こんな症状も円形脱毛症!?蛇行型の円形脱毛症について
「円形脱毛症」と聞くと
髪の毛がコイン状に抜けるのをイメージする方も
多いかもしれません。
しかし円形脱毛症の症状はいろいろな種類があり、
そのうちの1つが蛇行型(蛇行性)と呼ばれるものです。
側頭部から後頭部にかけて
広い範囲で脱毛するタイプの円形脱毛症です。
蛇行性になると円形脱毛症としては重度となるため
放っておくと脱毛が進行し
髪の毛が全て抜けてしまうこともあるようです。
今回は
「円形脱毛症の症状にはどういうものがあるのか」、
「蛇行型(蛇行性)の円形脱毛症を放置しておくと緩和されなくなるのか」
などについてご紹介いたします。
蛇行性(蛇行型型)の円形脱毛症とは?
蛇行性(蛇行型)とは、
脱毛部位がコイン状ではありませんが
円形脱毛症の1つです。
蛇行性(蛇行型)の円形脱毛症になると、
字の通りヘビが這ったように
側頭部やうなじ、額、もみあげなどの
生え際から広い範囲で脱毛する症状がみられます。
最初は小さなコイン状の円形脱毛症が
1つから複数個になり、
脱毛部分が徐々に繋がって蛇行性になる方もいますが、
最初から蛇行するように脱毛が広がってしまう方もいるようです。
蛇行性(蛇行型)は他の円形脱毛症と同様に
男性女性の違いや年齢にも関係なく起こります。
蛇行性(蛇行型)に限らず、円形脱毛症の原因は
以下のような要素といわれています。
·自己免疫疾患
異物を攻撃するはずのリンパ球が、
問題のない細胞を攻撃することです。
健康な毛根が攻撃されると髪が抜けるなどの症状が出ます。
·ストレス
ストレスは血行不良を引き起こし、
頭皮に必要な栄養が届かなくなります。
ストレスを感じてから脱毛まで
3カ月ほどのタイムラグがあります。
·アレルギーやアトピー
免疫機能の異常があると湿疹などの皮膚疾患だけでなく
脱毛も起こりやすくなります。
この3つの要因により
蛇行型を含む円形脱毛症は起こると考えられています。
参考:
https://www.hairdoctor-women.com/datsumousyou/datumou-genin/5769.html
円形脱毛症の症状は1つではない
円形脱毛症の症状は1つだけではなく
症状別にいくつかに分類されていますので、ご紹介しましょう。
·単発型
脱毛部分が1つだけの円形脱毛症で
脱毛の円が小さいほど症状が軽く
自然治癒することもあります。
·多発型
脱毛斑が2つ以上ある円形脱毛症を多発型と言います。
多発型は同時に2つ以上できる場合と、
1つずつ増えていく場合があります。
·蛇行型
先ほどご紹介したように、
側頭部や後頭部などに
脱毛部分が帯状に広がるタイプを蛇行型または蛇行性といいます。
·全頭型
蛇行型の範囲が増えて脱毛斑が頭全体に広がり、
髪の毛が全部抜け落ちてしまうタイプです。
最初は単発型であっても、
徐々に脱毛斑が増えたり、再発を繰り返したりしながら、
最後には全頭型になる方もいるようです。
頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛、体毛全部が抜ける方もいます。
円形脱毛症は単発型が最も症状が軽く、
蛇行型、全頭型になるにつれて症状は重くなります。
蛇行性タイプは円形脱毛症の中でも重症の部類。
自然に緩和するのは難しく、対策をし始めても緩和するまでに
数年かかることもあります。
https://名古屋薄毛治療.com/stcat/円形脱毛症-2/
蛇行型は広い範囲で脱毛する
蛇行型になると広い範囲で脱毛が起こります。
円形脱毛症の初期症状ともいえる単発型は、
自然に緩和されることも少なくありません。
しかし、悪化したり再発を繰り返したりしながら多発型に移行し、
蛇行型や全頭型へと進行することもあります。
蛇行型も最初は額周辺にヘビのような脱毛斑ができ、
次にうなじやもみあげ周辺にできるなど、
どんどん広い範囲で脱毛していくことが多いようです。
円形脱毛症は前触れなく突然起こる脱毛症です。
単発的であっても小さな脱毛斑であっても、
円形脱毛症を見つけた際は、
治りにくい蛇行型などの重症タイプになる前に
早めに対策するようにしましょう。
蛇行性脱毛症は進行すると治らない?全頭に脱毛が広がる恐れも
蛇行性の円形脱毛症は進行してしまうと、
緩和されないのでしょうか?
脱毛が広がり全頭型になる恐れもあるのでしょうか?
最初は一カ所だけの脱毛であっても、
少しずつ徐々に脱毛範囲が広がってきたり、
脱毛箇所が増えてきたりするときは要注意。
必ずしも緩和しないわけではありませんが、
緩和しにくくなる可能性があります。
さらに脱毛が広がり、
全頭型の円形脱毛症へと進行してしまうこともあるので
注意が必要です。
「脱毛が全頭に広がると、もう治らないのでは? 」
と不安になる方もいますよね。
確かに緩和しみくいといわれていますが、
緩和する可能性もありますので、
あきらめないで早めの対策を心がけましょう。
円形脱毛症の発症を予防し、進行を遅らせるためには、
円形脱毛症の発症にかかわる要因を一つでも多く取り除き、
整えていくことが大切です。
自己免疫疾患をご自身で緩和を目指すのは難しいですが、
ストレスを溜めない生活は努力次第でできますよね。
休日はしっかり休む、
趣味に没頭する時間をもつなどして、
ストレスを解消しましょう。
適度な運動も質の良い睡眠やストレス軽減につながりますよ。
アトピーやアレルギーは
腸内環境を整えると緩和されることもあります。
普段の食事内容を見直し、
栄養バランスの整った食事をすることが大切です。
腸内環境が整うことで免疫力がアップすれば、
薄毛の緩和にも繋るでしょう。
毎日の食事で糖分や油分を多く摂っていると感じている場合は、
今一度栄養バランスや食事内容の見直しをしてくださいね。
まとめ:こんな症状も円形脱毛症!?蛇行型の円形脱毛症について
コイン状に髪が抜ける症状だけが円形脱毛症ではなく、
後頭部や側頭部の生え際に広い範囲で脱毛するタイプの
蛇行型(蛇行性)も円形脱毛症の一種です。
単発型、多発型と比べると症状が重いので、
治らないのではないかと心配する方が多いようです。
自然での緩和は難しく症状の緩和にも時間がかかり、
さらには全ての髪の毛が抜ける全頭型に
進行する可能性も高いといわれていますが、
緩和しないとあきらめる前にできる対策をすることが重要です。
https://名古屋薄毛治療.com/stcat/円形脱毛症-2/
蛇行型や重症タイプの円形脱毛症にならないように、
ストレスの溜まらない生活や
バランスの良い食生活、
質の良い睡眠をとるなど生活環境の整えて、
円形脱毛症の緩和につながる対策を心がけましょう。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔