薄毛対策には血行促進が効果的?正しいケアとは
頭皮の血行不良が薄毛の原因のひとつだということはよく聞くけれど、血行をよくするためにはどのようなケアをしたらいいのだろうと悩んだことはありませんか?
髪の毛が太く成長するためには、頭皮の血流を促進して必要な栄養が髪の毛に届けることが大切です。
こちらでは、髪へ刺激を与えながら頭皮の血流を促し、髪の毛の成長を促進させるための正しいケアをご紹介いたします。
血行促進が薄毛ケアに繋がる理由は?
髪にはある期間成長した後、自然に抜け、しばらくすると新しい髪の毛が生えてくるヘアサイクルがあります。
血流が悪くなって頭皮が栄養不足になると、ヘアサイクルが乱れて髪の毛が太く成長できずに細くなって抜けてしまい、薄毛になります。
髪の毛を太く成長させるために必要な栄養を送り届けるためには、頭皮の血流を促進することが大切です。
血行を促進し頭皮に刺激を与えるマッサージで薄毛ケア!
頭皮マッサージを行うと血行を良くして栄養を届きやすくなる効果が期待できますが、手間と時間がかかって面倒くさいと感じるかもしれません。
仕事が忙しくても手軽にできる頭皮の血流を促す3つのツボを刺激するマッサージを紹介いたします。
頭のてっぺんの中心に百会(ひゃくえ)、百会から前後左右に四神聡(ししんそう)というツボが4ヶ所あります。
四神聡の位置は、百会の指1本外くらいです。頭頂部の百会や四神聡を刺激することで血流が改善され、自律神経系の不調や不眠、ストレスなどを改善する効果があるといわれています。
耳の上の先端部分で髪のはえ際にある角孫(かくそん)は、頭皮の血行をよくするツボです。
・マッサージの方法
頭頂部の百会や四神聡を、中指の腹で各3回ほど刺激して押してみましょう。
指の先ではなく指の腹が頭皮に接するように、気持ちいいと感じるくらいの強さで刺激します。
強く押しすぎると血液の流れを悪くしてしまうことがありますので注意しましょう。
角孫に親指の腹を当てて、困った時に頭を抱えるような感じで、頭を両側から両手で包み込むように、「百会」と「四神聡」のあたりに親指以外の4本の指をあてます。
4本の指を頭頂部から側頭部へゆっくり移動させながらマッサージを行いましょう。
頭皮マッサージは血行をよくして適度な刺激を与えることで髪の成長が促進されることだけではなく、精神をリラックスさせてストレス解消にも役立ちます。
刺激を与えるとなぜ薄毛が改善する?
近年の実験によって「刺激による血行促進」ではなく、「刺激そのもの」が細胞に働きかけ、髪の毛の成長に効果的だということがわかってきました。
参考:https://www.fnn.jp/posts/00358581HDK
髪が生えてくる根っこの部分には「新しい髪を生やそう」というシグナルを出す「毛乳頭細胞」があり、ヘアサイクルを正常に保つ働きをしています。
血管や神経が集まっている毛乳頭細胞は、血管から届けられた栄養を取り入れることで髪の成長サイクルが正しく行われるように促してくれます。
毛乳頭細胞は血行が悪くなり栄養が不足すると「新しい髪を生やそう」というシグナルが出せなくなるのです。
頭皮の血行の良し悪しは髪の毛の成長に影響しているので、血行を促進することで薄毛の改善に繋がります。
まとめ:薄毛対策には血行促進が効果的?正しいケアとは
血流の悪化によって栄養が届かなくなると髪の毛にも栄養が届かず薄毛の原因のひとつになってしまいます。
血流を促進させる一つの方法として頭皮マッサージを行うことで毛乳頭細胞に刺激を与え、髪の成長サイクルが改善するように試してみましょう。
入浴するときに湯船につかってゆっくり体を温めながらリラックスして、頭皮マッサージを行ってみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔