AGAとは?薄毛原因と20代から50代の年代別選択肢を徹底解剖!
AGAとは?と言われると、自分はどうなのか不安になりますよね。
そして、どれだけ進行していくものなのかも、気になると思います。
そこでこの記事では、AGAについての基礎知識から、多く選ばれているAGA対策を年代別にご紹介していきます。
AGAとは?
AGAとは「AndroGenetic Alopecia(アンドロゲネティックアロペシア)」の略で、「男性型脱毛症」のことをいいます。
成人男性の3人に1人が、このAGAによる薄毛に悩んでいるもいわれています。
AGAは進行性のものなので、何の対策もせずに放っておくとどんどん症状が悪化し、
薄毛の状態が深刻化してしまうこともあるので、早めにケアをすることが大切です。
また、AGAは頭頂部や生え際が薄くなるという特徴がありますが、その進行の仕方にはいくつかのパターンがあるようです。
頭頂部から薄くなるパターンの人、生え際が後退していく人、
両方が薄くなっていくパターンの人など、さまざまなタイプの人がいます。
この薄くなった毛髪の見た目が、アルファベットに見えることから、「M字型」「O字型」「U字型」といった呼び方をされていますよね。
では、AGAの進行パターンの種類をみていきましょう。
・M字型(生え際)
剃り込みが徐々に後退し、額の生え際がM字に薄くなるタイプ。
AGAの中では最も多いといわれています。
・O字型(頭頂部)
頭頂部が薄くなり、上から見るとO字に見えるタイプ。
自分では見えないところなので、気付かないうちに進行していることも…。要注意です。
・U字型(生え際+頭頂部)
額全体の髪が後退し、U字に見えるタイプ。
O字型を併発することも多いので、早めの対策が重要です。
・その他AGA
髪が薄くなるのは、AGAだけではありません。
円形に髪の毛が抜けてしまう「円形脱毛症」や皮脂の過剰分泌による皮膚炎が原因の「脂漏性脱毛症」などでも、抜け毛や薄毛といった症状が現れます。
このような脱毛症の場合は、AGAとは対処法が異なるため、皮膚科などを受診することをおすすめします。
AGAとはどこからがスタートなの?
進行が気になるAGAはいったいどこからがスタートなのでしょうか?
AGAを発症する時期には、個人差があります。
中年以降に発症する方が最も多いですが、20代や30代で発症する方もいます。
進行性の脱毛症とはいえ、症状はゆっくりと進むため「ここから!」とスタート地点を決めるのは非常に難しい問題です。
「あれ、今までとちょっと違うかも…」と髪や頭皮の変化に気付いたときが、始まりなのかもしれませんね。
AGAが始まるとどんな自覚症状が起きるの?
AGAが始まる初期段階では、どのような自覚症状が起きるのでしょうか?
「もしかしてAGA?」と気付くことが早めの対策につながりますので、初期の症状を見逃さないようにしましょう。
では、多くの方がAGAと気付く自覚症状には、どのようなものがあるのかみていきましょう。
⒈髪の毛にハリやコシがなくなってきた
髪を触ったとき、以前より柔らかくなったような気がしませんか?
最近、髪のスタイリングがしにくいと感じていませんか?
これは、髪の毛にハリやコシがなくなってきている証拠です。
⒉髪のボリュームがなくなってきた
鏡で見たときに髪のボリュームが減ったように感じたら、要注意です。
⒊抜け毛が増えた
シャンプーをした後、排水溝に髪の毛が詰まっていませんか?
朝起きたとき、枕に抜け毛がたくさんついていませんか?
1日に50~100本くらい抜けるのは正常といわれていますが、個人差があります。
以前と比べて明らかに抜け毛が多いときは、要注意です。
⒋分け目が目立つようになってきた
いつの間にか分け目が太く目立つようになったと感じていませんか?
分け目が目立つということは、その部分の髪が薄くなっているのかもしれませんね。
AGAってどれくらい進行してくるの?
AGAがどれくらい進行するかは、かなり個人差があります。
しかし、何もせずに放っておくと、徐々に進行してしまうことは明らかです。
自分の薄毛がどれくらい進行してしまうのか、またどのように進行するのかが不安という方は、実際のAGAの症例をもとに作成した「ハミルトン・ノーウッド分類」を参考にしてみると良いでしょう。
AGAの原因ってどんなもの?
AGAを発症する原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
AGAの主な原因は、男性ホルモンです。
ジヒドロテストステロン(DHT)という悪玉の男性ホルモンが関与しているといわれています。
このジヒドロテストステロンは、テストステロンという善玉の男性ホルモンが、
Ⅱ型5αリダクターゼという酵素によって悪玉男性ホルモンに変化したものです。
髪の毛には「ヘアサイクル」というものがあり、「生える→伸びる→抜ける」を繰り返していますよね。
ヘアサイクルは「成長期」「後退期」「休止期」の3つの時期があり、中でも成長期が一番長く2~6年あるといわれています。
悪玉男性ホルモンとなったジヒドロテストステロンは、このヘアサイクルの「成長期」を短くしてしまいます。
すると髪の毛は、十分に成長することができず、途中で抜けてしまうことに…。
これがAGAとなる大きな要因なのです。
AGAには遺伝が関係している!?
AGAには、遺伝も関係しているといわれています。
親や親族に薄毛の人がいる場合、子供がその体質を遺伝している可能性があります。
でも、父親がハゲていても、必ずしも子供がハゲるわけではありませんよね。
これは、薄毛になりやすい体質が遺伝しているのであって、AGAを発症するかどうかは、他の要因にも大きく影響されるためです。
AGAには遺伝以外にも要注意な要素がある!?
AGAの発症を左右するのは、男性ホルモンと遺伝だけではありません。
他にもAGAを招く要注意な要素はいろいろあります。
では、遺伝以外に注意しておくべき要素についてみていきましょう。
・乱れた食生活
あなたは、外食ばかりしていませんか?
夜遅くに食事をしたり、ついついスーパーのお惣菜やお弁当で済ませてしたりしていませんか?
外食やお弁当は、どうしても脂質や炭水化物が多くなってしまい、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足しがちです。
栄養バランスが崩れると体調不良や自律神経の乱れを引き起こし、ホルモンバランスの乱れを招きます。これが薄毛につながることもあるので、要注意です。
・ストレス過多
私たちは、さまざまなストレスにさらされながら生活しています。
会社でのストレス、家庭でのストレス、ご近所さんや親戚付き合いでのストレスなど、ストレスの原因は人それぞれでしょう。
ストレス過多の状態が続くと、精神的にも肉体的にもダメージを受ける可能性があります。
これが薄毛のキッカケとなることもあるので、注意が必要です。
・睡眠不足
日本人は睡眠不足といわれていますが、あなたは大丈夫ですか?
睡眠不足が続けば、健康を損ねてしまいますよね。
睡眠不足だけでなく、睡眠の質の低下も、身体に悪影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。
「十分寝たはずなのに、疲れが取れない…」と感じている場合は、睡眠の質が悪いからかもしれません。
頭皮や髪の健康を保つためには、健康な身体を維持することが大切です。
そのために重要なのが、睡眠なのです。
睡眠不足や睡眠の質の低下は、薄毛を招くこともあるので、注意しましょう。
・肥満
肥満だからといって、AGAになるというわけではありません。
しかし肥満の方は、薄毛につながる生活習慣があることは、否定できません。
太っている方は、高カロリーのものや脂質が多い食事を好む傾向にありますよね。
脂質を多く摂取すると、皮脂によって毛穴が詰まりやすくなるなど、薄毛を加速してしまう可能性があるので、要注意です。
また、太っていると運動不足になる傾向もあります。
肥満に運動不足が加わると、高血圧や糖尿病、生活習慣病のリスクが高くなることは、多くの方がご存じだと思います。
肥満が引き起こす身体への悪影響により、自律神経の働きが悪くなり、その結果血流も悪くなってしまいます。すると、頭皮にも十分な血流が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因となることもあるのです。
このように、肥満はAGAの直接的な原因ではありませんが、間接的に薄毛につながる要素を多く含んでいることに間違いありません。
【年代別】AGAの対策で選ばれることの多い対策
AGAが気になり始めたら、できるだけ早く対策を始めることをおすすめします。
そこで、選ばれることの多いAGA対策を年代別にご紹介します。
20代の方、30代の方、40代の方、50代の方は、いったいどのようなAGA対策をしているのでしょうか?
では、年代別にみていきましょう。
【20代の方】
・育毛剤
薄毛が気になり始めると、まずは育毛剤を試してみる方が多いようです。
ドラッグストアやインターネットでも手軽に購入することができるため、人に知られることがなく対策できるところが良いのかもしれませんね。
・サプリメント
20代の方は、薄毛といってもまだ初期の方がほとんど。
日常生活にプラスできる対策として、サプリメントを選ぶ方も多いようですね。
・体質改善
若いからとついつい無理をしたり、外食ばかりで食生活が乱れていたりしている20代の方も多いですよね。日頃の不摂生による悪い生活習慣を、身体の中から改善しようと考えるのは、良いことですね。
【30代の方】
・クリニック
30代になると、AGAクリニックに行く方も増えてくるようです。
深刻な状態になる前に、何とかしようという思いが強いのかもしれませんね。
また、医師に診てもらうことで安心感を得たいと思う方も多いようです。
・サロン
最近は育毛サロンも増えてきています。エステサロンの感覚で通う方もいるようですが、費用は高額になることが多いので、金銭的に余裕のある方向けですね。
・体質改善
生活習慣に何らかの問題があると感じている方が、30代には多いのでしょうか。
自分の体質を知り、根本原因から改善することが、結果的には薄毛改善の近道となるので、おすすめの方法です。
【40代の方】
・クリニック
症状が深刻になりつつある40代の方は、クリニックで専門医のアドバイスを求める方が多いようですね。しかし、病院でのAGA対策は保険適用外。高額になるので要注意です。
中でも、最近注目されているHARG療法という注入療法は、1回の料金は10万円前後とかなり高額なようなので、金銭的に余裕のある方向けの方法ですね。
・サロン
育毛サロンという響きが、髪に良いイメージがあるからなのでしょうか。
40代の方にもサロンは人気のようです。
しかし、サロンは発毛ではなく、あくまで育毛が目的。
費用は高めですが、リラックスしながら抜け毛予防や発毛促進をしたい方には良いのかもしれませんね。
【50代の方】
・植毛
AGAの回復はもう望めない…と対策をあきらめた方が最終手段として「植毛」を考える方もいるようです。
しかし、植毛は外科的手術となるため、身体への負担が大きくなります。
費用もかなりの高額になるので、医師と相談しながら慎重に判断するのが良いですね。
・カツラ
最近は見た目の違和感が少ない上質なカツラも多くなりました。
必要に応じてカツラを利用するというのも、一つの方法でしょう。
・粉末(隠すもの)
薄毛を隠す粉末タイプの増毛パウダーを使用する方もいるようです。
30年くらい前からある商品で、シャンプーすれば簡単に落とせることから、
一時的に薄毛を隠す方法として使っている方がいるようですね。
AGA対策といってもいろいろな方法があり、年代別によって選ぶ対策も異なるようですね。
どの方法を選ぶかは個人の判断ですが、早めに対策をした方が良いことにかわりはありません。
自分が薄毛になった原因を見つけ、早めに自分に合った対策を始めることをおすすめします。
AGAって対策したら誰でも毛が生えるの?
AGAは、対策すれば誰でも毛が生えるのでしょうか?
正直にいうと、対策をして生える人もいれば、生えない人もいます。
残念ながら、AGAに絶対はありません。対策をしても生えない人がいるのは事実です。
髪が薄くなり、抜け毛が増えてきたことを実感しているにも関わらず、何の対策もせずに放置してしまうと、AGAはどんどん悪化してしまいます。
こうなると、対策をしても回復が難しくなってしまいます。
しかし、早い段階でケアを始めれば、薄毛が改善する可能性は高くなります。
必ず毛が生えるとはいえませんが、早期に薄毛対策を開始することで、薄毛の改善は十分に見込めると考えて良いと思います。
AGAって永遠に続くの?
AGAに終わりはないのでしょうか?
一度発症してしまったら、AGAは永遠に続くのでしょうか?
AGAは進行性の脱毛症です。何も対策をしなければ、徐々に進行してしまいます。
残念ながら、放っておいて治るものではありません。
育毛剤や薬によって一時的に薄毛が改善したとしても、使い続ける必要があることから、AGAとの付き合いは永遠に続いてしまいます。
しかし、早期の段階で適切な対策をとれば、進行を遅らせたり、回復させたりすることは十分に可能といえるでしょう。
AGAにまつわる嘘!?&ホント!?を解剖
AGAにまつわる情報には、嘘の情報もたくさん混じっています。
情報過多の現代では、どの情報を信じたら良いのか、わからなくなってしまうことも多いですよね。
そこで、どの情報が嘘でどの情報がホントなのか、AGAにまつわる情報を徹底解剖してみたいと思います。
ぜひチェックしてみてください。
【 AGAにまつわる嘘の情報 】
⒈ワカメなどの海藻をたくさん食べると、髪が生えてくる
⒉帽子やヘルメットをいつもかぶっているとハゲる
⒊長期間パーマをかけていると髪が薄くなる
⒋体毛が濃い人はハゲる
⒌白髪が多い人はハゲない
⒍不規則な生活が続くとハゲる
⒎親がハゲていたら子供もハゲる
⒏薄毛は隔世遺伝する
⒐ストレスが強いとハゲる
⒑頭皮のマッサージをすれば毛が生える
では、これらの情報を順番に徹底解剖していきましょう。
【 AGAにまつわる嘘を徹底解剖 】
⒈海藻類に含まれるミネラルは、健康を維持するために不可欠な栄養素です。
しかし、海藻類をたくさん食べたからといって、髪の毛が生えることはありません。
⒉日常的に帽子やヘルメットをかぶる必要がある場合、蒸れることにより頭皮環境が悪化する可能性はあります。
しかし、これが直接の原因でハゲるとは考えにくいでしょう。
⒊長期間パーマをかけ続けていると、髪や頭皮に多少のダメージはあるかもしれません。
しかし、パーマをかけていても髪が薄くならない人もいるので、これもホントではありません。
⒋体毛が濃い人は男性ホルモンが多いというイメージがあることから、このような嘘が広まったのでしょう。
しかし、体毛の濃さとAGAは関係ないですね。
⒌白髪が多い人がハゲないといわれているのは、「白髪が多い=髪の毛が多い」というイメージがあるからなのでしょうか。
白髪とAGAが関係あるという話にも、根拠はありません。
⒍不規則な生活が続くと、健康を損ねてしまう可能性があり、その結果自律神経のバランスを崩してしまうかもしれません。
これが薄毛のキッカケとなることはありますが、不規則な生活だけが原因でハゲるわけではありません。
⒎AGAには遺伝も深く関係しているのは事実です。
しかし、親がハゲているからといって、必ずしも子供がハゲるわけではありません。
兄弟でもハゲる人もいれば、ハゲない人もいますからね。
⒏薄毛は隔世遺伝するという都市伝説?は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかしこれもホントではありません。
ハゲる体質は遺伝しますが、隔世遺伝するという根拠はありません。
⒐ストレスが多いと、体調や精神面に悪影響を及ぼしてしまいます。
確かにストレスは薄毛の原因の一つといわれていますが、これだけが原因でハゲるわけではありません。
⒑頭皮マッサージは気持ちが良いですし、頭皮の血行を良くする効果があるように思いますよね。
しかし残念ながら、マッサージだけで毛が生えることはありません。
いかがでしたでしょうか?
嘘の情報に惑わされることがないように、正しい知識を身につけてくださいね。
AGAとは?原因と対処法まとめ
AGAとは男性型脱毛症のこと。
主な原因は男性ホルモンですが、遺伝も深く関係しています。
しかし、男性ホルモンや遺伝だけが原因で発症するわけではありません。
薄毛を引き起こす原因となるホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れが原因となることが知られています。
そして、自律神経のバランスが崩れる原因は、日常生活の中にも数多く潜んでいます。
乱れた食生活やストレス、睡眠不足や肥満などが引き金となり、
自立神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れ、結果的に薄毛を招いてしまうことも多いのです。
AGAが気になり始めたときに行っている対処法は、年代によって多少の違いはあるようですが、
薬や育毛剤に頼った方法は、副作用の可能性や使い続けなければならない点を理解しておく必要があります。
AGAは進行性の脱毛症です。
そのため、対策をせずに放置してしまうと、少しずつ進行してしまいます。
対策をすれば必ず毛が生えるとは言い切れませんが、早めに対策をすることで、十分に改善が見込めることも確かです。
ただし、巷には嘘の情報もたくさんありますので、正しい知識を身につけることも大切です。
嘘の情報に振り回されることなく、根本的な原因からAGAを改善していきましょう。
そのためには、日頃から自分の頭皮や髪の毛の状態をチェックし、少しでも薄毛になってきたと気付いたら、早めに対策を始めることが何よりも重要なのです
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この記事を書いた人
いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔