ひとつじゃない!円形脱毛症の種類と特徴について

円形脱毛症って、10円ハゲが1個だけできる病気って思っていませんか?

 

もちろん、初期のころは10円玉程度にとどまっていますが、

症状が進むと頭部全体に脱毛が広がってしまうこともある病気です。

 

円形脱毛症とはどんな病気なのでしょうか。

ここでは、円形脱毛症の種類と特徴について詳しく解説します。

 

円形脱毛症の種類について解説!

円形脱毛症とは、ある日突然、10円玉大のハゲができる病気です。

 

1000人に3,4人が発症すると言われており、

男女差や年齢差もありません。

 

小さい幼児でも発症することがあるので、

誰でもなる可能性があります。

 

円形脱毛症になる原因は、諸説ありますが「自己免疫疾患」

という説が有力とされています。

 

これは、髪の毛の毛根組織に対して、免疫機能の異常が起き、

毛根を異物と間違えて攻撃してしまうため、毛根が傷んで、

元気な髪の毛でも突然抜け落ちてしまうのです。

 

また、アレルギー疾患など、体質的素因もあるとされています。

 

円形脱毛症の初期の症状は、

 

・突然、脱毛がはじまる。

・頭部に地肌が見える箇所がある。

・爪に小さなでこぼこができている。

・脱毛部分が円形もしくは楕円形で、境目がはっきりしている。

 

このような症状がみられます。

 

痛みやかゆみなど、自覚症状がほとんどないので、

家族や美容院などで指摘されてはじめて気が付くケースも多いようです。

 

もし「円形脱毛症かな」と思ったら、素人判断で放っておかずに、

まずは皮膚科を受診しましょう。

 

円形脱毛症の対策法は、日本皮膚科学会よりガイドライン

発表されています。

 

軽度の場合は、ステロイド剤(塗り薬)が処方されることが

ほとんどです。

 

そのほか、ステロイド局所注射、局所免疫療法、内服薬、

冷却療法、紫外線療法、直線偏光赤外線照射療法、

点滴静注ステロイドパルス療法などがあります。

 

どの方法かは、病気が始まってからの期間と脱毛面積、先生の施術方針に応じて決められます。

 

一番、軽いと言われる「単発型」の場合は、

約8割の人が一年以内に症状が落ち着くとも言われていますが、

まれに症状が進行する場合もあります。

 

円形脱毛症が進行するとどのような症状が起きるのでしょうか。

 

脱毛箇所が2ヵ所以上になる「多発型」

頭部全体に広がる「全頭型」

さらには、全身の毛が抜ける「汎発型」

重症化していくケースもあります。

 

自分の円形脱毛症が進行しているかどうかを見極めるポイントは、

 

・朝、起きた時に枕に髪の毛が数本以上ある

・脱毛箇所の周囲の毛をひっぱると簡単に抜ける上、痛みもない

・抜けた髪の毛の毛根部分が細く尖った状態になっている

・脱毛斑が広がってきた

 

このような状態の場合は、進行中と考えていいでしょう。

 

円形脱毛症の種類:単発型

円形脱毛症の初期症状で、10円玉サイズの脱毛斑が1ヵ所だけある場合を

「単発型」といいます。

 

約6割が自然に落ち着くとも言われており、自分で気がつく前に、

治っているというケースもあります。

 

初期の円形脱毛症の場合は、まずは皮膚科や専門院を受診し、

適切なケアを受けましょう。

 

女性の場合は、髪型などを工夫することで、

脱毛箇所をカモフラージュすることができるので、

学校や仕事などの社会生活も支障なく送ることができます。

 

円形脱毛症の種類:蛇行型

蛇行型の症状は、後頭部から側頭部の生え際に沿って、

蛇のように脱毛部が広がるケースです。

施術期間は複数年かかると言われています。

 

円形脱毛症の種類:多発型

10円大の脱毛斑が2ヵ所以上になる症例で、

脱毛部分同士が結合して、大きな脱毛面積になることもあります。

 

円形脱毛症の種類:全頭型

多発型の症例が進んだもので、

脱毛同士がいくつも重なりあって、

髪の毛のみ全て抜け落ちる状態です。

 

円形脱毛症の種類:汎発型

ひげやすね毛など、身体のあらゆる体毛が抜け落ちる症状です。

悪性円形脱毛症、全身脱毛症とも呼ばれます。

 

少しでも疑わしい場合はまずは相談を!

円形脱毛症かな、と感じたらまずは、

皮膚科や専門院に相談しましょう。

 

素人判断で放っておくと症状が進むことがあります。

 

円形脱毛症は、初期にうちに対策を開始することで、

回復も早いと言われています。

 

まとめ:ひとつじゃない!円形脱毛症の種類と特徴について

いわゆる10円ハゲと俗称のある「円形脱毛症」。

 

10円玉大のハゲが一か所できる症状と思いがちですが、

症状が進行すると頭髪全部が抜けることもある病気です。

 

原因は「自己免疫疾患」という説が有力ですが、

特定できていないのが現状です。

 

円形脱毛症の種類は、脱毛が1ヵ所だけの「単発型」、

後頭部の側頭部の生え際に沿って、脱毛する「蛇行型」、

脱毛箇所が複数できる「多発型」、

髪の毛がすべて抜け落ちる「全頭型」、

ひげやすね毛などの体毛まで抜ける「汎発型」があり、

脱毛範囲が広くなるほどに重症化しているとみられます。

 

もし、円形脱毛症かもと思ったら、素人判断で放っておかずに、

まずは、皮膚科や専門院を受診しましょう。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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