薄毛はパーマでカバーできる?地肌へのダメージは大丈夫?
気になる薄毛は、ヘアスタイルの工夫でできるだけ
うまくカバーしたいですよね。
薄毛を上手にカバーするポイントは、「ボリュームを出すこと」。
髪がペタンとつぶれていたり、
分け目やつむじが目立っていたりすると、
それだけで老けて見える恐れも…。
髪をふんわりとボリュームアップさせるために、
パーマをかけたいと考えている方もきっと多いはず。
しかし、パーマは刺激が強い薬剤を使用しているので、
薄毛に影響するのではないかと心配になりますよね。
そこで今回は、パーマで薄毛をカバーする方法や、
パーマが頭皮に与える影響、ダメージを減らすパーマについて
薄毛専門いいねヘアケアラボが解説いたします。
パーマをかけると自然と髪がボリュームアップして見える
女性の薄毛は分け目やつむじなど頭頂部に症状が現れやすいため、
薄毛をカバーするにはトップにボリュームを出すことが大切です。
髪をボリュームアップするには、髪を立ち上がらせるようにして
ドライヤーをかけたり、カーラーで巻いたりする方法があります。
これらの方法でもボリュームアップは可能ですが、手間がかかる、
時間が経つと髪がペタンとするなどのデメリットも。
このようなデメリットを解消してくれるのが、パーマです。
その中でも髪のボリュームアップに適しているのが、
「ボディパーマ」。
ボディパーマとは髪の根元を立ち上げて、
自然なボリュームを出すパーマです。
薄毛が気になるトップを中心にボディパーマをかけることで、
ふんわりとナチュラルなボリュームが出て薄毛カバーに効果的!
ドライヤーのかけ方やスタイリングにちょっとしたコツが
必要ですが、それさえ押さえれば髪のボリュームアップが
期待できますよ。
薄毛にお悩みならショート×パーマが良い
薄毛をカバーするためにはトップにボリュームを出す必要が
ありますが、そのためにはパーマで根元から立ち上げること
のほかに、ショートヘアかショートボブを選択することも
大切です。
なぜなら、髪が長くなればそれだけ髪自体の重みも増え、
根元の立ち上がりが保てなくなってしまうからです。
その点、ショートヘアやショートボブなら髪の重さも気にならず、
根元の立ち上がりをしっかりキープしながら
ボリュームアップしやすいのです。
薄毛の人におすすめの「ボディパーマ」も、
長い髪には適しておらず、
ショートからミディアムまでの長さに向いています。
薄毛をカバーするという視点に立つと、
ショートヘア・ショートボブでボディパーマを
かけるスタイルがベストです。
パーマ液は頭皮にどのくらいダメージがある?
最初にパーマがかかる仕組みを解説しましょう。
パーマ液には1剤と2剤があります。
1剤には、髪の「ケラチン」を構成するアミノ酸のうち、
「シスチン」の結合を切断する働きがあります。
この働きで髪が柔らかくなったところにロッドを巻きます。
次に2剤を使ってシスチンを再度結合することによって、
カールやウェーブなどを固定するというのがパーマの仕組みです。
2つのパーマ液のうち、とくに刺激が強いと言われているのが
「強アルカリ性」の1剤です。
健康な頭皮は弱アルカリ性ですから、強アルカリ性のパーマ液は
非常に刺激が強く、頭皮や髪にダメージを与える可能性があります。
美容師がパーマをかけるときは、極力パーマ液が頭皮につかないよう、
またパーマ後のシャンプーで薬剤が残らないように
細心の注意を払っているはずです。
しかし、敏感肌やアレルギー体質の人、
その日の体調や頭皮のコンディションなどによって
ダメージを受けてしまうことがあります。
パーマ液による頭皮のダメージとは、
炎症・かゆみ・発疹・痛み・発赤など。
また、頭皮だけでなく髪のパサつきや枝毛・切れ毛など髪が
ダメージを受ける可能性もあります。
パーマ液によるダメージをできるだけ減らすには、
刺激の少ないパーマ液を使っている美容院を選ぶのも一つの手です。
髪や頭皮に優しいパーマ液を選ぼう
髪や頭皮へのダメージは気になるけれど、
どうしてもパーマをかけたい!
そんなときは、髪や頭皮に優しいパーマを選んでみましょう。
■水パーマ
水パーマとは、キューティクルを開くときにスチーム(水蒸気)を
使うパーマです。
通常のパーマでは薬剤によってキューティクルを開きますが、
スチームを使うことで髪の傷みや乾燥を防ぐことができます。
また、薬剤も刺激の弱いものを使用しており、
熱を利用しないため、頭皮にも髪にも優しいパーマと言えます。
■コスメパーマ
コスメパーマとは、化粧品として登録している薬剤を
使用しているパーマです。
コスメパーマで使われるパーマ液は、医薬部外品のパーマ液よりも
刺激が弱く、熱を利用しないため髪や頭皮のダメージを抑えられます。
でもやっぱり頭皮のことを考えるとパーマを控えた方が良い
たとえ髪や頭皮に優しいパーマであっても、
ダメージが全くないとは言えません。
薄毛を悪化させないためには、やはりパーマを控えた方が
良いことはたしかです。
しかし、パーマでボリュームアップして薄毛をカバーしたい、
毎日楽にスタイリングしたいという思いも大切にしたいですよね。
そこで、パーマによる頭皮のダメージを極力減らすために
気を付けたいポイントをご紹介します。
■刺激の少ないパーマを選ぶ
水パーマやコスメパーマなど、
できるだけ頭皮に負担のかからないパーマを選びましょう。
■熟練した美容師を選ぶ
熟練した美容師であれば、頭皮や髪の状態に合わせて
適切なパーマを選び、頭皮や髪へのダメージを
最小限に抑えることができます。
しっかりした技術を持った美容師を選ぶようにしましょう。
■パーマの頻度を減らす
できる限り頭皮へのダメージを減らすためにも、
パーマをかけたら3~4ヶ月はあけるようにしましょう。
緩めのパーマは1~2ヶ月で落ちてしまうかもしれませんが、
次にパーマをかけるまでの間はカーラーなどを利用して
スタイリングすることをおすすめします。
■アフターケアをしっかりする
パーマをかけた日はシャンプーを避けましょう。
シャンプーは髪と頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーに変え、
トリートメントでしっかり保湿します。
シャンプー前に、マッサージ用のオイルを使って
頭皮マッサージをするのもおすすめです。
■頭皮によい栄養素を摂る
・「ビタミンA」頭皮の健康を守り細胞分裂を正常化する
・「ビタミンB2」頭皮環境を整える
・「ビタミンB6」髪の主成分ケラチンの合成に必要
・「ビタミンC」頭皮の弾力を保つコラーゲンの生成をサポートする
・「ビタミンE」頭皮の血行促進やアンチエイジング
まとめ:薄毛はパーマでカバーできる?地肌へのダメージは大丈夫?
薄毛カバーのカギは、トップのボリューム。
パーマをかけることで、トップをふんわりと
ボリュームアップすることができます。
しかし、パーマ液は非常に刺激が強いため、
頭皮や髪にダメージを与えてしまう可能性もあります。
※頭皮への負担には注意
ダメージを減らすには、頭皮や髪に優しいパーマを選んだり、
パーマの頻度を抑えたり、アフターケアをしっかりするなどの
配慮が必要です。
上手にパーマを利用しながら薄毛をカバーし、
女性らしいヘアスタイルのおしゃれを楽しんでくださいね。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔