円形脱毛症の予防にすべきこと3選!日頃から行おう!
円形脱毛症は、
ある日突然円形に髪が抜けてしまう病気です。
とくに前兆もなく急に脱毛するため、
見つけたときは驚きやショックも大きいもの。
できることなら罹りたくないというのが、
多くの人に共通する思いですよね。
円形脱毛症を予防するには
普段の生活でどういった点に
注意すればよいのでしょうか?
今回は、円形脱毛症の予防法3選をご紹介します。
日々のケアを継続して円形脱毛症を予防しよう
円形脱毛症の予防では、
日々のケアがとても重要になります。
なぜなら、頭皮環境の良し悪しは
日頃行っているケアによる影響が大きいからです。
健康な髪を作り育てるためには、
その土台となる頭皮環境を整えなければなりません。
頭皮の乾燥や血行不良、毛穴の詰まり、赤み、炎症など
頭皮環境の悪化は、円形脱毛症や薄毛·抜け毛をまねきます。
円形脱毛症の原因ははっきりしていませんが
自己免疫疾患やアトピー素因、遺伝、ストレス、生活環境、
間違ったヘアケアなどが一因と考えられています。
頭皮環境の悪化が
必ずしも円形脱毛症につながるわけではありませんが、
リスクを高める可能性があることはたしか。
少しでも円形脱毛症のリスクを減らすには、
毎日のケアで頭皮環境を改善することが大切なのです。
では円形脱毛症の予防のために、
具体的にどのようなケアをすればよいのかを、
次でご紹介しましょう。
円形脱毛症予防その1:頭皮をマッサージしよう
円形脱毛症予防の1つ目は、
頭皮マッサージ。
髪の毛を作るために欠かせないのが、
栄養と酸素です。
栄養と酸素は血液によって頭皮の毛乳頭まで運ばれており、
毛母細胞はそれらを使って髪の毛を作り出しています。
ところが、頭皮が血行不良に陥ると、
髪に必要な栄養や酸素が行きわたらなくなるため、
新しい髪を生み出したり、
成長させたりすることができなくなってしまうのです。
そこで、頭皮マッサージによって血行促進を図り、
頭皮の柔軟性を保つことで、
円形脱毛症や薄毛を予防します。
頭皮マッサージは、
体が温まり血行促進に最適なバスタイムに行いましょう。
そのとき、頭皮マッサージ用のオイルを使うと
さらに効果的。
シャンプー前にオイルマッサージを行えば、
頭皮の汚れも落ちやすくなるというメリットもあります。
頭皮マッサージは指の腹を使い、
頭皮を動かすようなイメージで行います。
生え際やサイド、うなじから頭頂部に向けて、
頭皮を持ち上げるように動かしたり、
小さな円を描いたりするようにマッサージしていきます。
爪を立てたり、強くこすったりしないように注意しましょう。
シャンプーとセットで毎日の習慣にしてしまうのが、
継続のコツです。
円形脱毛症予防その2:お風呂で血行促進しよう
血液は体中を巡っていますが、
頭や手足など体の末端は血液が行きわたりにくい部位です。
もともと頭皮や手足の先は、
血行不良に陥りやすいのです。
そのため、まずは全身の血行改善を図り、
頭皮にしっかり血液が行きわたるようにすることが大切。
血液循環をよくする方法で一番のおすすめは、
お風呂です。
運動はちょっとハードルが高すぎるという人でも、
お風呂なら取り入れやすいですよね。
ゆっくりお湯につかることで、
体が温まり、血流がよくなります。
また、お風呂はリラックス効果も期待できます。
入浴で副交感神経が優位になると
円形脱毛症の一因であるストレスの軽減にもつながるのです。
血液循環を促すには、
40~41℃くらいの温度で、
15分ほどつかるのがベストです。
睡眠の1時間半~2時間前に
入るようにしましょう。
円形脱毛症予防その3:しっかり睡眠をとろう
円形脱毛症予防の3つ目は、
良質な睡眠をとることです。
では、睡眠と円形脱毛症は
どのように関係しているのでしょうか?
髪の毛と深く関わっているのが、
睡眠中に分泌が盛んになる成長ホルモンです。
成長ホルモンには髪の主成分であるケラチンの合成や、
細胞の活性化による髪の生成·成長の促進、
傷んだ髪や頭皮の修復などの働きがあります。
十分な睡眠をとって成長ホルモンの分泌を促すことで、
健康な髪や頭皮が保たれ、
円形脱毛症予防にもつながります。
成長ホルモンは、
眠り始めてから3時間が分泌量のピーク。
ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りのときに、
盛んに分泌されます。
そのため、眠りについてから
3時間以上は続けてぐっすり眠る必要があるのです。
良質な睡眠をとるには、
次の3つのポイントに注意しましょう。
■ブルーライトは睡眠の質を低下させるため、
寝る前のスマホやパソコンの使用を控える。
■入浴は睡眠の1~2時間前に済ませる。
■部屋の明るさ、温度、音など、眠りの妨げとならないように調節する。
頭皮を清潔に保つことも大切
円形脱毛症予防では、
頭皮を清潔に保つためのシャンプーにもこだわりましょう。
頭皮環境を整えるためには、
シャンプー選びが重要です。
おすすめは、洗浄力がマイルドで髪や地肌に優しい
「アミノ酸系シャンプー」。
ドラッグストアなどで買えるシャンプーの多くは、
合成界面活性剤を使用した「合成シャンプー」です。
合成シャンプーは洗浄力が強いため、
頭皮の皮脂を取りすぎる傾向があり、
頭皮の乾燥や炎症につながりやすいのです。
ボトルの成分表示で、
水の次の欄に
「ラウリル硫酸Na」、
「ラウレス硫酸Na」
などが表示されていたら合成シャンプーです。
次に正しいシャンプーのポイントをご紹介しましょう。
■シャンプー前にお湯で流して予洗いする。
■シャンプーはつけすぎず、すすぎは念入りに行う。
■手のひらでよく泡立ててから、
指の腹を使い優しく洗う。
■コンディショナーやトリートメントは
地肌につけないように注意。
■自然乾燥は蒸れや雑菌の繁殖を招くため、
ドライヤーで乾かす。
まとめ:円形脱毛症の予防にすべきこと3選!日頃から行おう!
円形脱毛症の予防は、頭皮環境を整えることが大切です。
そのために実践したいことは次の3つ。
1.バスタイムの頭皮マッサージで頭皮の血行促進を図る
2.お風呂につかり全身の血流を改善する
3.最低でも4時間は続けてぐっすり眠り、
成長ホルモンの分泌を促す
また、アミノ酸系シャンプーを使い、
頭皮を清潔に保つように心がけましょう。
今回ご紹介した予防法は円形脱毛症だけでなく、
AGAやその他の薄毛予防にも有効です。
歯磨きなどと同じように習慣化してしまえば、
とくに意識しなくても日頃から予防対策を行うことができます。
円形脱毛症予防に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔