今日からできる!M字はげを目立たなくする髪型とセット術
「風が吹くのが怖い。前から歩いてくる人の視線が、自分のおでこに向けられている気がしてならない…」
毎朝、鏡の前で前髪を必死にいじり、どうしても隠しきれない生え際の食い込み(M字)を見て、ため息をついていませんか? 私自身、30代前半で生え際の後退に気づいた時、得体の知れない恐怖に襲われました。とにかく隠そうとして前髪を伸ばし、結果的にすだれのようになって余計に目立たせてしまった恥ずかしい過去があります。
しかし、断言します。M字はげは、髪型とセットの工夫次第で、驚くほど目立たなくすることが可能です。いや、むしろ「大人の渋み」や「清潔感」といった魅力に変えることさえできるのです。
多くの人が陥りがちな「隠そうとして逆に目立たせている」失敗パターンから脱却し、視覚効果(錯視)を利用したプロのテクニックを取り入れるだけで、あなたの印象は劇的に変わります。
ここでは、進行度別のおすすめカットから、明日から使えるドライヤーでの立ち上げ術、そして美容師へのオーダー方法まで、私が長年の取材と実体験で培ったノウハウを余すところなく公開します。もう風に怯える必要はありません。自信を持って前を向けるヘアスタイルを手に入れましょう。
目次
- M字はげの進行度別でおすすめのカットスタイル
- ツーブロックやショートスタイルでサイドをすっきりさせる
- M字はげをカバーする前髪の流し方と分け目
- 生え際を隠すのではなく活かすスタイリングのコツ
- 増毛パウダーやスプレーを併用する際の注意点
- M字はげを強調してしまうNGな髪型
- ワックスやジェルなどスタイリング剤の選び方
- ドライヤーの風の当て方で根元を立ち上げる
- M字ハゲの悩みを美容師に相談する際のポイント
- M字はげを気にせず自信を持つためのヘアスタイル
1. M字はげの進行度別でおすすめのカットスタイル
一口に「M字はげ」と言っても、その進行具合によって最適なアプローチは全く異なります。初期段階なのに過剰に短くしすぎる必要はありませんし、逆に進行しているのに長髪に固執するのは自殺行為です。まずは自分の現状を客観的に把握し、それぞれのステージに合った「勝てる髪型」を選ぶことが重要です。
ステージ1:初期段階(生え際が少し気になり始めた)
「あれ、昔よりおでこ広くなったかな?」と感じるレベルです。この段階では、極端に髪型を変える必要はありませんが、「重さ」を残すことがポイントになります。前髪の量を減らして軽くする(梳く)と、隙間から肌が見えやすくなるため、美容師には「前髪は重めに残してください」とオーダーするのが鉄則です。
おすすめは「マッシュショート」や、前髪に厚みを持たせた「レイヤースタイル」です。トップから前髪を持ってくることで、自然に生え際をカバーできます。
ステージ2:中期段階(M字の食い込みが深くなってきた)
剃り込み部分が深くなり、普通に下ろしていると風で割れてしまうレベルです。ここで多くの人がやってしまうのが、さらに前髪を伸ばして隠そうとすること。しかし、これは逆効果です。
この段階での正解は、「短くして視線を散らす」ことです。「ソフトモヒカン」や「ベリーショート」に挑戦する勇気を持ってください。トップ(頭頂部)にボリュームを持たせ、視線を上に誘導することで、相対的にM字部分への注目を減らします。また、あえておでこを出す「アップバング」も、清潔感が出て好印象です。
ステージ3:進行期(前頭部全体のボリュームが減ってきた)
M字だけでなく、前髪全体の密度が下がり、地肌が透けやすくなっている状態です。ここで未練がましく髪を残すと、「清潔感がない」「寂しい」という印象を与えてしまいます。
潔く「ボウズスタイル(おしゃれボウズ)」や、サイドを極限まで短くした「クロップスタイル」にすることで、薄毛をデザインの一部として取り込むことができます。海外の俳優(ジェイソン・ステイサムやジュード・ロウなど)を参考にしてみてください。彼らは薄毛を隠さず、むしろ男らしさの武器にしています。
| 進行度 | おすすめスタイル | 狙い・効果 |
|---|---|---|
| 初期(軽度) | マッシュショート、厚めバング | 前髪の厚みで物理的にカバーする。梳きすぎないことが鍵。 |
| 中期(中度) | ソフトモヒカン、アップバング、ツーブロック | トップに高さを出し、視線を上に誘導。おでこを出して影を消す。 |
| 進行期(重度) | おしゃれボウズ、クロップスタイル、スキンフェード | 全体の長さを均一に短くすることで、薄い部分との濃淡差(コントラスト)をなくす。 |
自分のステージを見誤らないことが、失敗しない第一歩です。「まだ隠せる」という執着を捨て、「今の自分を一番かっこよく見せる」スタイルへとシフトチェンジしましょう。
関連記事:生え際の後退はなぜ起こる?M字はげのメカニズムと初期症状
2. ツーブロックやショートスタイルでサイドをすっきりさせる
M字はげを目立たなくさせるための黄金律をご存知でしょうか? それは、「サイド(横)を削って、トップ(上)を残す」という法則です。これを実現する最強のスタイルが「ツーブロック」や「フェードカット」です。
【なぜサイドを刈り上げるとM字が目立たなくなるのか?】
これは目の錯覚(錯視)を利用しています。M字はげが目立つ原因の一つに、「サイドのボリュームがありすぎて、相対的にトップや生え際が貧相に見える」という現象があります。日本人の骨格は「ハチ張り(頭の横が出っ張っている)」が多く、髪が伸びると横に広がりがちです。
サイドが膨らんでいると、シルエットが横長になり、視線が横に分散します。すると、ボリュームのないM字部分の凹みが強調されてしまうのです。そこで、サイドをバリカンで短く刈り上げ(ツーブロック)、ボリュームを物理的に削除します。すると、相対的にトップのボリュームがあるように見え、視線が顔の中心から上へと集まります。
これが「ひし形シルエット」と呼ばれる、最もバランスの良い黄金比です。
【清潔感という副産物】
また、サイドをすっきりさせることには、もう一つの大きなメリットがあります。それは圧倒的な「清潔感」です。薄毛の悩みを持つ人が最も恐れるべき敵は、「不潔に見えること」です。髪が薄い上に、サイドがモサモサと伸びていると、どうしてもだらしなく、老け込んで見えてしまいます。
耳周りや襟足を短く刈り上げることで、肌が見える面積が増え、顔色が明るく見えます。ビジネスシーンにおいても、「仕事ができそう」「整っている」という好印象を与えることができます。
ある営業マンの方は、薄毛を気にして長髪にしていた頃は成績が伸び悩みましたが、思い切ってサイドを刈り上げた短髪にした途端、第一印象が良くなり契約数が増えたと語っていました。
ツーブロックにする際の注意点として、刈り上げの位置(高さ)があります。M字の食い込み部分まで高く刈り上げてしまうと、かえってM字を露出させることになりかねません。美容師さんには「M字の部分は隠れるように、上から髪を被せる形のツーブロックにしてください」とオーダーするのがコツです。

3. M字はげをカバーする前髪の流し方と分け目
「前髪が決まらない日は、一日中憂鬱になる」。M字はげにとって、前髪はまさに生命線であり、攻防の最前線です。ここの処理を間違えると、どんなに高いスーツを着ていても台無しになってしまいます。
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センターパートの罠
最近流行りの「センターパート(真ん中分け)」ですが、M字はげの方には基本的に鬼門です。なぜなら、ちょうどM字の食い込みが深い部分で髪が分かれてしまい、額の広さを強調する額縁のような効果を生んでしまうからです。「M」の文字をなぞるように髪が落ちてくるため、薄さが際立ちます。
もしどうしてもセンターパートにしたい場合は、分け目をジグザグに取り、根元をしっかり立ち上げてふんわりさせる必要がありますが、難易度は高めです。
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「6:4」または「7:3」の黄金比
おすすめは、分け目を左右どちらかにずらした「6:4」や「7:3」のバランスです。ここで重要なテクニックがあります。それは、「M字の食い込みが深い方から、浅い方へ向かって髪を流す」という逆転の発想です。
通常、薄い部分を隠そうとして、髪が多い方から薄い方へ持ってきがちですが、これだと風が吹いた時に長い髪がバサッとめくれ上がり、地肌が露出しやすくなります。逆に、薄い部分を分け目の起点にしてしまい、そこから反対側へ流すことで、分け目の地肌が見えても「そういうデザイン(分け目)」として認識され、違和感がなくなります。
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アシメ(左右非対称)の魔法
前髪を斜めにカットする「アシンメトリー(アシメ)」スタイルも非常に有効です。前髪の長さに長短をつけることで、視線が「髪の薄さ」ではなく「髪のデザイン」に向きます。また、斜めのラインが生まれることで、M字の鋭角なラインを視覚的にカモフラージュする効果があります。
| スタイル | M字への効果・判定 | セットのポイント |
|---|---|---|
| センターパート | △(要注意) M字ラインを強調しやすい。 | やるなら根元の立ち上げ必須。ペタンコはNG。 |
| 7:3分け(サイドパート) | ◎(推奨) 視線をずらし、知的な印象に。 | M字の深い位置を分け目に設定する。 |
| アシメバング | ◎(推奨) デザイン性で薄さを誤魔化す。 | 短い方は思い切って短くし、メリハリをつける。 |
前髪を作る際は、ブラシやコームできっちり分けすぎないことが大切です。指でラフにかき上げるようにセットし、あえて不揃いな束感を作ることで、地肌の透け感を目立たなくさせることができます。
4. 生え際を隠すのではなく活かすスタイリングのコツ
「木を隠すなら森の中」と言いますが、M字はげの場合、「M字を隠すなら、全部見せてしまう」という逆説的な戦略が極めて有効です。中途半端に隠そうとするから、隙間から見える肌が気になり、影ができて暗い印象になるのです。
①アップバングで影を消す
前髪を上げておでこを露出させる「アップバング」は、M字はげの方にこそ試してほしいスタイルです。前髪を下ろしていると、おでこに髪の影が落ちます。髪が薄い部分は影が薄く、濃い部分は影が濃くなるため、おでこの上でコントラストが生まれ、薄毛が強調されてしまいます。
しかし、前髪を上げてしまえば、おでこ全体に均一に光が当たります。影がなくなり、M字のラインがぼやけて目立たなくなるのです。さらに、おでこを出すことで表情が明るく見え、堂々とした自信を感じさせる効果もあります。
②視線を「点」ではなく「全体」に向ける
アップバングにする際のコツは、真ん中だけを上げるのではなく、サイドに近い部分の前髪は少し下ろしてM字の角(ソリコミ部分)をカバーしつつ、中央部分を立ち上げることです。これを「ジェットモヒカン」風にアレンジするのも良いでしょう。
また、スタイリングの際は、毛先を散らすことを意識してください。毛先があちこちに向いていると、人間の目は一つのポイントに集中できなくなります。これにより、生え際という一点への注目を逸らし、髪型全体のシルエットに意識を向けさせることができます。
③眼鏡や髭との相性
「活かす」スタイリングの一環として、小物を活用するのもプロの技です。例えば、少し太めのフレームの眼鏡をかける。すると、視線が目元や眼鏡に行き、生え際への注目度が下がります。また、髭を生やして顔の下半分に重心を持っていくのも効果的です。
欧米の男性が薄毛でもかっこよく見えるのは、こうしたトータルコーディネートでバランスを取っているからです。
隠すことに必死になって、うつむいて歩くのはもうやめましょう。おでこを出し、光を浴びる。その潔さが、あなたの魅力を引き出す最大の武器になります。
関連記事はこちら:副作用の不安から解放!薬なしで「髪の土台」を立て直すセカンドオピニオン
5. 増毛パウダーやスプレーを併用する際の注意点
結婚式や同窓会、大切なプレゼンなど、「今日だけはどうしても完璧に見せたい」という勝負の日には、増毛パウダー(ふりかけタイプ)や増毛スプレーの使用も選択肢の一つです。これらは瞬時に髪の密度を濃く見せる魔法のようなアイテムですが、使い方を誤ると、周囲にバレバレの不自然な仕上がりになったり、頭皮環境を悪化させたりする諸刃の剣でもあります。
「粉」だとバレる瞬間
最も恐れるべきは、「不自然な黒さ」です。地肌が透けている部分に、真っ黒なインクを塗ったようになってはいませんか? パウダーやスプレーは、あくまで「髪の毛を太く見せる」あるいは「地肌の反射を抑える」ためのものです。地肌を塗りつぶすものではありません。
失敗しないコツは、「少量ずつ、遠くから」です。特にスプレータイプは、至近距離で噴射すると液ダレしたり、一部分だけ濃くなったりします。30cmほど離して、霧を纏わせるようなイメージで使いましょう。また、色は「黒」よりも「ダークブラウン」などを選んだ方が、光に当たった時に自然に見えます。
頭皮への負担とアフターケア
これらの製品は、微細な繊維や粉末を静電気や樹脂で髪や頭皮に付着させる仕組みです。つまり、毛穴を塞いでしまうリスクと隣り合わせです。長時間つけっぱなしにしたり、落とさずに寝てしまったりすることは、M字はげの進行を加速させる自殺行為です。
使用した日は、必ずその日のうちにシャンプーで完全に洗い流してください。通常のシャンプーでは落ちにくい場合もあるため、クレンジングオイルを使ったり、2度洗い(予洗いを入念に)を徹底したりする必要があります。毛穴に粉が詰まると、炎症を起こし、健康な髪まで抜けてしまいます。
| タイプ | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| パウダータイプ(ふりかけ) | 量の調節がしやすい。繊維が髪に絡みつき自然なボリュームが出る。 | 定着ミストを使わないと風や雨で飛びやすい。周囲に粉が散ることも。 |
| スプレータイプ | 手軽で固定力がある。雨や汗に比較的強いものが多い。 | 固まりすぎてバリバリになることがある。地肌に直接色がつきやすい。 |
| ファンデーションタイプ | 生え際のラインをピンポイントで修正できる。持ち運びやすい。 | 広範囲のカバーには不向き。触ると手に色がつく。 |
あくまで「緊急用のメイクアップ」として捉え、日常使いする際も頭皮の休息日を設けるなど、上手な付き合い方を心がけましょう。依存しすぎないことが大切です。

6. M字はげを強調してしまうNGな髪型
「良かれと思ってやっていた髪型が、実はM字をアピールしていたなんて…」。そんな悲劇を避けるために、絶対に避けるべきNGスタイルを知っておきましょう。これらは、M字の特徴である「生え際の後退」や「髪の密度の低下」を、視覚的に増幅させてしまう要素を持っています。
NGその1:長髪(ロングヘア・ミディアムヘア)
髪は長くなればなるほど、重力で下に引っ張られます。すると、根元の立ち上がりが失われ、ペタンと寝てしまいます。M字部分の髪が寝てしまうと、地肌が丸見えになり、貧相な印象を与えます。また、毛先の方にボリュームが行くため、頭頂部の薄さが際立つ「落ち武者」のようなシルエットになりかねません。
NGその2:ぱっつん前髪(一直線のライン)
薄毛を隠そうとして、前髪を揃えて一直線に切るスタイルです。これは非常に危険です。髪の密度が濃い人と薄い人の差が、直線のラインによって明確になってしまうからです。M字部分だけスカスカになり、中央だけ濃いという不自然な透け感が生まれます。「すだれ前髪」の完成です。
前髪を作るなら、毛先を不揃いにする「チョップカット」や「シャギー」を入れて、ラインをぼかすことが必須です。
NGその3:過度な茶髪・金髪(明るすぎるカラー)
一見、髪を明るくすると地肌との色の差がなくなって目立たなくなる(なじむ)と思われがちですが、これには落とし穴があります。髪の色素を抜くブリーチなどの薬剤は、頭皮に強烈なダメージを与えます。ただでさえ弱っているM字部分の毛根を痛めつけ、薄毛を物理的に進行させてしまうリスクが高いのです。
また、明るい色は膨張色ですが、髪が細い場合、光が透過してしまい、かえって本数が少なく見えることもあります。染めるなら、地毛に近いダークブラウンやアッシュグレーなど、落ち着いた色味でツヤを出す方が、髪の密度感(重厚感)を演出できます。
これらのNG例に共通するのは、「無理をしている感」です。薄毛カバーにおいて最も避けるべきは、「隠そうと必死になっている姿」が透けて見えることです。不自然さは、人の視線を引き寄せます。自然体で、今の自分の髪量を活かせるスタイルこそが、正解への近道です。
参考:髪の老化を防ぐ!ハリコシを保つための頭皮エイジングケア
7. ワックスやジェルなどスタイリング剤の選び方
髪型が決まったら、次はそれをキープするための道具選びです。スタイリング剤は、選び方を間違えるとM字を目立たせる凶器になります。特に注意すべきキーワードは「ツヤ」と「束感」です。
【「マット系ワックス」が最強の味方】
M字はげの方に最も推奨したいのが、ツヤのない「マットワックス」や「クレイワックス」です。なぜなら、ツヤ(水分や油分)が出ると、髪の毛同士がくっついて束になりやすいからです。
髪が束になると、その分、隙間が大きくなります。その隙間から地肌が見えてしまうのです。一方、マットワックスは油分が少なく、パサッとした質感に仕上がります。髪一本一本をバラけさせながらボリュームを出すことができるため、ふんわりとした密度感を演出し、地肌を隠すのに最適です。
【ジェルの使い所と注意点】
「ジェルはダメなのか?」というと、必ずしもそうではありません。ビジネスシーンなどでカチッと固めたい時や、ベリーショートにした時は、ジェルやグリースのツヤ感が清潔感に繋がります。
ただし、M字部分の長い髪にジェルを使うのはNGです。濡れたような質感(ウェット感)は、「お風呂上がり」の状態を連想させ、薄毛を強調します。ジェルを使うなら、ベリーショートにして髪を立たせる時か、サイドをタイトに抑える時だけに限定しましょう。トップや前髪の薄い部分には使わないのが無難です。
| 種類 | 質感・特徴 | M字への相性・用途 |
|---|---|---|
| マットワックス(ドライ) | ツヤなし、ふんわり。油分少なめ。 | ◎(ベスト) 髪を太く見せ、地肌を隠すのに最適。 |
| ファイバーワックス | 伸びが良く、束感が作りやすい。 | △(注意) つけすぎると重くなり、髪が割れる原因に。 |
| ジェル・グリース | ツヤあり、カチカチに固まる。ウェット。 | ◯(条件付き) ベリーショートや、サイドを抑える用途ならOK。 |
| ハードスプレー | 作った形をキープする。 | ◎(必須) 風対策の仕上げに必ず使用する。 |
スタイリング剤をつける際の鉄則は、「根元にはつけない」ことです。根元につくと、毛穴が詰まるだけでなく、重さで髪が潰れてしまいます。手のひらでよく伸ばし、毛先から中間にかけて、空気を含ませるように揉み込むのが正解です。
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8. ドライヤーの風の当て方で根元を立ち上げる
ヘアセットの仕上がりの8割は、ワックスを塗る前、つまり「ドライヤー」の段階で決まります。ここで土台を作れていないと、どんなに良いワックスを使ってもM字は隠せません。
M字を目立たなくするドライの極意は、「根元の立ち上げ」と「方向付け」です。ペタンコになった根元は薄毛の敵です。以下の手順で、ボリュームのある土台を作りましょう。
step1:濡れているうちに乾かす
お風呂上がり、タオルドライをしたら、すぐにドライヤーを当ててください。自然乾燥で変な癖がつくと、後から直すのは困難です。髪は「濡れている状態から乾く瞬間」に形が決まります。
step2:下から上へ、逆立てるように
多くの人は、上から下へ風を当てて髪を抑えようとしますが、これは逆です。前髪やトップの髪は、下から上へ風を送り込み、根元を起こすように乾かします。手で髪をガシガシと左右に振りながら、生え癖をリセットしつつ、空気を含ませるように乾かしましょう。
step3:弱点部分は「こする」
M字の割れやすい部分は、指の腹で頭皮をこするように(シャンプーする時の動きで)揺らしながら乾かします。こうすることで、生え癖が矯正され、パックリ割れを防ぐことができます。
step4:冷風でロックする
これがプロの技です。温風で形を作ったら、最後に必ず「冷風」を当てて冷まします。髪はタンパク質なので、熱で柔らかくなり、冷えると固まる性質があります。根元を立ち上げた状態で冷風を当てれば、スプレーなしでもある程度のキープ力が生まれます。この「冷やし」の工程をサボらないことが、一日崩れないスタイルの秘訣です。
ドライヤーは単に髪を乾かす道具ではなく、「髪の形を作る造形ツール」だと認識してください。鏡を見ながら、どこにボリュームが欲しいか、どこを締めたいかを意識して風を操れば、M字のコンプレックスは風圧で吹き飛ばせます。

9. M字ハゲの悩みを美容師に相談する際のポイント
「美容師さんに『ここがハゲてて…』と言うのが恥ずかしい」。その気持ち、痛いほど分かります。おしゃれな美容室で自分のコンプレックスをさらけ出すのは勇気がいりますよね。しかし、美容師は髪のプロです。
毎日何人もの頭を見ており、薄毛の悩みを持つお客さんも数え切れないほど担当しています。あなたが思っている以上に、彼らは「普通のこと」として受け止めてくれます。
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オーダーの魔法の言葉
直球で「ハゲを隠してください」と言うのが辛い場合は、以下のように伝えてみてください。
「最近、おでこの広さが気になってきて、割れないようにしたいんです」
「前髪が薄くなってきたので、重く見えるようにカットしてほしいです」
「生え際が上がってきたので、それに似合う短髪にチャレンジしたいです」
ポイントは、「隠したい」というネガティブな要望だけでなく、「こうなりたい(似合うようにしたい)」というポジティブな方向性を示すことです。すると美容師も、「それならトップを短くして動きを出しましょう」といった具体的な提案がしやすくなります。
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「いつも通り」からの卒業
一番もったいないのは、変化を恐れて「いつも通りで」と頼んでしまうことです。薄毛は進行します。半年前のベストな髪型が、今の髪量に合っているとは限りません。勇気を出して、「今の自分の髪の状態に一番合うスタイルを提案してください」と任せてみるのも一つの手です。
また、薄毛対応が得意な美容室や、メンズ専門のサロンを選ぶのも賢い選択です。個室がある、男性スタッフが多いなど、相談しやすい環境が整っています。信頼できるパートナー(美容師)を見つけることは、薄毛と戦う上で最強の味方を得ることに等しいのです。
10. M字はげを気にせず自信を持つためのヘアスタイル
ここまで、M字はげを目立たなくするためのテクニックを数多くお伝えしてきました。しかし、最終的に最も重要なのは、あなたの「マインド」です。
どんなに完璧なセットをしても、あなたがビクビクして背中を丸め、うつむいていては、決してかっこよくは見えません。逆に、薄毛であっても、自分に似合うスタイルを見つけ、堂々と胸を張って歩いている男性は、魅力的でセクシーに見えます。
ヘアスタイルは、ただの身だしなみではありません。あなたの自信を取り戻すための鎧であり、スイッチです。朝、鏡の前でセットが決まり、「お、今日の俺、悪くないな」と思えた瞬間、その日の気分はポジティブになり、仕事もプライベートもうまくいくような気がしませんか?
M字はげは、決して恥ずべきことではありません。男性ホルモンが多い証であり、成熟した大人の男の証でもあります。それを「隠すべき欠点」と捉えるか、「活かすべき個性」と捉えるかで、人生の景色は変わります。
今日お伝えしたテクニックを使って、まずは一度、思い切ったスタイルチェンジをしてみてください。おでこを出してみる、サイドを刈り上げてみる。その小さな勇気が、あなたの新しい魅力を引き出すきっかけになるはずです。
髪型が変われば人生が変わる。M字はげを克服し、鏡を見るのが楽しくなる毎日へ
M字はげを目立たなくするための髪型選びから、日々のセット術までを解説してきました。M字はげ対策の本質は、「隠す」ことではなく、「視線を逸らす」「影を消す」「清潔感を出す」という視覚的な戦略にあります。
重要なポイントを振り返ります。
- 進行度に合ったカット:無理に伸ばさず、進行するほど短くするのが正解。
- サイドを削る:ツーブロックで横のボリュームを減らし、トップに視線を集める。
- アップバングの活用:おでこを出して影を消し、清潔感と男らしさを演出する。
- マットな質感:スタイリング剤はツヤなしを選び、ふんわりとした密度感を出す。
- ドライヤーが命:濡れているうちに、下から風を当てて根元を立ち上げる。
【明日から始める具体的なアクション】
- 次回の美容室予約で、「思い切っておでこを出すスタイルにしたい」と伝えてみてください。 プロの手で、新しい自分に出会えます。
- 明日の朝、ドライヤーの最後に「冷風」を10秒間当ててみてください。 夕方までのキープ力が劇的に変わるのを実感できるはずです。
髪型が変われば、心が変わります。心が変われば、行動が変わります。M字はげというコンプレックスを乗り越え、鏡を見るのが楽しみになるような、自信に満ちた毎日を手に入れてください。
参考ページ:女性必見!!印象アップを叶えるスタイル&ケア術













