円形脱毛症は症状によって抜け方が変わる?見分け方のポイント

髪の毛が丸く抜けている部分がある…。

もしかしてこれって円形脱毛症かも!?

こんなとき、それが本当に円形脱毛症なのかどうか、

どのように見分ければよいのでしょうか?

円形脱毛症はFAGAなど他の脱毛症より進行が早い場合も多く、

重症化することもあるため、

早期に発見して対策を講じることが大切です。

 

早期発見のためには髪の抜け方や症状をはじめ、

どんなときに円形脱毛症が疑われるのかを

知っておく必要があります。

そこで今回は、円形脱毛症の抜け方の特徴と

見分け方のポイントについて今回は薄毛専門いいねヘアケアラボがご紹介していきます。

 

その症状本当に円形脱毛症?

脱毛している部分が丸いときや、急激に髪が抜けたとき、

円形脱毛症を疑う方も多いでしょう。

しかし、そのような症状が見られたとしても、

全く違う病気の可能性もあるので注意が必要です。

 

中でもほかの病気や疾患から来る脱毛の場合、

元の病気の処置をしなければ脱毛も改善しません。

そのようなときは、

まずは病気の対策を優先することが大切です。

頭部の脱毛が円形脱毛症なのかどうかを正確に判断するには、

専門医に診てもらう必要があります。

円形脱毛症が疑われるときは、

早めに薄毛の専門院でみてもらいましょう。

 

初期における円形脱毛症の症状と抜け方について

それでは、円形脱毛症を

「初期」「進行期」「回復期」の3つの進行段階に分け、

それぞれの時期の症状と抜け方をご紹介しましょう。

 

まずは、円形脱毛症の初期について解説します。

円形脱毛症には、前兆のような特別な症状は見られません。

ある日突然髪が抜け始めたり、抜け毛が急増したりします。

髪をとかしているとき、シャンプーをしているときなど、

いつも以上に抜け毛の量が増えたことから

異常に気づくケースが多いのです。

頻繁にブリーチをしていたなど、

とくに心あたりもないのに

急激に抜け毛が増えたときは要注意です。

 

髪の毛が抜けた部分を脱毛斑と呼ぶのですが、

円形脱毛症の脱毛斑には次のような特徴が見られます。

■円形や楕円形をしている

■局所的に地肌がはっきり見える

■脱毛斑と周囲の境目がくっきり分かれている

人に指摘されるまで脱毛に気づかなかったような場合、

脱毛が進行していびつな形をしていることもあります。

 

また、爪に小さなへこみができたり、

横の溝ができたりするケースも見られます。

急激に抜け毛が増えており、

くっきり地肌が見える脱毛斑ができているときは、

円形脱毛症を疑ってみた方がよいでしょう。

 

進行期における円形脱毛症の症状と抜け方について

次は、進行期の症状と抜け方について解説しましょう。

円形脱毛症の進行期は脱毛が急速に進み、

脱毛斑の数が増えたり、面積が大きくなったりする時期です。

 

朝起きたとき枕に落ちている髪や、

シャンプー後の排水口にたまった髪の量が目に見えて増えます。

さらに、脱毛斑の周囲の髪を手で引っ張ると、

簡単に抜けてしまうようになります。

病院でも脱毛斑のまわりの髪を軽く引っ張る

「牽引試験(プルテスト)」が行われ、進行期には陽性が出ます。

 

また、進行期にダーモスコピーで頭皮を観察すると、

次のような髪の毛が見られます。

 

■感嘆符毛(漸減毛)

感嘆符「!」のように根元が細くなっており、

円形脱毛症の特徴的な髪の毛です。

抜けたり切れたりしやすい毛です。

 

■黒点

萎縮した髪が毛穴に詰まった状態で、黒い点のように見えます。

 

■切れ毛・折れ毛

髪が細く弱くなるため、

根元で切れたり折れたりしやすくなります。

 

脱毛斑の数が増えたり、

脱毛箇所の面積が大きくなったりするほど、

対策に時間がかかり回復も難しくなるので

注意しなければなりません。

 

軽く引っ張っただけでスルッと髪が抜けてしまう、

抜け毛を見ると根元が細くなっている、

地肌が見える箇所が増えたなどの症状があるときは、

早急に薄毛の専門医に診てもらう必要があります。

処置を受けずに放置しておくと症状が悪化する恐れがあるので、

迷わず専門医に相談しましょう。

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回復期における円形脱毛症の症状と抜け方について

次は、円形脱毛症の回復期についてです。

回復期になると脱毛がおさまり、

髪を引っ張っても簡単に抜けなくなります。

プルテストでも陰性となります。

また、脱毛している部分に柔らかい産毛が生えてきて、

少しずつ成長していきます。

 

新たに生える髪が、白髪であることも少なくありません。

これは、メラノサイトの活動が低下しているからであり、

やがて活動性が上がれば黒髪が生えてくるようになります。

 

円形脱毛症と思っていたら実は違う脱毛症だったという事がある

円形脱毛症とよく間違えられやすいのが、「抜毛症」です。

抜毛症とは、ストレスなどが原因となり、

自分で無意識に髪の毛を抜いてしまう病気です。

10代で発症するケースが多いのですが、

大人になった後何年も慢性的に続くこともあります。

 

抜毛症は、心療内科や精神科でケアを受けます。

また、急激な抜け毛の増加の裏に、

甲状腺疾患や糖尿病など

内科的な病気が潜んでいる場合もあります。

このような病気による脱毛では、

同時に原因となっている病気の症状も現れます。

 

たとえば「橋本病」では眠気・肌の乾燥・体重増加・寒がり、

「バセドウ病」では手足の震え・動悸・多汗・暑がりなどの

症状が見られます。

 

病気からくる脱毛は病気のケアを優先させる必要があり、

病気が治るとそれに伴って

脱毛も改善していくケースが多いのです。

急激な抜け毛の他にいつもと違う身体的な症状があるときは、

早めに医療機関を受診しましょう。

 

脱毛症の種類や進行具合によっても髪の毛の抜け方は変わってくる

脱毛症は種類によって抜け方に特徴があり、

また、進行具合によっても抜け方が変わってきます。

女性に多いFAGAの進行パターンを見ていきましょう。

 

FAGAとは女性男性型脱毛症のことです。

AGA(男性型脱毛症)の女性版と言われていますが、

男性とは髪の抜け方が異なります。

FAGAで多いのはルードウィッグ型と言われるタイプで、

頭頂部が全体的に薄くなっていくパターンです。

もう一つがクリスマスツリー型で、

分け目のあたりから薄くなり、

次第にクリスマスツリーのような形に広がっていくパターンです。

どちらも、脱毛部分とそうでない部分の境目は

はっきりしないのがFAGAの特徴です。

 

女性の場合は、

男性のように額の生え際がどんどん後退していったり、

頭頂部の髪が

ほとんど全部抜けてしまったりすることはありません。

全体的に薄くなり、進行するにつれて面積が広くなっていきます。

円形脱毛症のように急激に抜けたり薄くなったりするのとは違い、

徐々に薄くなっていくのが特徴です。

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女性の場合は円形脱毛症ではなくびまん性脱毛症を発症している方も多い

女性に多く見られる脱毛症が、「びまん性脱毛症」です。

びまん性脱毛症とは病名ではなく、

女性特有の脱毛症の抜け方を

「広がりはびこること」という意味の

「びまん」を使って表した名称です。

 

びまん性脱毛症の髪の抜け方は、髪の毛1本1本が細くなり、

全体的に密度が減って薄くなる特徴があります。

最初は分け目が目立ってきたり、

髪のボリュームが減ってペタンとしてきたりするところから

気づく人が多いようです。

進行するにしたがって次第に脱毛箇所が広がっていき、

地肌が透けて見えるようになります。

 

びまん性脱毛症の主な原因は、

加齢による女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れ、

ストレス、ダイエットによる栄養不足、生活習慣の乱れ、

間違ったヘアケアなどがあげられます。

女性ホルモンが減少する

30代後半から40代くらいに発症することが多いのですが、

ストレスなどが原因となり20代で薄くなり始める人もいます。

 

びまん性脱毛症の場合、

局所的な髪の抜け方ではなく全体的に薄くなること、

薄くなった部分の境界がはっきりしないこと、

進行が比較的緩やかなことなどで、

円形脱毛症と区別することができます。

 

しかし、自分で正確な判断をすることは難しいので、

心配なときは早めに薄毛の専門家に相談することをおすすめします。

 

まとめ:円形脱毛症は症状によって抜け方が変わる?見分け方のポイント

円形脱毛症は

「初期」「進行期」「回復期」の3つの段階に分かれ、

それぞれの時期によって、髪の抜け方や症状が変わります。

 

初期には急激に抜け毛が増え、

頭部にくっきりした円形や楕円形の脱毛斑ができます。

進行期は脱毛がさらに進んで脱毛面積が大きくなり、

まわりの髪を軽く引っ張ると簡単に抜ける時期です。

回復期には脱毛が止まってプルテストも陰性になり、

新しく産毛が生えてきます。

 

また、FAGAなど女性に多い脱毛症は、

全体的に髪が薄くなるびまん性脱毛症の特徴が見られます。

円形脱毛症やそのほかの脱毛症の抜け方の違いを把握することで、

適切な対応をしやすくなりますが、

不安な場合は薄毛の専門家に相談するとよいでしょう。

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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