AGAが原因の薄毛治療はどんな内容?
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンが原因の薄毛で、
額の生え際が後退したり頭頂部が薄くなるといった症状があり、
全国で1260万人 がAGAであるといわれている中で
気にかけている人は800万人、
ケアを行ったことのある人は650万人います。
参考:http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml
たくさんの方がAGAで悩んでケアを行っている薄毛治療ですが、
基本的に自費診療なので費用はいくらかかるか、
どんな内容の治療をどれくらいの期間通院すればいいのかなど
分からないことがたくさんありますよね。
こちらでは、AGAが原因の薄毛治療の内容についてご紹介いたします。
AGAによる薄毛治療は症状により内容が異なる
20~30代で発症するAGAの症状には、
薄くなる部分がどこかによって、生え際から頭頂部に向かって
後退していくM型、つむじを中心に脱毛が広がっていくO型、
生え際と頭頂部の両方で進行していく複合型などのタイプがあります。
M型はAGAの初期症状に多く見られ、
男性ホルモンのテストステロンが酵素である5αリクターゼと
結合することで変化したジヒドロテストステロン(DHT)の
働きによって、ヘアサイクルの乱れを引き起こすことが原因となります。
O型は睡眠不足やストレスなどによって血流が悪くなることで、
心臓から遠い頭頂部へ栄養が届きにくくなり引き起こされることが
原因のひとつと考えられています。
AGAによる薄毛治療は症状により内容が異なり、
M型の症状に対しては抜け毛を抑制することで
育毛を促す治療が行われ、
O型の症状に対しては頭皮へ送る血流を促して頭皮に
必要な栄養を送り届けて発毛を促す治療が行われます。
薄毛の症状がAGAによるものなのか、血行不良によるものなのかを
判断するためには、まずは頭髪専門クリニックなどに
相談することをおすすめします。
AGA初期の薄毛治療は投薬が中心
AGA初期の薄毛治療は、内服薬・外用薬などの投薬が中心です。
AGAの薄毛治療は自費診療なので薬の価格は病院によって異なり、
お薬を処方してもらうためには医師の処方箋が必要です。
特に薄毛治療に効果があるとされているのは、前立腺肥大や
前立腺がんの治療薬として開発された脱毛を防ぐ「フィナステリド」と
降圧剤として開発された発毛を促す「ミノキシジル」です。
フィナステリドは男性ホルモンのテストステロンが
5αリクターゼと結合するのを阻害し、
脱毛作用のあるDHTの生成を抑え抜け毛を減らす効果が
期待できる薬剤で、M型の治療薬として期待されています。
新しい髪をつくる毛母細胞を活性化させる作用がある
「ミノキシジル」は、血管を広げて血液の流れがよくなる効果も
あるので、頭皮の血行が悪くなることが原因でもあるO型の治療に
効果があります。
AGA治療薬は発毛に効果がある薬ですが、投薬をやめると
脱毛しはじめてしまいます。
生えた髪の毛を維持するためには、投薬し続けることが前提になり、
最初に思っていた以上に費用がかかってしまうのです。
さらに、長期間投薬治療を続けることで副作用がでることもあります。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000049414.html
AGAの症状が進行したら注入医療や植毛も
内服薬・外用薬でなかなか効果が出ない場合は、
頭皮に直接注入する注入医療や植毛などの治療が
選択されることもありますが、
どちらも医療行為なので医師がいる頭髪専門クリニックなどで
受ける必要があります。
注入医療は、毛根に育毛や発毛成分を入れるため、
真皮までしっかり成分が届くのがメリットですが、
注入法によっては痛みを伴うこともあります。
そして、月に1回の施術料が2~5万ほどと高額になります。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000017336.html
「植毛」は自毛や人工毛髪を脱毛している頭皮へ植え付ける
外科的治療法になります。
自毛を植毛する場合は、AGAの原因となる男性ホルモンの影響を
受けにくい後頭部の髪の毛を毛根ごと採取して、脱毛している頭皮へ
植え付けて移植する治療法です。
後頭部から採取した毛髪の性質はそのまま受け継がれるため、
移植された毛髪はAGAの影響を受けずに生え続けます。
AGAの治療がすすむと発毛する可能性が高くなる一方で、
身体的負担やコスト的負担が大きくなっていきます。
鍼などを用いたケアも注目されている
AGA治療に、鍼などを用いたケアも取り入れられています。
抜け毛が起こるのは、頭皮に原因があるのではなく、
体のどこかの健康が損なわれているというサインであり、
体の中に弱い部分が健康になれば、髪の毛もしっかり生えて、
太く成長していきます。
鍼や灸などで全身を治療することで、体のこりをほぐし、
自律神経をととのえ、自分の持っている自然治癒力を
アップさせて、健康的な髪の毛を生やす頭皮環境を
ととのえる効果があります。
実は、鍼や灸はWHOでも認められた注目されている治療法です。
AGA・薄毛の改善として整体院を用いるという選択肢も
薄毛になりやすい体質は、冷え性や血流が悪い、
脂性などがあります。
AGA・薄毛を改善するための治療として、
整体なんてまったく関係がないように思えますが、
実は整体によって薄毛が改善される体質があるのです。
たとえば、寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまう、便秘気味、
下痢気味などの不調は、自律神経の乱れによって
起きている場合が多く、
自律神経の乱れが抜け毛にも影響してしまいます。
お腹の調子と髪の毛が関係あるのと思われるかもしれませんが、
筋肉や内臓、自律神経など全身の体調をととのえて便秘や下痢が
改善するように治療することで、髪のボリュームが出てきたという
患者さんもいらっしゃるのです。
今までの治療で納得のいく結果が出ていないのであれば、
整体院を用いるという選択肢を選んでみるのはいかがでしょうか。
まとめ:AGAが原因の薄毛治療はどんな内容?
AGAが原因の薄毛治療はたくさんの選択肢があり情報が
たくさんある中で、どの治療内容を選択したらよいのか
迷ってしまいますね。
「いいねヘアケアラボ」では、1100件以上の症例を見てきています。
鍼や灸、整体などの東洋医学の治療を用いて、
患者さまの体質に合わせたオリジナル薄毛治療を実施しています。
薬や育毛剤を使わない薄毛治療を望んでいるのであれば、
「いいねヘアケアラボ」までお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔