男性の円形脱毛症の原因は?男性型脱毛症との違いも解説!

髪が抜けたり薄くなったりすることに悩んでいる男性は

少なくありません。

 

誰もが一度は聞いたことがある「円形脱毛症」や、

最近よく耳にするようになった「男性型脱毛症(AGA)」は、

どちらも脱毛症ですが症状や原因は全く違います。

 

そこで今回は、男性にみられる円形脱毛症と男性型脱毛症を

比べながらその違いをご紹介します。

 

それぞれの脱毛症の原因や違いを知り、適切な対策をしましょう。

 

男性の円形脱毛症はなぜ起きる?

男性が円形脱毛症を発症する原因は?

なぜ円形脱毛症が起こるのでしょうか?

 

人口でみると、

円形脱毛症になるのは1~2%くらいといわれていますが、

どの年齢でも発症するもので、

特に男性だから発症率が高いというわけではありません。

 

円形脱毛症のはっきりとした原因は解明されていませんが、

自己免疫機能、遺伝やアトピー性疾患、精神的なストレスなど

深く関係していると考えられています。

 

人間には自分の体を守るための免疫機能が備わっていますよね。

 

ウイルスなどが侵入してくると、

リンパ球が攻撃して体を守る働きが自己免疫機能です。

 

通常であれば、

体外から侵入してきた異物を攻撃するのがリンパ球の役目です。

 

しかし、何らかの異常が起こると、

間違えて正常な自分の細胞を攻撃してしまうことがあります。

 

これによって起こるのが、自己免疫疾患と呼ばれるもの。

 

円形脱毛症は、正常な髪の細胞が間違って攻撃され、

抜け落ちてしまう自己免疫疾患の一つと考えられているのです。

 

また、家族内で発症する確率が高いことや、

円形脱毛症を発症した人の中にアトピー性疾患がある人が

多いというデータもあることから、

遺伝やアトピー性疾患も要因の一つといわれています。

 

「円形脱毛症=ストレスが原因」と決めつけいる方も多いですが、

強いストレスによって発症することはあっても、

全ての方がストレスが原因で発症するとは言い切れないのが現状です。

 

参考:https://bit.ly/33YcjEY

 

男性に多い仕事のストレスも もしかすると円形脱毛症を引き起こす可能性も?

男性が抱える仕事のストレスが、

円形脱毛症を引き起こす可能性もあるのでしょうか?

 

ストレスがキッカケで円形脱毛症になる人はいます。

 

強いストレスを長期間感じていると、

自律神経のバランスが崩れることがわかっています。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があり、

それぞれがバランス良く働いているのが健康な状態。

 

しかし、ストレス過多の生活を続けていると、

交感神経が優位な状態が続いてしまいます。

 

交感神経は血管を収縮させる働きがあるため、

交感神経ばかりが優位になると血行不良を招き、

髪の毛にも栄養が届きにくくなり、

脱毛を招いてしまう可能性があるのです。

 

男性の円形脱毛症の症状について

男性が円形脱毛症を発症した場合、

どのような症状が起こるのかみていきましょう。

 

突然部分的に脱毛が起こり、

地肌が見えてしまうのが円形脱毛症の特徴的な症状です。

 

脱毛斑の形が丸や楕円形をしていることが多いため、

円形脱毛症と呼ばれています。

 

小さな脱毛斑が1つだけできる場合(単発型)もあれば、

いくつもできる場合(多発型)もあり、

中には脱毛範囲が広がり大きな脱毛斑となってしまう

ケースもあります。

 

また、脱毛部分が帯状につながってしまう(蛇行型)と、

円形の脱毛症とは思えない抜け方となってしまいます。

 

さらに重症になると、髪の毛が全部抜けてしまうケース(全頭型)や、

髪の毛だけでなく体毛まで全て抜けてしまうケース(汎発型)

存在します。

 

ただし、男性と女性で症状が異なることはありません。

 

 

参考:

https://www.aderans.co.jp/kamiwaza/usuge_kiso_chishiki/mystery_of_alopecia_areata/

参考:

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa11/q06.html

 

男性の円形脱毛症と男性型脱毛症との違いは?

男性が発症する円形脱毛症と、

男性型脱毛症にはどのような違いがあるのでしょうか?

 

「AGA」という呼び方も一般的になってきた男性型脱毛症は、

円形脱毛症とは全く別タイプの脱毛症です。

 

円形脱毛症と男性型脱毛症(AGA)の違いは、

脱毛する範囲や進行具合をみると明らかです。

 

円形脱毛症の多くは脱毛する部分の形が丸や楕円形をしていて、

できる場所は決まっていません。

 

一方、男性型脱毛症で脱毛するのは、

主に額の生え際や頭頂部で、

側頭部や後頭部がハゲることはありません。

 

進行具合をみてみると、円形脱毛症が突然発症し、

急速に髪が抜けて地肌が見えてしまうのに対し、

男性型脱毛症は徐々に髪が薄くなり、

額の生え際や頭頂部の地肌が見えはじめるといった具合に

少しずつ進行していくのが特徴です。

 

円形脱毛症が疑われる場合どうすればいい?

円形脱毛症が疑われる場合は、

どのように対処すればいいのでしょうか?

 

最も症状が軽い単発型であれば、

8割の方は1年以内には治ってしまうといわれています。

 

しかし、重症タイプに移行してしまうケースもありますので、

油断は禁物です。

 

円形脱毛症かもしれないと思ったら、

進行してしまう前に専門家に相談することをおすすめします。

 

悪化してしまうと治りにくくなり、

治療も長期化してしまいますので、

早めの対策を心がけましょう。

 

参考:https://doctorsfile.jp/medication/31/

 

まとめ:男性の円形脱毛症の原因は?男性型脱毛症との違いも解説!

円形脱毛症は、自己免疫疾患やアトピー性疾患、

ストレスなどが原因といわれていますが、

人によってもその原因は異なります。

 

男性であっても女性であっても、

子供でも大人でも発症する可能性がある脱毛症です。

 

男性型脱毛症(AGA)との大きな違いは、

脱毛する部分と進行の仕方。

 

男性型脱毛症は額の生え際や頭頂部から薄くなりますが、

円形脱毛症はどこにできるかわかりません。

 

そして、男性型脱毛症は少しずつ進行していきますが、

円形脱毛症はある日突然発症して一気に脱毛してしまうという

違いがあります。

 

それぞれ対策も治療法も異なるため、

気になる症状があるときは早めに

専門家に相談するようにしましょう。

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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