よく言われる薄毛ケアは間違いだらけ!?薄毛ケアのウソホント
薄毛ケアをしていて、「本当にこのケアでいいのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
ある程度継続してみても何も変化がない、むしろ進行しているかも…となると、ケアの方法が間違っているのではないかと不安になりますよね。
薄毛を改善するには、たくさんの情報の中から正しい情報を選び、実践することが大切です。
「一般的によく言われる薄毛ケアも、実はウソだった」ということもあるので、注意しましょう。
そこで、今回は薄毛ケアのウソホントと、実践すべき正しい薄毛ケアについてご紹介します。
なぜ薄毛ケアをすべきか?
現代の男性の3人に1人は薄毛に悩んでいるといわれています。
3人に1人って、けっこう多いですよね。
自分がその1人に入るかどうか、または、年齢が上がりたとえ薄毛の兆候があらわれてきたとしても、薄毛を進行させずに済むかどうかは、薄毛ケアをするかしないかに大きく左右されます。
その理由は、AGAなどの男性薄毛はある日突然生じるものではなく、それまでの生活習慣やストレスなどの積み重ねが多少なりとも影響しているからです。
薄毛には遺伝の影響もありますが、「うちの家系は、親も祖父母も薄毛じゃないから大丈夫」と言い切れないのが厄介なところです。
家族に誰も薄毛の人がいないのに、自分だけ薄毛になった…というケースもあります。
「まだまだ若いから心配ない」と思っていても、早い人では20代から薄毛の症状が出てくる場合もあるので安心してはいられません。
そこで大切になってくるのが、薄毛ケアです。
正しい薄毛ケアを継続していけば、頭皮環境や体質もだんだんと整ってくるはず。
それによって、「薄毛になりにくい体」に変えていくことができるのです。
また、薄毛は進行性のため放っておくとどんどん悪化してしまいます。
少しでも進行を抑えるためにも、抜け毛などの症状が出てきたら早めに対処することが大切です。
よく聞く薄毛ケアのウソホント
よく聞く薄毛ケアの情報には、正しいものと間違っているものが混在しています。
薄毛ケアを始める前に、ぜひこれからご紹介する薄毛ケアのウソホントをチェックしてみてくださいね。
■皮脂は大敵!シャンプーで洗い流さなければならない
「皮脂が多すぎると毛穴が詰まってハゲになる」という話を聞いたことはありませんか?
たしかに皮脂の分泌が多すぎてベタベタしている状態は、頭皮には好ましくありません。
しかし、皮脂を取り除かなければと洗浄成分の強いシャンプーを使ったり、1日に何回もシャンプーをするのは逆効果です。
皮脂を取りすぎると「頭皮が炎症を起こす」、「乾燥しすぎてフケが出る」、「皮脂を補おうとしてよけいに皮脂の分泌が増える」など、頭皮環境を悪化させて薄毛の原因になってしまいます。
皮脂の分泌を抑えるには「低刺激のシャンプーに変える」、「食事内容に気をつける」などの対策が有効です。
■育毛剤を使えば髪がフサフサになる
育毛剤を使えば、髪が生えてきてフサフサになりそうなイメージがありますよね。
しかし、育毛剤とは本来その名前の通り「髪を育てる」働きをするもの。
発毛効果が認められている医薬品の「発毛剤」とは違います。
育毛剤に期待できるのは、「抜け毛を抑え、今生えている髪を太く長く育てていくこと」。
「髪が細くなってコシがない」というような人には向いているかもしれませんが、薄毛が進行している人が使用しても期待しているような変化は感じにくいでしょう。
■ワカメなどの海藻類は髪によい
これも昔からよく聞きますが、あまり根拠はありません。
食物繊維やミネラルの豊富な海藻類はたしかに体によい食品ですが、これを食べたからと言って髪がフサフサになったり、薄毛が改善するわけではありません。
髪のためにはたんぱく質をはじめとした様々な栄養素を、バランスよく摂ることが大切です。
■頭皮に刺激を与えると髪が生える
頭皮に刺激を与えると髪が生えると聞いて、シャンプーブラシでゴシゴシこすったり、頭皮を叩いたりしていませんか?
刺激を与えると髪が生えるというのは真っ赤なウソ。
むしろ、刺激のせいで頭皮が傷ついたり、炎症を起こしたりすることもあるので注意しましょう。
■ドライヤーをかけると髪が傷むから自然乾燥が一番
自然乾燥なら熱で髪が傷む心配もなくよさそうに思えますが、実はこれ、間違っています。
濡れた髪はキューティクルが開いているため、水分が逃げていきやすく、そのまま放っておくと髪が乾燥してパサパサしてきます。
また、濡れたままにしておくと頭皮が蒸れて雑菌が繁殖してしまう恐れも…。
シャンプー後は、きちんと髪を乾かしてから寝ましょう。
今すぐ始めるべき薄毛ケア4選
薄毛ケアは、できるだけ早く始めることが重要です。
まだ薄毛になっていない方は予防のために、薄毛気味という方は薄毛改善のために、これからご紹介する4つの薄毛ケアを始めましょう。
1. 質の良い睡眠を取りストレスを減らす
ストレスによる自律神経の乱れは、血行不良を引きおこします。
血液によって運ばれるはずの栄養素が頭皮に十分にいきわたらず、毛髪の生成や成長がうまくできなくなります。
これを解消するには、質の良い睡眠をとることが大切。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、頭皮や髪の健康と成長には欠かせません。
成長ホルモンがしっかり分泌されるように、最低でも4時間以上は眠るようにしましょう。
「就寝時間の1~2時間前にぬるめのお風呂にゆっくりつかる」「寝る前はスマホやパソコンの使用を控える」「体に合った寝具を選ぶ」など工夫して、質の良い睡眠を目指しましょう。
2. 乱れた食生活を見直す
髪の生成・成長には、髪の主成分であるタンパク質のほか、各種ビタミン類や亜鉛など、様々な栄養素が必要です。
偏った食事で栄養不足になると、髪の生成・成長ができず、抜け毛や薄毛のリスクが高くなります。
ジャンクフードや加工食品、インスタント食品などはできるだけ避け、3食バランスよく摂るように心がけてくださいね。
また、揚げ物や脂っこい食品の摂りすぎは、頭皮がべたつく原因になるのでできるだけ控えましょう。
3. 適切なシャンプーを選ぶ
市販品の多くは石油系シャンプーですが、洗浄力が強く皮脂を取りすぎたり、キューティクルを壊す恐れがあるので避けた方が無難です。
シャンプーは毎日使うものなので、髪や地肌によいものを選びましょう。
オススメの1つ目は、天然成分で作られた石鹸系シャンプー。
洗浄力が高くさっぱりした洗い心地が魅力ですが、乾燥肌や皮脂の少ない方には向いていません。
2つ目は、アミノ酸系シャンプー。
髪の主成分であるタンパク質はアミノ酸で構成されていることから、髪や地肌に優しいのが特徴です。
洗浄力も強すぎずマイルドなので、お肌の弱い方でも使いやすいシャンプーです。
4. 頭皮マッサージをする
頭皮の血行促進には、頭皮マッサージが最適。
薄毛の人は、血行不良のため頭皮が硬くなっているケースが多いのです。
時間帯は入浴時や、入浴後がおすすめ。
やり方は、5本の指を開いて頭皮にあて、軽く円を描くように頭皮を動かしながらほぐしていきます。
額の生え際から頭頂部、こめかみの横のラインから頭頂部、襟足から頭頂部へとマッサージしましょう。
力を入れすぎないように注意しながら、指の腹を使って行うのがポイントです。
まとめ:よく言われる薄毛ケアは間違いだらけ!?薄毛ケアのウソホント
薄毛ケアはよく言われる方法であっても、間違いやウソの場合もあるので気をつけましょう。
せっかく頑張って継続しても、間違ったケアのせいで何も変化がなかったり、むしろ薄毛が進行してしまうなんてことは、絶対に避けたいですよね。
今回ご紹介した薄毛ケアは、どれも難しいものではなく、継続しやすいものばかりです。
薄毛に悩まずに済むように、毎日のルーティンワークの1つとして、ぜひ続けてみてください。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔