円形脱毛症が治ったと思ったのに、

また脱毛しはじめて繰り返し起こると、

どうして自分だけがと不安になりますよね。

 

円形脱毛症は

脱毛が止まって回復しても再発しやすい病気です。

 

軽い症状であれば自然に治ることもありますが、

治療から約1年が経過して症状が落ち着いてきても、

早い人は治療から数ヶ月で再び毛が抜け始めることもある病気です。

 

こちらでは、

円形脱毛症の再発を繰り返し起こさないための対策について

ご紹介いたします。

 

円形脱毛症は繰り返し起こる事もある？

1000人に1～2人が発症する円形脱毛症は

軽症であれば何もしなくても

自然に髪が生えてくることもありますが、

5年で4割くらいが再発すると言われていて、

繰り返し脱毛が起こることがあります。

 

最初に脱毛したときは一つだけの単発型だったのが、

再発後は範囲が広がってしまう人もいれば、

逆に範囲が狭くなる人もいて人それぞれです。

 

現在では、円形脱毛症の原因として

自己免疫疾患と考えられて治療が行われていますが、

円形脱毛症が再発する原因や仕組み

も分かってはいません。

 

女性の場合は、

妊娠から出産後における

女性ホルモンの減少も円形脱毛症を発症する原因のひとつと

言われています。

 

妊娠中に増加した発毛促進作用がある

女性ホルモンが産後に急激に減少するため、

産後3～4ヶ月後に抜け毛が増えて

頭髪全体のボリュームが減ることが多いのですが、

円形脱毛症になることもあります。

 

産後のホルモンバランスの崩れに加えて、

仕事や家事、育児などによるストレスや睡眠不足、

育児の忙しさによる疲労の蓄積や栄養バランスの乱れなどによって、

自律神経のバランスが崩れることがきっかけとなって

円形脱毛症が起きやすくなるのです。

 

円形脱毛症は治ったと思っても継続的に様子をみよう

円形脱毛症が治ったら本当にうれしいですよね

 

ですが、円形脱毛症は再発が繰り返し起きやすい病気なので、

治ってからも継続的に頭皮の健康状態の確認をしましょう。

 

再発しやすく治りにくい円形脱毛症の場合は、

アトピーや喘息を合併していることが多いと言われていますので、

アトピーの治療やケアを継続して行い、

健やかな髪の土台となる頭皮環境をととのえましょう。

 

そして、もし症状に気づいたら

病院を受診するなど早めに対処するよう心がけましょう。

 

円形脱毛症を繰り返し起こさない為にはどうすればいい？

円形脱毛症が発症する原因は分かっていないため、

再発を予防する医学的根拠のある対策はないのですが、

健康的な生活を送り免疫力をあげることが

発症の予防に役立つといわれています。

 

健康を維持するための免疫機能が

正しく作用するためには

自律神経がバランスよく働いていることが大切ですが、

ストレスが過剰になったり生活習慣が乱れたりすると

自律神経が乱れて免疫力が下がってしまうのです。 

 

自律神経の働きはストレスに影響されやすいので、

趣味や適度な運動をするなどの習慣を

積極的に取り入れてストレスを解消することで、

円形脱毛症を繰り返し起こさないことにもつながります。

 

さらに、タンパク賃やビタミン、ミネラルなど

バランスのよい食生活や十分な睡眠、

入浴でぬるめのお湯でゆっくりと体を温めると

免疫力が上がりますので、

円形脱毛症を繰り返し起こさないためにも取り入れてみましょう。

 

円形脱毛症の再発防止を薬に頼りたくない場合はどうすればいい？

円形脱毛症の治療を続けることで

脱毛が改善される反面、

長期間薬物治療を続けることで

副作用がでてくるという問題があります。

 

たとえば、脱毛が広範囲に広がったときの治療として

ステロイド内服薬があります。

 

ステロイド内服を長期間服用し続けることで、

副作用として、肥満、糖尿病、生理不順、消化器不全などを

発症することがありますが、

ステロイドを飲むことをやめると脱毛が再発する可能性があります。

 

髪の毛が生えてきてくれるならどんな治療でも

取り入れていきたいと思っていても、

副作用がつらいと気分も落ち込みますし、

金銭面でも負担になってきますよね。

 

再発予防のために薬に頼り続けたくないと思ったら、

医療費に注ぐぶん趣味やお洒落にお金を使って

暮らしを楽しむのも気分転換になりますね。

 

また、ウィッグや帽子、バンダナ、スカーフなどで

お洒落を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

 

ヘアバンドなどに植毛している帽子用のつけ毛は、

手軽につけられ帽子やバンダナに合わせやすく、

帽子から髪の毛がのぞくと自然に見えます。

 

長時間帽子を被りっぱなしは髪がムレやすくなるので

頭皮に負担がかかりますが、夏に帽子を被ると紫外線対策になります。

参考：https://www.enkei-datsumou.com/kurashi/

 

円形脱毛症を繰り返してしまう場合はセカンドオピニオンという選択肢も

再発を繰り返しているとだんだん治療が苦痛に感じてきたり、

「この治療法でいいのだろうか」

と悩んでしまいますよね。

 

「治療方針をいくつか提示されたが迷っている」

「ほかに治療法はないか」

などと悩んだり迷っているならば、

主治医に診療情報提供書を書いてもらい、

セカンドオピニオンに相談するという方法もあります。

 

自分にとって最善と思える治療を主治医との間で判断したり、

病気の理解を深めるために、

別の専門医の意見を聞くことがセカンドオピニオンです。

 

セカンドオピニオン外来は、

健康保険の適用にはならず自費負担となり、

医師を変えたい場合は転院となります。

 

診断や治療の妥当性を確認できれば主治医との信頼関係も築け、

主治医の提示する治療法以外の治療法も検討することで

治療のメリット·デメリットを多角的に判断して

納得のいく治療を選ぶことができますね。

まとめ：円形脱毛症が繰り返し起こるのは自分だけ？円形脱毛症の対策について

円形脱毛症は再発を繰り返し起こしやすく

隠していても風が吹いて見えてしまったらどうしようなど

不安な気持ちで外出しなければならず、

女性にとってはつらい病気です。

 

再発が繰り返し起こることを防ぐためには、

免疫力を高めて頭皮を

健康的な状態にすることはとても大切なことです。

 

ストレスを解消したり、

十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事など

健康的な生活を送ることで自律神経をととのえて、

再発を繰り返し起こさないようにしましょう。

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長　成田峻輔