小さな脱毛斑から頭全体に広がるものまで、

症状にかなりの個人差がある円形脱毛症。

 

主に皮膚科で治療することが多いですが、自然に治るものもあれば、

改善するまで何年もの期間を必要とするケースもあります。

 

病院で治療を行う場合は、投薬治療が一般的ですが、

漢方を使って改善させるクリニックも存在しているといいます。

 

そこで今回は、円形脱毛症と漢方について調べてみました。

 

円形脱毛症を漢方でアプローチするクリニックも存在する

円形脱毛症ができたとき、

漢方からのアプローチを行うクリニックも存在しています。

 

円形脱毛症の症状は個人差があり、

自然治癒するものもあれば完治が難しいものもあります。

 

病院で治療を続けているのに一向に改善がみられないと、

このまま治らないのではないかと不安になりますよね。

 

そんなときは、漢方でアプローチするクリニックに

相談してみるのも一つの方法です。

 

参考：https://www.higasa.com/kanpou/case/datsumou.html

 

そもそも漢方とは？

漢方とは、そもそもどのようなものなのでしょうか？

 

現代の病院で行われている投薬治療や手術などは、

「西洋医学」と呼ばれるもの。

 

一方「漢方」は中国から伝わった東洋医学が、

長い時間をかけて日本人向けにアレンジされたもの。

 

西洋医学が科学的根拠に基づき、

体の悪い部分を直接治療していくのに対し、

東洋医学では体の内側から不調を和らげていくため、

体全体をみていきます。

 

そのため、「未病」という病名はないけれど不調がある状態にも

アプローチできるのが、西洋医学と大きく異なる点です。

 

また、「漢方薬と漢方は同じもの」というイメージを

持っている方も多いですが、漢方はもっと広い意味で

使われています。

 

漢方とは「漢方薬」「養生」「気功」「薬膳」「整体」「鍼灸」

などをうまく活用し、体の内側から整え、自然治癒力を高めて

不調を和らげようというものなのです。

 

参考：https://www.nihondo.co.jp/philosophy/kampo/

 

円形脱毛症で処方されることのある漢方について

円形脱毛症になったときには、

どのような漢方が処方されるのでしょうか？

 

最近は、

漢方薬を処方してくれるクリニックも増えてきましたよね。

 

漢方薬は普通の病院で処方される薬とは違い、

生薬から作られています。

 

生薬とは薬効成分を含む植物や動物、鉱物を加工したもの。

 

自然界にあるものを2種類以上組み合わせて作ったものが、

漢方薬です。

 

円形脱毛症を発症した背景には、精神的なストレスや栄養不足、

内臓や循環器などの機能低下、疲労や血行不良などが

存在しているケースも少なくありません。

 

精神的なストレスは血行不良を招き、

加齢や栄養不足による機能低下は円形脱毛症の回復を

遅らせてしまう要因です。

 

ストレスや不安感、不眠や動悸がある場合は、

柴胡加竜骨牡蛎湯（サイコカリュウコツボレイトウ）や

桂枝加竜骨牡蛎湯（ケイシカリュウコツボレイトウ）などが

処方されます。

 

冷えのぼせや不眠などいろいろな不定愁訴がある場合は、

加味逍遙散（カミショウヨウサンサ）や

抑肝散加陳皮半夏（ヨクカンサンカチンピハンゲ）などが

処方されることが多いようです。

 

また、疲労倦怠感を伴う場合や胃腸の働きが弱っている場合は、

補中益気湯（ホチュウエッキトウ）が、

皮膚の乾燥や冷え性、貧血もある方は、

人参養栄湯（ニンジンヨウエイトウ）が、

加齢に伴う泌尿器系機能の低下がみられる場合は、

八味地黄丸（ハチミジオウガン）が処方されることもあります。

 

参考：https://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/046-1.html

参考：https://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/046-2.html

 

円形脱毛症に漢方は効果があるのか？

円形脱毛症の改善に漢方は効果があるのでしょうか？

 

漢方の考え方では、

健康な状態とは「気」「血」「水」がスムーズにめぐり、

バランスが整っている状態。

 

どこかでめぐりが滞ると不調を感じ、バランスも崩れます。

 

この体のめぐりやバランスを内側から整えるのが漢方です。

 

円形脱毛症を招いた要因はひとりひとり違いますが、

体のめぐりやバランスの崩れが関係している可能性は

十分にあります。

 

しかし、漢方で改善できるかどうか、効果があるかどうかは、

試してみなければわからないのが正直なところです。

 

未病や不定愁訴が気になっている方、薬に頼りたくないという方は、

漢方という選択肢があることも覚えておくと良いですね。

 

参考：https://www.kampoyubi.jp/learn/beauty/06.html

参考：https://www.nagomu-clinic.com/kanpo/sym05.html

 

円形脱毛症は漢方だけでなく鍼や整体、体質改善でアプローチすることもある

円形脱毛症を発症したときは、漢方に限らず、

鍼や整体などの体質改善からアプローチしながら

改善を試みることもあります。

 

円形脱毛症は自己免疫疾患が原因といわれていますが、

体質が関係しているケースも少なくありません。

 

漢方は体のめぐりやバランスをさまざまな角度から

整えていくものです。

 

このように体の中から整えていくと、

体質から改善することができ、

それが脱毛症の改善につながることもあるのです。

 

いいねヘアケアラボは鍼や整体、体質改善で薄毛にアプローチ

いいねヘアケアラボでは、

鍼や整体などの体質改善を行いながら薄毛にアプローチしています。

 

ステロイドなど薬を使う皮膚科での治療とは異なり、

薬は使わないので副作用の心配がありません。

 

根本的な体質から整えていくことで、

薄毛や脱毛症の改善だけでなく、

体調も良くなったという感想も多くいただいています。

 

症状や体の状態はひとりひとり違いますので、

その人に合わせた施術を行っていくのが特徴です。

 

東洋医学的なアプローチから改善したいという方は、

一度ご相談ください。

 

まとめ：円形脱毛症を漢方で改善させるクリニックも存在！？円形脱毛症と漢方について

体の中から整えていく漢方を使い、

円形脱毛症を改善させるクリニックは存在していますが、

ひとりひとりの体質も体の状態も症状も異なるため、

全てのタイプの円形脱毛症に効果があるとは限りません。

 

薬で改善がみられなかった方や、

体に優しい方法を試してみたい方は、

漢方を使うのも一つの方法でしょう。

 

鍼や整体などの薬を使わない方法で、

体質から改善したいという方は、

一度いいねヘアケアラボに相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

～この記事を読んだあなたにはこちらの記事もオススメです～

 

・円形脱毛症を皮膚科ではどのように治療するのか？

 

 

 

この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長　成田峻輔