白髪が多いと薄毛にならないは嘘!?共通点は?

「最近白髪が多くなってきた、どうしよう!」

「このまま真っ白になってしまうの?」

と悩んでいませんか?

 

白髪の原因は、遺伝や老化、ストレスなどと言われていますが、

顔周りやトップなど目立つところに白髪が多くなると、

老けて見える、疲れて見えるなど気になってきますよね。

 

逆に、白髪が多いから薄毛にならないかもと

安心していませんか。

 

実は、白髪と薄毛のメカニズムは違うのですが、

白髪と薄毛には共通点もあるので安心できないのです。

 

こちらでは、白髪が多いと薄毛にならないのか、

白髪と薄毛の共通点について解説いたします。

 

白髪が多いと薄毛にならない」は単なる俗説 

「白髪が多いと薄毛にならない」というのは

全く根拠のない俗説です。

 

周りを見てみると、白髪が多い方でも薄毛の方がきっといるでしょう。

 

そのため、「白髪が多いから私は薄毛にならない」と安心はできません。

 

白髪が多いということは、髪の毛にとって必要な栄養素が届かず、

頭皮環境の悪化など細胞が弱ってしまっている可能性があり、

薄毛につながることもあるのです。

 

迷信に惑わされず、白髪が多くなって気になり始めたら、

髪の毛の健康に気を配りましょう。

 

「白髪は抜くと増える」という話も聞きますが、

これも単なる俗説で医学的な根拠はないといわれています。

 

白髪が多くても髪の毛を抜いてしまうと、毛根や頭皮だけでなく、

毛母細胞やその周辺組織などにもダメージを与えることに

なりますので控えたほうがよいでしょう。

 

白髪になるメカニズムとは?

黒色の色素が髪の毛に入りこむことによって、

髪の毛は黒くなるので、髪の毛はもともと白髪です。

 

髪の毛に関係する幹細胞には、「色素細胞(メラノサイト)」

を作る色素幹細胞「毛母細胞」を作る毛包幹細胞の2種類

あります。

 

色素細胞(メラノサイト)で黒髪のもとである色素(メラニン)が

作られ、毛母細胞で髪の毛が作られます。

 

髪の色はメラニン色素の量で決まり、メラニンを作っている色素細胞が

毛母細胞に色素を受け渡すことで髪の毛に色を与えます。

 

2016年、東京医科歯科大学の西村栄美教授らによる研究チームの発表で、

「黒色の色素(メラニン)を作り出す色素細胞が減る」部分の

メカニズムのうち加齢との関係が明らかになりました。

 

幹細胞の活性化には「17型コラーゲン」が必須だと

判明したというのです。

 

17型コラーゲンのないマウスは白髪と脱毛が見られ、

加齢が進むと色素幹細胞も毛包幹細胞も弱くなり減っていくので、

さらに白髪と脱毛が進むということが分かりました。

 

参考:

https://www.aderans.co.jp/corporate/rd/case/hair_restoration18.html

 

加齢などにより色素細胞(メラノサイト)が減ってくると

メラニン色素も減ってしまうので、

髪の色素が薄くなって白髪が多くなってしまうのです。

 

その他にも、色素を作るメラノソームという小器官の中で色素を

作るための材料が減ったりなくなってしまったりすることや

作られた色素を髪の毛に運ぶための輸送システムが機能しなくなった

ことなどが、白髪が増える原因と考えられています。

 

若年で白髪が多い人は毛根が弱まっていることも

最近では、若年の方に白髪が多い人が増えていると言われています。

 

白髪とストレスは関係がないようですが、メラニンを作っている

色素細胞(メラノサイト)は精神的ダメージの影響を受けやすいのです。

 

睡眠不足によっても細胞を回復させる副交感神経がうまく働くことが

できなくなり、色素細胞の働きが弱くなって、白髪ができやすくなって

しまうのです。

 

過度なダイエットや不規則な生活習慣によって血行が悪くなると、

髪の毛に必要な栄養が届かずに毛根が弱くなって

白髪になってしまいます。

 

若年で白髪が多い場合は、毛根が弱っていることが原因でも

ありますので、毛根のケアをして色素(メラニン)をつくる

色素細胞(メラノサイト)の機能をあげて、

健康で若々しい黒髪を育てましょう。

 

また、白髪に関係がある病気には、甲状腺疾患や尋常性白斑、

悪性貧血、腎臓病、フォークト・小柳・原田病などがあります。

 

これらの病気が原因で白髪が多いのかもしれないと思ったら、

早めに病院を受診しましょう。

 

白髪と薄毛の発生には多くの共通点がある

白髪と薄毛の発生するメカニズムには直接的な関係はありませんが、

多くの共通点があります。

 

質の悪い睡眠やバランスの悪い食生活など生活習慣の乱れによって

細胞の機能が弱くなると白髪が多くなったり、

薄毛につながってしまうのです。

 

ミネラル、アミノ酸、ビタミンといった髪の毛の生成に必要とされる

栄養素が不足すると、毛母細胞や色素細胞の機能が弱まり、

白髪や薄毛になりやすいと考えられています。

 

白髪が多くなってきたなと思ったら、規則正しい生活、寝不足の解消、

バランスのとれた食事など生活習慣を見直して、毛根を紫外線から守り、

毛穴を清潔にしましょう。

 

生活習慣の見直しをすることで身体が整い、

身体の一部である髪の毛にも良い影響があります。

 

このことから、その良い影響が白髪や薄毛に繋がる

可能性が大きいので意識することは大切です。

 

また、頭皮マッサージなどすることも

頭皮環境を整える上でもお勧めです。

 

頭皮マッサージには「ひまし油」はいかがでしょうか?

 

頭皮の毛穴に詰まった汚れも取れ、

殺菌効果があると言われている「ひまし油」は、

万能オイルと知られており、

美容や白髪などにもいい影響があるとブログなどでも

注目されており、試してみるのもいいかもしれません。

 

これは、

ひまし油の「リシノール酸」の成分は細胞の活性化、

血行促進といった効果が期待されると言われており、

白髪を改善する為に必要な大きな働きをしてくれるようです。

 

しかし、副作用など人によっては使用しない方が

いい場合もありますので、必ずパッチテストなどを

行うようにすることが大切です。

 

まとめ:白髪が多いと薄毛にならないは嘘!?共通点は?

白髪が多いと薄毛にはならないは単なる俗説です。

 

白髪と薄毛のメカニズムは別ですが共通していることもあり、

バランスの悪い食事や質の悪い睡眠、ストレスなどが原因で

血行が悪くなり、頭皮環境が悪くなることで

白髪が多くなることや薄毛にもつながってしまいます。

 

白髪が多くなったと気になり始めたら、まずは頭皮環境を

整える健康的な生活習慣をこころがけて、

ストレスを解消しながら、適度な運動などで全身の血行を

促しましょう。

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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