分け目が目立ってきたり、薄っすら地肌が透けてきたり…。 

 

薄毛が気になり始めたら、少しでも進行を抑えるために

早めに対策を始めることが大切です。 

 

本格的な薄毛対策をしたい場合は、

病院か薄毛専門クリニック、薄毛専門院に相談しましょう。 

 

しかし、「薄毛は何科に行けばいいの？」という疑問を

お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。 

 

そこで今回は、薄毛は何科で受けられるのか、

皮膚疾患による薄毛は何科か、

女性専用の薄毛専門クリニックについてご紹介します。 

 

女性の薄毛は病院の何科で対策できる？

女性の薄毛は、病院の「皮膚科」で対策できます。 

 

頭皮も皮膚の一部であることから、

皮膚科で薄毛に対する処方が行われているのです。 

 

皮膚科ならこれまでに行った経験のある方も多いでしょうし、

敷居が高いと感じることも少ないのではないでしょうか。

 

また、皮膚科ではさまざまな皮膚疾患を扱っているため、

薄毛対策が目的であることをまわりに

知られにくいかもしれませんね。 

 

病院では薬を使った対策が行われています。 

 

女性薄毛の代表的な「FAGA」の場合、日本皮膚科学会による

「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」

に沿った処方を行っています。 

 

FAGAなど女性の薄毛に使える薬は、それほど種類がありません。 

 

男性にはAGA用の内服薬もありますが、

女性は使用することができないため、「リアップジェンヌ」という

女性用の外用薬を使用して対策をします。 

 

また、円形脱毛症も皮膚科で受けられます。 

 

円形脱毛症は軽度から重度まであり、方法もさまざまです。 

 

軽度のタイプであれば薬などで対策しなくても自然に緩和することも

ありますが、重症になると回復まで時間がかかり

回復率も下がってしまいます。 

 

円形脱毛症が疑われるときは、

できるだけ早く専門医に相談しましょう。 

 

頭皮の疾患の場合は皮膚科で相談できる

女性の薄毛には、「脂漏性脱毛症」や「粃糠(ひこう)性脱毛症」

といった、頭皮の皮膚疾患から来る脱毛症もあります。 

 

これらの脱毛症も、皮膚科で相談することができます。 

 

■脂漏性脱毛症 

過剰に分泌した皮脂にマラセチア菌という常在菌が繁殖し、

頭皮に炎症を起こす脱毛症です。 

 

頭皮が赤くなる、かゆみ、フケが出る、頭皮がべたつくなどの

症状が出やすく、皮脂で毛穴が詰まったり、炎症を起こしたり

することで脱毛しやすくなります。 

 

病院で皮膚疾患の対策を行うと、

脱毛症状も自然におさまる場合が多いようです。 

 

■粃糠性脱毛症 

大量のフケが発生して毛穴をふさいだり、フケに雑菌が

繁殖したりして頭皮が炎症を起こし、脱毛症状があらわれます。 

 

粃糠性脱毛症のフケは細かく、乾燥しているのが特徴です。 

フケや炎症、かゆみを抑える対策が行われます。 

 

女性専用のクリニックもおすすめ

病院以外で薄毛対策ができるところとして、

「薄毛専門クリニック」があります。 

 

薄毛専門クリニックとは、薄毛対策に特化したクリニックのこと。 

 

女性専用のクリニックもあり、男性とは異なる

女性薄毛に特化した対策が受けられます。 

 

クリニックで男性と顔を合わせたくない、プライバシーが気になる

という方は女性専用の薄毛クリニックがおすすめです。 

 

クリニックでも薬を使った薄毛対策が行われていますが、

さらに一歩進んだ専門的な対策を受けられるのが特徴です。 

 

その一例が「HARG療法」。 

 

HARG療法とは、人間の幹細胞から抽出した成長因子に育毛に

効果的な成分をブレンドしたHARGカクテルを、

頭皮に直接注入する毛髪再生医療です。 

 

また、クリニックでは「パントガール」という女性薄毛の

内服薬の処方も可能。 

 

他にも、クリニック独自の配合をしたサプリメントや、

オリジナルの育毛剤などをそろえているところもあります。 

 

全体的に見て、薄毛専門クリニックは対策の選択肢の幅が

広いと言えるでしょう。 

 

薄毛のセルフケアだけでは限界があることも

薄毛が気になり始めたとき、すぐに病院やクリニックを

受診する人は少数派で、多くの場合は自宅でできる

セルフケアを選んでいます。 

 

育毛剤やスカルプローション、育毛シャンプー、頭皮マッサージ、

ヘッドスパなどを試してみた方も多いのではないでしょうか。 

 

しかし、セルフケアだけで薄毛を改善するのは意外と難しいもの。 

 

その理由は薄毛がどんな状況なのかわからず、

適切なケアや対策ができていないからなのです。 

 

たとえばよかれと思い使っていたシャンプーが、

実は薄毛を引き起こす原因となっているケースもあります。 

 

この場合、いくら育毛剤等でケアしても、

自分に合ったシャンプーに変えない限り、

薄毛の改善は期待できません。 

 

薄毛の正確な状況を把握して適切な対策をとるには、

やはり専門家に診てもらうのが一番です。 

 

薄毛対策をしたいなら病院やクリニック、薬を使わずに薄毛を

改善したいなら薄毛専門院など、自分のニーズに合った専門家に

相談することをおすすめします。 

 

まとめ：薄毛は何科に行けばいい？やっぱり専門クリニックがいいの？

「薄毛は何科に行けばいい？」という質問の答えは、

病院の「皮膚科」です。 

 

皮膚科では「FAGA」などの薄毛から、「円形脱毛症」、

皮膚疾患から来る「脂漏性脱毛症」、「粃糠性脱毛症」まで、

薬による対策を行っています。 

 

また、より専門的な薄毛対策を行っているのが

薄毛専門のクリニックです。

 

女性専用のクリニックもあるので、男性の目を気にせずに

対策を受けたい方は検討してみてもいいかもしれませんね。 

 

セルフケアだけで薄毛改善を目指すより、

専門家に診てもらった上で、適切な処置や対策を行う方が

改善への近道となります。 

 

薄毛が気になり始めたら、早めに専門家に相談しましょう。 

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長　成田峻輔