑がくっついたものではないかを
よく見るようにしましょう。
円形脱毛症の特徴について
円形脱毛症は次のような特徴を持つ脱毛症です。
■一部分だけ脱毛する
頭部のある部分だけに脱毛が起こり、
その周辺だけが薄毛状態になります。
他の部分の髪の毛は異常なく生え続け、毛量も変化しません。
■円形の脱毛斑ができる
髪の毛が抜け落ちた後は頭皮が露わになり、脱毛斑ができます。
唾液の形は円、あるいは楕円です。
大きさは硬貨程度であることが一般的です。
■急に発症する
円形脱毛症には前兆が見られません。
■進行が早い
進行スピードが早く、
脱毛斑の出現で気づくケースが多くなっています。
■抜け毛の根元が尖っている
円形脱毛症で抜け落ちた髪の毛の根元は、
刃物で切られたように尖っています。
参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/
円形脱毛症はひとつだけではなく複数できてしまう形もある
円形脱毛症は単発型や多発型、全頭型、全身型と
言った種類があります。
単発型は脱毛斑が1つできる、もっとも軽症の円形脱毛症です。
円形脱毛症のほとんどはこの形に該当し、
多くは1年以内と言う短期間で治ります。
病院などで治療を行ったり特別な改善策を取ったりしなくても、
自然に治ることが多い形です。
しかし単発型円形脱毛症から、脱毛斑が2つ以上できる
多発型円形脱毛症へと進行するケースもあります。
多発型になると治癒までに長期間を要するように。
自然治癒する可能性もかなり低下し、病院やクリニック、
薄毛専門院の受診が必要になります。
参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/syurui/
円形脱毛症の形が広がってしまうこともある
円形脱毛症は進行すると脱毛斑が2つ以上に増える多発型になる他、
広がって大きい面積で髪の毛の抜け落ちが生じるケースがあります。
脱毛斑が広がると蛇行型円形脱毛症や全頭型円形脱毛症へと
移行します。
蛇行型は脱毛斑が細長い形に広がります。
全頭型は脱毛斑が頭全体に広がる円形脱毛症。
さらに進行して悪化すると、まつげや眉毛など
全身の体毛が抜ける全身型円形脱毛症へと移行します。
参考:http://leemoonwon.com/jap/type/s06.html
円形脱毛症とその他の脱毛症との違いについて~AGA・脂漏性脱毛症~
円形脱毛症は急に髪の毛が抜け落ち、
頭皮が露わになって円形の脱毛斑ができる脱毛症です。
毛量が減って薄毛の状態となる点では
他の脱毛症と変わりはありませんが、
進行のスピードと抜け毛が生じる範囲、
かゆみや赤みの有無がAGAや脂漏性脱毛症とは異なっています。
AGAは男性ホルモンが変性することで引き起こされる脱毛症です。
広範囲で薄毛になり、長い年月をかけて進行します。
脂漏性脱毛症は皮脂の過剰分泌により
頭皮に炎症が起こる脂漏性皮膚炎に伴って発症する脱毛症です。
皮膚炎による頭皮のかゆみや赤みがあります。
円形脱毛症の場合、回復期に入って新しい髪の毛が生える際に
かゆみを感じることがあるものの、進行期に頭皮に
かゆみや赤みを生じることはあまりありません。
参考:
https://www.aderans.co.jp/kamiwaza/usuge_kiso_chishiki/mystery_of_alopecia_areata/
まとめ:円形脱毛症の形は円形や楕円形にできるもの!他の脱毛症との違いについて
円形脱毛症は頭部のある一部分の髪の毛がまとまって
抜け落ちてしまう脱毛症です。
頭皮に丸形や楕円形の脱毛斑ができることを特徴としています。
AGAや脂漏性脱毛症は全体的に薄毛になり、
だいぶ進行してからでなければ頭皮があらわに
見えるようにはなりません。
また円形脱毛症が急スピードで脱毛していくのに対し、
AGAや脂漏性脱毛症はスローペースで髪の毛が抜けていきます。
自身の薄毛が円形脱毛症か、そうでないか、
特徴や違いから判断しましょう。
円形脱毛症の場合は、とくに早い対策が必要です。
悪化しないうちに薄毛専門院などへ相談して下さいね。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔