仕事のストレスで円形脱毛症になったら労災認定される?

もし、職場のストレスで円形脱毛症になったとしたら、

労災認定されるのでしょうか。

 

円形脱毛症は、命に関わる病気ではありませんが、

見た目に関わることなので、人目に触れる機会が多い通勤なども

避けたいところだと思います。

 

仕事が原因で病気になった場合には、労災認定がされ、

休業補償や療養給付などを受けることもできますが、

仕事のストレスによる円形脱毛症の場合はどうでしょうか。

 

そもそも、労災認定の基準は何なのか。

 

長時間の労働やパワーハラスメントなど、職場のストレスが原因で

円形脱毛症などの病気になった場合は、何らかの手立てはあるのか、

こちらで詳しく解説いたします。

 

職場のストレスから円形脱毛症にかかる方も多い

現代の女性は、仕事はもちろん、家事、育児、介護など、

求められる役割がたくさんあり、

自分のことはついつい放ったらかしでストレスもたまりがちです。

 

気が付けばストレスが原因で病気になっていたということも

少なくありません。

 

特に、職場は一日のうち、一番多く時間を過ごす場所なので、

ストレスが多いと心身に影響を及ぼすことは必至です。

 

では、職場のストレスが原因で、円形脱毛症を起こすことは

あるのでしょうか。

 

実は、円形脱毛症の原因は、現代の医学ではまだ解明されていません。

 

一番有力なのは、「自己免疫疾患」という説ですが、

これは、毛根組織に対して、免疫機能の異常が発生して脱毛が

引き起こされると考えられています。

 

ひと昔前は、円形脱毛症=ストレスと言われていましたが、

その因果関係ははっきり解明されておらず、職場のストレスが原因で

円形脱毛症を発症するとは断定できないのが現状です。

 

 

労災認定の基準は?

そもそも、労災認定とはどういったものなのでしょうか。

 

「労災」とは、労働災害の略で、仕事が原因でケガや病気に

なった場合、きちんと調査した上で、そのケガや病気が「労災」

にあたると判断してもらうことを「労災認定」といいます。

 

この判定は、労働基準監督署が行いますが、業務上の疾病と

認定されるためには「労働基準法施行規則表1の2」に

該当することが必要です。

 

参考:

https://kokoro.mhlw.go.jp/brochure/supporter/files/100519-1.pdf

 

仕事のストレスが原因で円形脱毛症になった場合の労災はどうなる?

円形脱毛症は、専門家にみてもらうことが必要な病気です。

 

ケアをするにも費用がかかりますので、労災認定されれば、

費用の負担も軽減されるので助かりますよね。

 

もし、仕事のストレスが原因で円形脱毛症になった場合は、

労災認定されるのでしょうか。

 

円形脱毛症が仕事のストレスから来るものであり、

業務上の疾病と判断されるためには、

「労働基準法施行規則別表1の2」に該当しないといけませんが、

この表には円形脱毛症は入っていません。

 

もしくは、円形脱毛症が、

同表の第11号の「その他業務に起因することの明らかな疾病」に

該当するのかどうかの判断にかかっています。

 

しかし残念ながら、円形脱毛症の発症原因が

医学的に解明されていない現状では、

労災認定は難しいと考えた方が妥当でしょう。

 

労働者に対する法的な安全配慮義務

近年、長時間労働、パワーハラスメントなどによる事件が起こり、

広く注目されたことから、労働者を守る法律も整備されてきました。

 

2008年に施行された労働契約法によって定められている

「安全配慮義務」もそれにあたります。

 

これは、労働者が安全で健康に働けるよう、

企業側が配慮すべき義務のことで、

「作業環境」「健康管理」の2つの柱に分けられます。

 

「作業環境」とは、たとえば工場などの場合、

労働者が機械を安全に使うために整備する、

働きやすい設備を整えるなど、

安心安全に作業に取り組める環境づくりを指します。

 

安全に働くための教育や訓練の機会を設けることも含まれています。

 

「健康管理」とは、「健康配慮義務」ともいいます。

 

使用者が労働者の健康管理にも配慮することが求められ、

具体的には、長時間労働を未然に防ぐ、

メンタルヘルス対策や疾病や障害のある労働者への配慮なども

それにあたります。

 

ストレスにかかる法的な安全配慮義務

安全配慮義務には、「心身の健康」も含まれます。

 

労働契約法第5条の「使用者は、労働契約に伴い、

労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ、

労働ができるよう配慮するもの」と明記されています。

 

この「生命、身体等の安全」という文言には、ケガや事故、

病気だけなく、心身の健康を守ることが含まれます。

 

では、心身の健康とはどういった定義になるのでしょうか。

 

心の健康とは、ストレスや不安のない状態。

食欲がない、眠れないなどの理由で身体に不調が出ていない状態。

 

体の健康とは、内臓や体のどこにも疾病がない状態。

 

明らかな疾病以外に、

「体調不良」や「栄養不足」でない状態も含まれます。

 

メンタルヘルスについては、定期的なストレスチェックの

機会を設けることや、社内カウンセラーなど相談窓口を

設置することが有効とされています。

 

円形脱毛症の原因が職場ストレスと判定されたら?

もし、円形脱毛症の原因が職場ストレスと判定された場合は、

「労災認定」される可能性もあります。

 

しかし、現在では円形脱毛症とストレスの因果関係が

医学的に証明されているわけではありません。

 

円形脱毛症にはストレスの影響もあるとされているものの、

円形脱毛症の原因として有力視されているのが

自己免疫疾患であることからも、

原因を職場ストレスと判定するのは難しいのが現状です。

 

円形脱毛症と職場ストレスの因果性を証明できないときは?

今のところ、円形脱毛症の原因が医学的に解明されていないので、

職場ストレスとの因果関係を証明することはできません。

 

ただ、職場ストレスが原因で、体調にも異変を感じている、

不眠や食欲不振を感じているという場合は、

専門家に相談をするようにしていきましょう。

 

また、

「良質な睡眠」

「栄養バランスのとれた食事」

「適度な運動」

は、健康な生活の土台となるものです。

 

生活習慣を見直すことで、心身の健康を取り戻すことも大切です。

 

まとめ:仕事のストレスで円形脱毛症になったら労災認定される?

職場のストレスが原因で円形脱毛症になった場合は、

労災認定されるのでしょうか。

 

残念ながら、

今の医学では、円形脱毛症の原因が解明されていないため

円形脱毛症の発症と職場のストレスの因果関係は証明できていません。

 

労災認定は、仕事が原因でケガや病気になった場合に、

きちんと調査した上で、判断されるものであり

「労働基準監督署」によって行われます。

 

その基準は、「労働基準法施行規則表別表1の2」に

該当することが必要ですが、

ここには、円形脱毛症は記載されていません。

 

また、第11号の「その他業務に起因する明らかな疾病」に

該当するかどうか、ですが、こちらも円形脱毛症の

発症原因が医学的に解明されていないので、

職場ストレスによる円形脱毛症を労災認定することは

難しいのが現状です。

 

ただし、近年は、労働者を守る法律も整備されてきています。

 

職場のストレスが原因で、体調不良を感じているようであれば、

専門家に相談をするようにしていきましょう。

 

いいねヘアケアラボでは、お薬を使わず、鍼灸や整体で体質を整える薄毛専門の施術をおこなっています。

円形脱毛症も体の中で自己免疫系のトラブルが起きて症状が出てしまっているため、

炎症を止めるだけでなく、根本的な体質から見直していく必要があります。

もし、お薬などをあまり使いたくないや、お薬を使っても良くならない場合は、いいねヘアケラボへお気軽にご相談ください。

円形脱毛症の専門ページはこちらになりますのでよければご覧ください。

https://名古屋薄毛治療.com/stcat/円形脱毛症-2/

 

 

 

 

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この記事を書いた人

いいねヘアケアラボ院長 成田峻輔

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