AGAかも?診断をしっかり受けて症状をチェックしよう

ふと鏡を見たとき「あれ?こんなに薄かったかな?」

「もしかしてAGAかも?」と不安になることはありませんか?

 

AGA(男性型脱毛症)は、多くの成人男性を悩ます代表的な薄毛の症状。

 

しかし、自分の薄毛がAGAなのかを判断することは、

素人では難しいものですよね。

 

そこで今回は、AGAの診断基準セルフチェックについて解説します。

 

AGAかも!?と思ったらしっかり診断を受けよう

「AGAかも?」と思ったら、素人判断で勝手な対策をせず、

しっかりと診断を受けるようにしましょう。

 

多くの男性を悩ませているAGAは、

主に遺伝男性ホルモンが原因で発症するといわれています。

 

放置しておいて治るものではなく、

何の対策もしなければ徐々に進行してしまいます。

 

そのため、薄毛が気になってきたら早めに診断を受けることが大切です。

 

AGAの診断基準は?

AGAを診断する基準とは、どのようなものなのでしょうか?

 

AGAの診断は、皮膚科やAGAクリニック、

一般病院の薄毛外来などで受けることができます。

 

初回無料でカウンセリングが受けられるクリニックなども

多いですが、無料カウンセリングは治療の流れや

費用などの説明がメインのため、

検査や診断を受けるものではありません。

 

クリニックなどを受診すると、最初に問診があり、

家族歴や薄毛になった経過などを確認します。

 

その上で、頭皮や毛髪の状態を拡大鏡ダーモスコピーなどを

使ってチェックします。

 

その後、必要に応じて検査を行い、AGAかどうかを診断します。

 

では、どの程度薄毛になるとAGAと診断されるのでしょうか?

 

AGAを診断する際は、進行パターンを示すノーウッド・ハミルトンの分類

などが参考にされていますが、

「額の剃り込み部分が、頭のてっぺんと耳の穴を結んだ線の

2cm前のラインよりも後ろまで及んでいるかどうか」

も診断基準になるといわれています。

 

AGAは遺伝が深く関係していることから、

家族歴のチェックも診断基準の一つとして欠かせない項目です。

 

いくつもの診断基準となる項目をチェックし、さらに他の脱毛症や

病気による脱毛を除外していくことで、AGAであると診断できるのです。

 

参考:https://www.fnn.jp/articles/-/12798

参考:http://www.aga-news.jp/secure/about_aga/index.xhtml

 

AGAの診断では脱毛の開始時期や脱毛の場所がポイントとなる

AGAの診断は、脱毛の開始時期や脱毛の場所がポイントです。

 

AGA(男性型脱毛症)は、20代後半から30代にかけて増えはじめ、

日本人男性は40代になると約30%が、50代以降になると40%以上の人が

発症するといわれています。

 

進行する脱毛症ですが、進行スピードは比較的ゆっくりです。

 

脱毛場所にも特徴があり、O字型と呼ばれる頭頂部が薄くなるタイプ、

M字型と呼ばれる額の剃り込みが深くなっていくタイプ、

U字型と呼ばれる額が全体的に後退していくタイプなどがあります。

 

どれもAGAに特有の進行パターンですが、

U字型であってもO字型を併発することもあるようです。

 

参考:

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

 

AGAかも?と思ったらセルフチェック

AGAかも?と思ったときは、セルフチェックをしてみましょう。

下記の質問にイエスかノーで答えてみてください。

 

・家族や親族に薄毛の人はいますか?

・最近髪のハリやコシがなくなってきたと感じていますか?

・最近抜け毛が増えたと感じていますか?

・抜け毛に細く短い毛が混じっていますか?

・額の生え際が後退してきたと感じていますか?

・頭頂部の髪の毛が薄くなったと感じていますか?

・ストレスが多いと感じていますか?

・最近食生活が乱れていますか?

・頭皮が脂っぽいですか?

 

イエスの数が多いほど、AGAである可能性が高いです。

早めに診断を受けましょう。

 

確実なのは血液検査や遺伝子検査

血液検査や遺伝子検査を行うことで、確実にAGAと診断できます。

 

血液検査では、他の病気による脱毛の可能性を

チェックすることが可能です。

 

また、AGAの治療薬の中には、体質によって使えない薬や、

副作用が起こりやすくなる薬があるため、

投薬治療前の血液検査はとても大切です。

 

血液検査を行うことで、体のさまざまな情報を得ることができます。

 

本当にAGAなのかを診断する上でも、

投薬治療を行う上でも、血液検査は大切な検査なのです。

 

またAGAは、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが、

毛母細胞に影響を及ぼすことで髪の成長を阻害し発症します。

 

このジヒドロテストステロンはアンドロゲンレセプターという受容体と

結合することで、薄毛を引き起こすことがわかっています。

 

遺伝子検査では、このアンドロゲンレセプターの

男性ホルモンに対する感受性の高さを調べることができます。

 

つまり、この遺伝子検査で、AGAを発症しやすいかどうかがわかるのです。

 

参考:https://tokyo-agaclinic.com/column/bloodtest/

 

もしかしたら他の脱毛症の可能性も

もしかしたら他の脱毛症の可能性がある場合も、

しっかり診断してもらうことが大切です。

 

AGA以外にも円形脱毛症や脂漏性脱毛症など、

他の原因で起こる脱毛もあります。

 

また、薬の副作用や病気で髪が抜けることもあります。

 

髪が薄くなったからといって、必ずしもAGAとは限りません。

もしかしたら他の脱毛症かもしれないと思ったときも、

きちんと診断してもらうようにしましょう。

 

まとめ:AGAかも?診断をしっかり受けて症状をチェックしよう

AGAかも?と思ったら、症状をセルフチェックしてみましょう。

 

該当する項目が多かった場合は、クリニックなどで早めに

診断してもらうことをおすすめします。

 

血液検査や遺伝子検査をすることで、

確実にAGAかどうかを診断することも可能です。

 

AGAはゆっくりですが進行してしまう脱毛症です。

薄毛が気になってきたら、早めに診断してもらうようにしましょう。

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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