円毛脱毛症ができる場所を増やさない為には対策が必要?
円形脱毛症は自然に緩和するケースもありますが、
徐々に進行して脱毛が広がることや、
できる場所が増えてしまうこともあります。
脱毛部分が広がったりできる場所が増えて
重症化すると治りにくくなるばかりか、
長期間の対策が必要になります。
そこで今回は、
円形脱毛症ができる場所を増やさない為にはどうすれば良いのか、
その必要な対策についてご紹介します。
円形脱毛症ができる場所は様々
脱毛斑ができる場所は頭のどこか1か所だけと
思っている方が多いですが、
実は円形脱毛症は様々な場所に複数個できることがあります。
円形脱毛症の中で最も多いのが、
丸い脱毛斑が1つの場所だけ「単発型」というタイプです。
単発型の脱毛斑は頭にできることが多いですが、
眉毛や体毛など頭以外の場所にできることもあります。
「多発型」は複数場所に脱毛斑ができるタイプで、
できる場所もできる数も様々です。
脱毛部分がつながり、細長く広がる場合は「蛇行型」
というタイプになります。
このタイプは後頭部の生え際にできることが多いようです。
さらに進行して頭の髪の毛が全部抜けてしまう「全頭型」
というタイプもあります。
また、髪の毛だけでなく全ての毛が抜けてしまう「汎発型」は、
円形脱毛症の中では最も重症タイプで、
完治するのは難しいといわれています。
円形脱毛症ができる場所は、タイプによって様々です。
症状が軽い段階で対策を行えば回復する可能性は高いですが、
進行すればするほど改善が難しくなってしまいます。
そのため、できるだけ早く対策を行うことが重要です。
参考:https://www.enkei-datsumou.com/enkei/syurui/
円形脱毛症ができる場所を増やさない為には?
「単発型」の場合は、約8割の方が1年以内に自然に回復する
といわれています。
ただし、アトピー性皮膚炎や気管支炎、
アレルギー性鼻炎などのアトピー素因や、
橋本病や尋常性白斑といった自己免疫疾患がある場合は、
重症化する可能性もあるので注意が必要です。
また、少しでも脱毛部分が広がってきたり、
他の場所にも脱毛斑ができたりしたら、
すぐに円形脱毛症の専門家に相談することをおすすめします。
円形脱毛症は進行し始めると急速に悪化する傾向があります。
脱毛ができる場所を増やさない為には、
早期発見し円形脱毛症を見つけたらすぐに対策することが必要です。
一般的な対策に加えて生活習慣の見直しを
一般的な対策を行うだけでなく、
生活習慣の見直しもしてみましょう。
円形脱毛症は自己免疫機能に異常が起こることで発症する
と考えられていますが、詳しい原因は解明されていません。
しかし、アトピー素因や自己免疫疾患、遺伝的要素が
深く関係していることはわかっています。
また、睡眠不足やストレス、偏った食生活による
栄養バランスの乱れ、喫煙やお酒の飲みすぎ
なども影響することがあります。
自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れを招く生活習慣は、
頭皮の血行不良を引き起こし、
それが薄毛や抜け毛にもつながります。
円形脱毛症は何がキッカケで発症するかわかりません。
今の体調に何らかの問題があるなら、
その問題を解決することが、
円形脱毛症の改善につながる可能性もあります。
そのためにも、生活習慣を見直してみることをおすすめします。
円形脱毛症の治療は、
症状に応じてステロイドや抗アレルギー剤などの薬を
使用して行うのが一般的です。
場合によっては、
冷却治療や紫外線療法といった治療を行うこともあります。
一度抜けた髪の毛が元の状態に戻るまでには時間がかかります。
治療を行っているのになかなか改善がみられないときは、
生活習慣に問題があるのかもしれません。
円形脱毛症の改善のために治療を行うことも重要ですが、
生活習慣を見直し、
回復の妨げとなっている要素を改善することも大切なのです。
ストレスを抱え込まないようにしよう
日常生活や人間関係などでストレスを抱え込んではいませんか?
ストレスで円形脱毛症になるというイメージがありますが、
ストレスが円形脱毛症の直接的な原因という
科学的な根拠はありません。
しかし、強い精神的ストレスが
円形脱毛症発症の引き金となることはあるといいます。
映画を観たりカラオケをしたりと
自分に合ったストレス解消法を見つけ、
できるだけストレスを抱え込まないようにしましょう。
運動で適度に汗を流そう
適度な運動は健康を維持するためにも必要ですが、
円形脱毛症対策としてもおすすめです。
運動をして汗を流すとスッキリしますよね。
適度な運動にはストレスを発散する効果があるだけでなく、
血行促進や肥満の予防、生活習慣病の予防にも役立ちます。
また、運動したあとはぐっすり眠れますよね。
体を動かしたことで眠りが深くなり、睡眠の質も良くなります。
自律神経のバランスが崩れると、
血行が悪くなり、頭皮環境も悪化してしまいます。
円形脱毛症や薄毛の改善をするためには、
頭皮環境を整えることも重要です。
適度な運動で汗を流せば、体の調子も整い、
それが円形脱毛症の改善にもつながるのです。
お風呂やマッサージで血行を良くしよう
お風呂にゆっくり浸かると血行が良くなり、リラックスできます。
マッサージにも血行促進する効果があるので、
自分で手軽にできるセルフマッサージをしてみるのも良いでしょう。
ストレスの多い生活や連日の睡眠不足、昼夜逆転の生活が続くと、
交感神経ばかりが優位な状態となってしまいます。
このように、自分では気付かない間に、
自律神経のバランスが乱れている方も少なくありません。
お風呂やマッサージでリラックスすると、
副交感神経が優位な状態になります。
乱れていた自律神経を整えるためにも、
お風呂やマッサージはおすすめです。
自律神経の乱れはさまざまな不調を招き、
その不調がキッカケとなりさらに不調を招く…
といった悪循環が、円形脱毛症の悪化につながることもあります。
意識的にリラックスする時間を作り、
自律神経を整えるようにこころがけましょう。
まとめ:円形脱毛症ができる場所を増やさない為には対策が必要?
円形脱毛症は進行せずに自然治癒することもありますが、
脱毛が広がったり、できる場所が増えてしまったりすることもあるので
注意が必要です。
脱毛場所を増やさないためには、
脱毛部分の変化に早く気づき、
適切な円形脱毛症の治療を行うことが大切。
また、円形脱毛症を発症するキッカケは、
何気ない生活習慣の中に潜んでいることも少なくありません。
生活習慣を見直し、意識的にリラックスできる工夫や
ストレス解消を心がけるようにしましょう。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔